金利と為替の連動性 

February 25 [Fri], 2011, 11:10
基本的に金利というものは、その国の景気がよければ上がり、景気が悪ければ下がっていくものです。為替に関しても、アメリカの景気がよければドルは買われ、景気が悪ければドルは売られる、というのが基本なので、金利と為替は一見するとまったく同じ動きをするように思えます。もちろん、金利と為替が連動するケースは多々あるのですが、実際はそればかりではありません。


金利を上げるといっても、景気がいいから金利を上げる、というケースばかりではないのが実情です。例えば、“景気があまりよくなくても、国内にインフレ懸念があるため、インフレを抑えるために金利を上げる”もしくは、“今現在の景気の見通しはよくても、先行きが不透明だから金利を下げる”など、様々な金利政策のパターンが考えられます。


こうなってくると、金利と為替の動きは連動しなくなってきます。“アメリカの金利が上がったのにドルが売られる”、“アメリカの金利が下がったのにドルが買われる”など、そのときそのときで全く違う動きをするようになるのです。


金利と為替の相関は非常に複雑です。さらにいえば、金利と為替の動向には、株や債権市場の動向も密接に関係してきます。マーケットの動向を理解するためには、少なくとも金利、為替、株、債権市場の四つの動向を常にチェックしておくことが必要です。もちろん、景気動向や物価指数など、基本的な経済指標をチェックすることも忘れてはいけません。
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