潮騒 ゆうなぎ どうでもいい 

2006年04月12日(水) 1時26分
仕事の合間に海辺の町へ行った。古びた家々の隙間には海岸線がのぞき、絶え間なく潮騒の音が聞こえてくる。
おそらくこの町は一年中この音が聴こえるのだろう。
いいなぁ、と思うが、うまれたときからこの町に住む人たちはこれが普通だから、なんとも感じないのかしら。あるいは山に囲まれて育った私が、もう山や野原やジャングルを見飽きてしまったように、ここの人たちもこの音に倦んでいたりもするのかしら。

防波堤にもたれて海のほうをみた。近くに使われなくなった釣り船があった。「ゆうなぎ」と書いてあった。

ふと突発的に、「あ”−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−っ!!」と叫んでみたくなって、叫んでみた。午後の紅茶の松浦あややのイメージで叫んでみた。嘘。実際は浜口京子だった。

なんだかすべてのことがどうでもよくなってきた。

4月に入っていつの間にか私の肩書きが変わっていたことやいつの間にか私ひとりで働いていたことや上司が私の補佐となったことやでも上司は上司で十も離れた年上だから顔を立てるように行動しなければいけないことや売上のことや脆いケータイどものことやとにかくすべてがもう本当に果てしなくどうでもいい。
どうでもいい。どうでもいい。服をぽいぽい脱ぎ捨てながら私は波のほうへ走っていって、そのままざぶざぶ浸かっていった。



移転します 

2006年03月14日(火) 2時37分
移転しまーす
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