前回の続き

August 16 [Tue], 2011, 17:53
こんばんは。前回の続きです。

重クロム酸ゼラチン層の光硬化、すなわち縮緬じわの形成はほぼ光量に比例して起こります。

したがってその縮緬じわの精粗深浅がインキ受容の大小を決定し、階調再現の担い手となります。

印刷に際してはまつ版面にグリセリンを塗布して非画像部の不感脂化を行い、続いてインキを盛って平台印刷機で直か刷りをする。

一度インキ盛りを行うと、続けて5〜10枚の印刷ができます。

均一性を得るために刷り順を逆にして二度刷りすることもあります。

コロタイプ印刷は、写真製版としては最も古いものであるにもかかわらず、その優れた階調再現性については現在でもなお他の追従を許していない。

画箋紙、唐紙、鳥の子などに印刷された墨絵や古文書などは、まさに複製の域を越えたものです。

それにしても、印刷の歴史は長いですよね。リサイクルインクが発案されるまでにいたっても沢山の歴史があります。

写真印刷のコロタイプ

August 01 [Mon], 2011, 17:52
コロタイプは、重クロム酸コロイド皮膜を版面とする直か刷り平版の一種で、1868年ドイツ人によって発明された。

わたしたちの国には1980年頃に紹介され、網点を使わない写真の印刷として広く利用されてきました。

現在でも写真や美術品の印刷複製などに好んで利用されています。

とはいっても製版印刷にかなり特殊な技術を必要とすることから、専業者の数も非常に限られたものになっています。

厚いガラス板に重クロム酸ゼラチンを塗布して乾かし、連続階調のネガを密着露光する。

露光を行うと光の当った部分のゼラチンが架稿・硬化して独特な縮緬じわを形成する。

ガラス板の裏面から全面露光をあたえて皮膜の接着性をよくし、さらに水洗して未露光部の重クロム酸塩を溶出すると、画像部が硬化ゼラチン、非画像部が未硬化ゼラチンから成る平版が得られます。

そして、話は少しそれますが、キヤノン トナーも身近な存在となりましたね^^

石版印刷

July 20 [Wed], 2011, 17:51
ドイツのバイエルン地方から産出される、青砥のようなキメを持った石版石(ほとんどがカルシウム)を研磨し、クレヨンや解墨で描画する。

石版印刷はほとんどが直か刷りなので、裏返しの像を画かねばならない。

薄手の紙に図柄を画いてベンガラをぬり、石版石へ貼って裏からなぞると反転像ができます。

原稿を鏡でみながら描画することもあります。

何日もかかって一版を画きあげることすら稀ではありませんでした。

描画後の製版にも神経を使います。

一枚一枚石の質が違うので、それに合わせて製版しないと画線が飛んでしまって、これまでの努力が水泡に帰することになります。

そして、話は変わりますが、知人の会社でも、リサイクルインクを取り入れ始めたようです^^

印刷法も沢山

July 02 [Sat], 2011, 17:51
時代の推移と共に特殊化していった印刷法も沢山あります。

石版印刷、彫刻凹版、木版印刷、コロタイプ印刷等々がそれで、製版印刷のむつかしさや生産性の低さがその特殊化を招いたものと思われます。

しかしいつれも優れた品質と味のある印刷物を作り出す印刷法なので特殊印刷としての発展を望みたい。

紙幣や証券類の印刷もこの範疇に属することは説明するまでもない。

彫刻凹版、平版、凸版、グラビアなどあらゆる版式を利用し、特殊な材料と技法の組合せで作り出されるのが有価証券類。

特に紙幣となると大蔵省の印刷局でしか印刷することができないので、まさしく特殊中の印刷といえよう。

そして一般的な印刷ならば、やはりキヤノン トナーの利用だと思われます。

製版法や印刷法

June 15 [Wed], 2011, 17:50
製版法や印刷法が特異なもの、これもまた特殊印刷の範疇に含まれます。

スクリン印刷は特殊印刷の最右翼であることは間違いないが、グラビア印刷となるとその立場はむつかしい。

グラビア印刷は高品質、高速、高耐刷性など数々の利点を活かして書籍や雑誌を始めとして商業印刷や新聞印刷(主として欧米)の分野でかなり広く利用されています。

したがってこの範囲では特殊印刷には属さないが、グラビア印刷の持っているもう一つの利点、すなわちエンドレスの印刷ができることや合成樹脂のような非吸収性の表面への印刷も可能なことなどから、木目印刷や軟包装印刷のような特殊印刷への利用も大きいです。

