マヨ@

December 13 [Sat], 2008, 0:01
秘密


私の秘密は、タイミングを逃してタンスから出し惜しみしたまま何年も経ってしまった、貰い物のスカーフのようだと思う。

いつ、どうやって身に着ければいいか分からないまま、貰った人には『重宝してます』ってウソをついて、いつか忘れればいいなんて心の奥底でポツリ思ってしまう。



だって、あの時はそんな話題を話す間柄じゃなかった。


アヤノがあまりに華麗な恋愛の数々を決めるから、言えなかった。


そうやって言い訳を作って、3年。

卒業間近になって、なぜだか後ろめたさと重さがMAXに達して、ミズホにだけ、打ち明けた。

彼女だったら、びっくりはされても、それだけで終わる気がした。
むしろ話してくれてありがとうなんて、お礼を言われるかもしれない。

ミズホはそういう女なのだ。

こざっぱりしていて、お人好しで、人のことを悪く思いたくないミズホだから、話せると思った。

実際返ってきた反応は、想像していた通りだった。

ありがとう。

やっぱり言われた。バカだなぁ。


彼女は知っているのだろうか。

ありがとう、が持つ、とほうもない言葉の距離を。


言われる方は、辛いんだよ。でも言ってる方も辛いはず。
気づかずに放っていたなら、私は彼女を尊敬するよ。


そうやって、私達は離れていくんだよ。
成長していくんだよ。



空に投げたスカーフを見て、私はすっきりしたけれど、

同時に何かが青に放たれるということの、ざわめきが私を貫いた。
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彼氏とのラブラブな恋バナを書いていきたいな〜

あとできたら小説なんかも書きたいな〜なんてセ
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