こんな快挙も

June 03 [Wed], 2015, 15:05





ピアニスト辻井伸行 さんがカーネギーホールで演奏している映像にしばらく見入っていた。
特に、アンコールで弾いた "Still we live" は、
東日本大地震のための演奏だったせいか胸が締め付けられる思いがした。
彼は、昨年11月、カーネギーホールデビューとなった。

カーネギーホールは、演奏者ならば一度は立ってみたい檜舞台だろう。
このホール、鉄鋼王と称されるアンドリュー・カーネギーが創設したもの。
それは、自身が立ち上げたカーネギー製鋼を
JP モルガン財閥に売却し、(それが後のUSスチールとなる)
その売却益が、彼をして世界一の金持ちと成さしめた。

貧しい移民の子から大金持ちへ。
まさにアメリカンドリームを謳歌した人物と言うことができるだろう。

だけども、ただ単なる金持ちではなかったようだ。
と言うのは、彼の著書『富の福音』のなかで、
「裕福な人はその富を浪費するよりも、社会がより豊かになるために使うべきだ」
という言葉が書かれているように、それ以降は、慈善事業に力を注いだ。

その一つが、カーネギーホール。
1891年5月5日、指揮者にウォルター・ダムロッシュ、
そして作曲家のチャイコフスキーのコンサートで杮(こけら)落しとなった。

こんな快挙も、まず、金持ちにならなければ何も始まらなかった。
成功へと導く彼の着眼点は『鉄』だった。

福沢諭吉も同時代の人間。
彼の著書『民情一新』にも、
「鉄は、文明開化の塊である。鉄をもとにして作ることができて、
はじめて日本は、文明開化の世の中になる」と表現している。
その日本を背負う八幡製鉄所がスタートしたのが、
1901年の2月。

その間、「鉄は、国家なり」と言われたが、今や日本の産業構造が大きく変わった。

『富を浪費するよりも、社会がより豊かになるために使う』

こればかりは、ますます追求すべき課題だろう。
  • URL:http://yaplog.jp/calmoo/archive/10
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