この辺になると、むしろリサイクルインクでの印刷によって何を作り出すかが特殊印刷への分かれ道なのかも知れません。

インキ

June 01 [Wed], 2011, 17:49
インキは被印刷体の表面に特殊効果をあたえる色材です。

文字、線画、写真などのように、目で見てわかる画像を作り出すのが印刷インキで、美しいカラー印刷はシアン、マゼンタ、イエローなどのカラーインキで印刷されています。

これらの印刷物は、インキの濃度や色相というような、主として光学的観点からの評価を受けるが、しかしインキの種類によっては全く違った評価を必要とするものがあります。

たとえば抵抗やコンデンサーなどの電気部品を作る抵抗性インキ、誘電性インキ、電導性インキなどがそれで、抵抗値、静電容量、電導度などが印刷後の評価対象となります。

これらのインキでは文字も写真も印刷されないので、一般インキとは目的を異にしています。

このように特殊なキヤノン トナーを使用する分野もまた、特殊印刷に含めてもよいでしょう。

被印刷体

May 17 [Tue], 2011, 17:48
紙だけが被印刷体のすべてではないことも確かです。

ガラス、布、磁器、セラミクス、金属、合成樹脂等々、多種多様な表面への印刷も行われています。

このような表面は非吸収性であったり、硬かったりあるいはこわれ易かったりして紙とはかなり異っています。

したがってそのような表面への印刷では、紙の場合とは違った工夫やノウハウが必要となる。

そのようなことから、被印刷体が紙以外の場合では特殊印刷の一つとして数えられているわけです。

そして紙ならば、やはりこれからのインクは、リサイクルインクの利用でしょう。

特殊印刷とは

May 07 [Sat], 2011, 17:47
流動的とはいっても、多少の定義づけをしておかなければ筆が進まない。

そこでかなりの冒険となることを覚悟のうえで、特殊印刷という言葉のニュアンスについて私見を述べておきたいと思います。

被印刷体、すなわち印刷の対象物は紙です。

西歴105年に中国の票倫によって発明された紙は、その後全く競争相手を持つことなく着実な発展を遂げ、今やわが国では月約150万トンを生産・消費するまでに到っています。

そのほとんどが印刷機を通過してから市場へ送り出されているので、紙はまさに被印刷体の王者といえるでしょう。

そして今は多くの企業がキヤノン トナーを使用しています。

合成皮革と印刷

April 21 [Thu], 2011, 17:46
テーブルの上には、革装丁の立派な営業案内がおいてあります。

手に取ってみると、印刷技術を応用して作った合成皮革であることが多い。

壁の空間にはモネの名画が飾ってあります。

所々油絵の具が剥れてキャンバスの目が露出しているが、しかし力強い筆のタッチがキャンバスに凹凸を形成し、豊かな色彩は今でも衰えを見せていない。

隣の室にも同じ油絵が掛っていたら、それも印刷物です。

このようにわれわれの身の回りには顔以外の印刷物も山積し、時には潤いを、また時には豊かさをあたえながら、欠くことのできない生活媒体の一部を形成しています。

そしてリサイクルインクも生活の一部に溶け込み始めるでしょう。

特殊印刷のいろいろ

April 06 [Wed], 2011, 17:36
印刷物というと、キヤノン トナーを使用した新聞・雑誌・書籍・ポスター・カタログ等々を連想する。

確かにそれらは、印刷物の顔ともいうべき存在ではあるが、しかし顔だけが印刷物のすべてではな喰。

手があったり足があったり、時には外からは見えない印刷物もあります。

ホテルの一室で、寛きながらあたりを見回わしてみましょう。

壁紙、調度品の木目、什器類の模様、プリント布地のカーテンなどと同時に床材から天上にいたるまで、すべてが印刷物であることを知る人は少くない。

時計やカメラの内装精密部品、カラーテレビの色を分割するマスク類、テレビ、ラヂオなどの小型高性能化に役立っている各種電子部品や配線類など、目には見えないがこの室の印刷物です。

P R
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