変形性膝関節症 画期的な治療 夢の扉


日本国民の1200万人、実に日本人の10人に1人は悩んでいるといわれるひざの痛み、その病名は、変形性膝関節症というものです。この変形性膝関節症に対して画期的な治療法に挑もうとする越智光夫先生がTBS「夢の扉」で紹介されました。将来的には注射1本で治療しようとする越智先生に注目してみました。

変形性膝関節症とは

膝の関節を守る軟骨が老化やはげしい運動によってすり減り、それによって骨が直接ぶつかってはげしい痛みが生じる病気です。あの清原選手もこのひざの痛みに苦しめられたということです。この変形性膝関節症は、やっかいなことに自然治癒がおこらないというものだそうです。なぜかというとすり減った軟骨は血行がなくしかも細胞成分が少ないので自然には再生しないからだそうです。これまでの治療には、ヒアルロン酸の注射や、装具を身につけて対応するしかなく、完全に治そうとすると手術によって人工関節にするしかなったのですが、越智先生の場合は、再生医療によって変形性膝関節症を治療するというのです。

再生医療による変形性膝関節症を治療

この再生医療、三次元培養軟骨移植術と呼ばれるもので、まず内視鏡手術で軟骨細胞を取り出し、コラーゲンなどで培養して増やしたのち、増やした軟骨をすり減った軟骨部分に形を合わせ移植し骨の表面から切り出した骨膜で蓋をするといったものです。2〜3週間で骨になじむそうです。この再生医療によってこれまで変形性膝関節症の患者さんを100人以上も救ってきたそうです。この画期的な治療法は保険適用がされていないそうで厚生労働省には申請中だそうです。早く保険適用されるといいですね。

ただこの培養軟骨移植術による治療方法は、50代までが限界だということです。これは、歳をとると軟骨細胞が増えないので培養できないからだそうです。そこで越智先生は、骨盤の骨髄から幹細胞を取り出しそこから軟骨を培養する方法を考えました。さらに変形性膝関節症のほとんどが高齢者であることを考えると少しでも負担をなくすため手術ではなく注射によって治そうとする画期的な方法を今取り組んでいるというのです。また、多くの患者さんを救うためにも世界的に普及させたいので、特殊な技術ではなく簡単な方法にしたいという考えもあるそうです。この方法まずは骨髄から幹細胞を取り出し培養し、培養した幹細胞に鉄分が含まれる造影剤を混ぜ、膝に注射します。そして磁石によって患部に移動させ、定着させるという方法です。

越智先生のマイゴールは、2013年までに注射1本で膝の痛みに悩む患者さんを救いたいとのことでした。越智先生、まさに日本が誇れる名医ですね。ぜひ、この治療方法がより早く認可され変形性膝関節症で悩む多くの患者さんが救われることを祈るばかりです。

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