後輩が、「顔剃り」をするための大事な道具であるカミソリをきっちりと使えず、また
研ぐ事も出来ない。何人かが教えてもさっぱりダメだった・・・というのでご主人に
指導の鉢が回ってきたそうです。
彼は「お前3日間寝るな。昼の店の仕事が住んだら寝ずにカミソリの仕事をしろ」と
命じたそうです。
で、なぜ3日間寝ないようにさせたのかと聞いたところ、
「普通に寝てたり、1日2日徹夜しても体は元気や。けれど、3日も寝ないように
させると当たり前やけど疲れてくる。」
「疲れてくると、人間というのは力みがすーっと消えて、自然に動けるように
なるように出来てるもんなんや」
正直、驚きました。なるほど!と。これはNLP(神経言語プログラム)などの世界で、
潜在意識の中にポジティブな思考や目的をインストールする方法と似ています。
当たり前に起こってくる「疲れ」という現象を、自分自身に技術や能力をもたらす
ために利用することが出来る。それがセミナーなどの機会に限らず、日常においても
また可能である事に、恥ずかしながら初めて気づかされました。
人の話や経験の中に、思わぬ真実が含まれていると実感した時間。
ちなみにこのご主人、学歴は中学卒です。本当に頭の良い方は形式を問わない
ものなんですね。
余談ですが、後輩に命じた時、彼自身も「俺も3日寝ない」
と決めて、一緒に寝ずに
付き合ったそうなのです。単なるスパルタとは違う、これこそがリーダーシップ。
これにもまた教えられました。