なんだっていいから君の1番になっていたくて貸した教科書

February 18 [Fri], 2011, 0:42
この恋の答えを出せる公式を小学校で習いそびれた



駅地下の本屋が潰れひとつずつ消えゆく大学までの光景



「もうすぐで終わってしまうよ」刻まれた定期の日付が急かす卒業



はじめから桜が咲くのを見る前に終わると決められていた恋だ



まだここにいてもいいよと許されるのを待っていた三月一日



戻らない君との帰り道はまるで色鉛筆の足りない黄色



キスよりも大事なものをくれたからあなたを好きになってよかった




あめふり短歌
 雨が好きです。
「天気が悪い」という言葉で表されるとおり、天候の上で雨はよろしくないものとされているようです。確かに、濡れてしまうのは誰だって嫌でしょうし、雨のせいで計画が台無しになってしまうこともあるはず。事実、気象病で体調を悪くしてしまう人も。
 けれどそんなときは、晴れの日では見られない、雨の情景をふと気にしてみてはどうでしょう。
 晴れの日と違った色に見える街。
 肌に触れる、いつもより多く水分を含んだモイスチャーな空気。
 耳馴染みの良い雨音。降り始めのそれを聞くことができたなら、今日はいいことがありそう。
 お気に入りの傘や長靴を用意しておくのも素敵。あの人はどんな柄の傘を持っているかしら、と気にしてみたり。
 学生の頃、携帯電話の着信音や目覚ましのアラームを、雨音にしていたことがあります。お気に入りの傘を見つけるために、あらゆる店を3ヶ月間周り歩いたことも。
 雨の日だって、楽しくお出掛けできるように。
 雨を詠った短歌を集めました。


ーあめふり短歌ー


雨粒になって窓ガラスを叩き訪ねてみたい人がいる午後



びっしょりとあの人の体を濡らす九月のにわか雨になりたい



ジーンズの裾が湿って色落ちた。相合傘は夢じゃなかった。



会いに来て。やまない雨でたいせつなものが見えなくなるその前に。



深夜2時に雨は強さを増してゆく会いたい気持ちのあふれだす頃



「君が来るときは必ず雨やね」とやけに諭されている大阪



頬濡らす雨は涙に似て非なる
泣いているのは空じゃなく僕


街中が昨日までの色を変えたみたいだ。雨は恋に似ている。


いざ、鎌倉へ。
48987443_96248143 友人の運転する車で鎌倉まで行ってきました。観光にはあまり興味が無い、と先述しつつも、デジタル一眼レフカメラを首から下げつつ、誰がどこからどう見ても、ちゃっかりと観光を楽しんでいました。大人になってきて、性格も変わりつつあるのかもしれません。
 鶴岡八幡宮、銭洗弁財天宇賀福神社を歩きつつ、辿り着いたのは由比ケ浜。大きな翼をひるがえし空を舞う何羽もの鳶と、春の陽射しをきらきらと乱反射させる海。まさか自分が湘南の海を訪れるなんて、名古屋にいた頃は夢にも想像しなかったことです。
48987443_2604192959 少し気恥ずかしい話をすると、ぼくが暖かい季節の砂浜を訪れたのは、10年以上ぶりのことなのです。幼い頃は家族でよく海水浴へ行ったのですが。冬の海の景色が好きで、その固定概念からか、いつしか海はぼくにとって鑑賞物としての存在に成り代わっていました。まさか自分が裸足でビーチを歩いているなんて!足に伝うまだ冷たい海の水温と、むず痒いざらっとした砂浜の感触。友人が写真を撮ってくれたのですが、自分とビーチがなかなかのミスマッチで、


決してインドアな質ではないのですが、24歳にしてこれまでを振り返ってみると自分はなかなかの箱入りで、若者として達成するであろう経験をぼくはいくつもスルーしてきました。海水浴に始まり、スノーボード、釣り、野外音楽フェス、など。食わず嫌いは何事においても良くありませんね。親元を離れ、生まれた街を離れた今年は、未体験をできるだけ多く解消できるようにしようではないか、と。まずは第一歩として、打ち寄せる波に足の指を、ぽちょん。
 今日は、母の日。カーネーションを注文して母親に郵送しました。午後には、
「いつのまにか大人になったあなたからのプレゼント、嬉しいです」というメールが。いえいえ、お母さん、ぼくはまだまだ知らないことばかりの子供のようです。
P R
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