今が一番辛いです、と答えた満月の夜。
過去の言葉を受け取った。
―言葉が上滑りしている
―言葉に頼りすぎて空虚
―伝える力の弱さ
―豊富な語彙、感受性
何も変わっていない。
当時の決意すら忘れていた。
―当たり前の言葉で、当たり前じゃないことを、そのままの重さで綴りたい。
―書き散らすのではなく
私はツールの手軽さに溺れ、結局伝える力なんてとても弱いままだ。
と言うよりむしろ、伝えることを怖れている。きちんと伝わる可能性なんてそう高くないから。
…傷つくのは嫌いだ。
だから、一番大事なことは伝わらなくていい。
そんな風に自分を甘やかし、閉じこもっていた。
だけど、身を切る痛みが私を強くするのかもしれない。
ならば、自らに課することを許せる範囲の痛みは、正しい重さで受けとめ、伝えるのが、あの頃の自分との約束かもしれない。
そして、的確な言葉をくれた師に感謝を。