高級エサ 

January 08 [Fri], 2010, 5:21
俺は、猫のエサの試供品をもらったことを思い出した…。





それは、1ヶ月前くらい…リツがウチにやってきて間もなかった頃の話。

猫を飼うこと…というより、もう生き物を買うことについて全くの初心者で右も左も分からない俺は、それこそエサ一つをとってもどれを買っていいか分からなかった。

二十数年生きてきた年中で、関わることのなかったペット用品の陳列棚…今まで見向きもしなかったその場所にやってきた俺は、ただ立ち尽くしていた。

おぉ…なんじゃ、めっちゃ種類あるじゃん。

猫からしてみれば、選り取り見取りってとこなんだろうか。しかし、俺からしてみれば何がどう違うのか全く分からない。

とりあえず…ただのエサより「しらす入り」とか書いてるの、買ってみるか?ほら、猫って魚好きだと思うし。俺だって、柿の種買うならピーナッツ入ったやつのがいいし。

という浅はかな考えで適当に買うと、たぶん失敗する気がした。電気屋で適当な蛍光灯買って帰ったら、サイズが合わず器具につきませんでした…みたいな。あ、俺例えが下手ですね。

まあ、こういうときは店員捕まえていろいろ聞けばいいだろ。ということで、可愛い店員さん探して聞いてみることにした。





まず、子猫であることを告げると、
「こちらは成猫用のエサで…生後一年以内の子猫用は別の棚にあります」
と、店内の違う棚に案内された。あれだけ種類あるのに、まだあるんか…。

そして、俺は少し離れた場所に案内された。なるほど、確かに子猫用と明記されてある。あやうく、サイズの合わない蛍光灯を買って帰るところだった。

ただ、子猫用といえども、やはりこちらも何種類もあるようだ。俺はさらにどれを買うべきか、店員に聞いたところ…
「そうですね。こちらは、成長に必要な栄養バランスなども考えられていて…」
と、その棚の中では一番お高い商品の説明を始めた。

そりゃそうよなぁ。俺だって、仕事のときはうたい文句を織り交ぜて高いの勧めるもんなぁ。

見れば、同じ棚の隅のほうに先ほどのエサより二回りくらい大きな袋で、先ほどのエサの3分の1ほどの手頃なものがあった。

たしかに、この店員のお姉さんの言うとおり…栄養バランスだとか、そういうのがしっかりしてるのは先のエサなんだろうけども。

俺もあまり財布に余裕があるわけじゃない。ともすれば、俺のご飯さえ危ない月もあるのに…その中で、お手頃なエサの存在に気づいたら、もうお姉さんの話は半分聞いてなかった。

お姉さんの言ってることも間違ってはいないんだろうけど…結局、リツには悪いけどお手頃なエサのほうを買って帰ることにした。





そのときもらったのが、この試供品のエサである。良いエサだ。

どんなもんかと昨日の夜、いつものエサの代わりにあげてみたわけですが…栄養も去るところながら、どうやらかなり美味しいらしい。もう、食べっぷりが違うのだ。

いつもは二口くらい食べては遊んで…また二口くらい食べて、それからまた遊んで…な感じを繰り返して三時間くらいかけて食べる。

ところが、この良いエサ…一度も皿から口を離さずガツガツ食べて、ものの3分くらいで皿は空になった。そのまま横でずっと見ていた俺の膝に座って、
「にーちゃん、おかわりっ」
と言わんばかりに、ニャッと鳴いた。

おかわりって言われても、試供品は一袋でおわりだしよぉ。そうよな…分かるよ。俺だって、オーストラリア産ビーフより国産牛のが好きだもん。でも、高いんだよ。

ただ、これだけ気持ちよく食べてくれるなら、お高いエサのほうを買ってあげてもいいかななんて思ってしまうねぇ…。
P R
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