ゆるゆると湧き出る感情を
少しずつ吐露していこうと思います。
夢と夢の合間に見た
優しい貴方の寝顔が
夢よりも夢のようで
髪を絡ませるように
首筋に口唇を寄せた
眩しすぎた日々の中で
何も見えていなかった僕らを
世界は
少しずつ大人にしていくから
一番哀しいのは
僕が今
此処で息をしているということ
この世界に
生かされているということ
こんなときは
かみさまが ことばをさらっていく
「ふたりでいれば あったかいね」と
いえないかわりに
つないだてを
すこしだけつよく にぎった
口唇に残る舌の感触
悪戯な眼で見つめないで
掴み所のないこの想いに
全て任せてしまいそうになるから
月は見ていた
幸せも 不幸せも
全てを 白く照らしながら
月だけが 見ていた
不透明に漂う粒子
立ち尽くすのは
此処にはいない
あのひとの輪郭
濁ったガラス越しに見下ろした 6メートル下の世界は
まるで 造り物のようで
並木の緑も 流れる車も 俯いて歩く人々も 皆
機械仕掛けの模型みたいだ
本当は あっちが本物で
操られてるのは 僕の方なのかも知れないけれど
そんなことは 今はどうでもいい
繰り返し口遊んでいるこの歌に呼び起こされる
甘い絶望感 陶酔 眩暈
それだけが全てだ
灰色の空に 沈んでしまいたい
汚れたあたしは
限りなく透きとおった青空には 溶けられないから
暗く重たい あの濁った雲に
包まれて 隠れて
見えなくなって
わからなくなってしまえたらいいのに
哀しみを全て振り払うなんて
叶わないことだから
だから
それ以上の安らぎを
求めてやまないのです
難しい顔をして
今 何を考えてるの
これまでの事
これからの事
それとも
ふたりには全く関係のない事
