2005年07月24日(日) 0時00分
〔キャラクターその1〕

リアン
年齢・性別・国籍:不明
仕事:ドロボウ(何か目的がある)
特技:変装
特徴:キレーな顔 細身
髪:アッシュブラウン(緑系)
瞳の色:ダークグリーン
備考:わりと勉強家
作成者:美夜音アゲハ




トム
年齢:15歳くらい
性別:男の子
仕事:殺し屋系の組織の一員。
特技:女装(というか趣味?)
国籍:アメリカ
髪:色はブロンド、質はやわらか系
  ゆるやかなウェーブがはいっているけど
  基本的にみつあみが多い。
瞳:キレーな青色で大きい。
  でも冷たい性格のため光とか全く入ってません。
性格:明るくておちゃめでかわいい。でも残酷。
備考:元ドロボウ。その腕をかわれて組織に。
作成者:A




橘(たちばな)
年齢:18歳
性別:男
仕事:表向きには天才科学者。
    裏では死体解剖や毒薬作りに励む。
特技:薬の調合
国籍:日本
髪:濃い灰色
瞳:灰色
備考:小さい頃から天才でお坊ちゃま。
    だけど性格が歪んでいる。
    目が悪いので黒ふち常時眼鏡装着。
作成者:ヒサギ

 

2005年07月24日(日) 20時57分

【アゲハ】


「どうもぉ、橘クンvv」

「語尾にハートを付けるな(怒)アレか?」

「そう、アレ。僕これから用事あるから、
 今度取りに来るよ。じゃあね。」


手をひらひらさせながら綺麗な顔立ちの少年はでていった。

(実際少年かどうかは確認できていない。だが話し方で少年かと)

「せっかく綺麗な顔してんのになぁ」





その少年は裏路地を歩いていた。

はたから見ていると悩ましげな表情をしていた。

(今日の夕飯は何にしようかなぁ・・・。
 昨日も仕事で厄介だったし、今日ぐらいはゆっくりしたいな。)

しかしそんな少年の切実な願いは叶いそうになかった。


水商売でもやったいそうな女が車から出てきて、

腰に手をあて目の前に立ちはだかる。

「あなたがリアンねぇ。そこらの女より綺麗なのね。
 ちょっと悔しいわぁ。」


──最悪…。こんな厚化粧のお姉さんに遭遇するとは。



「こらぁ、今私のこと年増だと思ったでしょ。失礼ね。」

女は少しむっとしている。

「別に一言も言ってませんが。あなた自身が自覚しているんでしょ。」

リアンは無表情でそう返した。

「ほんと、失礼な子ね。まぁいいわ。
 本名:里庵。職業は盗みよね。でもただ単に盗むだけじゃない……か。
 性別や年齢、国籍は不明。運動神経は非常に発達している。
 また頭もよく、言語も色々話せる。
 ……ってデータに書いてあるの。」


「僕のことなんか調べてどうするつもり?」

興味なさげに綺麗な口から言葉が発せられる。

「それは秘密よ。それにそのうちわかるでしょ。」

派手な女は少し可笑しそうに言いながら車に乗ってその場を去っていった。

「何が言いたかったんだ?」

一人取り残された少年はそう呟きながら、薄暗い裏路地を歩き始めた。


 

2005年07月29日(金) 2時23分

【A】

あたり一面に聞こえるほどの大音量で音楽を流した迷惑な車。

運転席には厚化粧のお姉さんが座っている。

しゃれた空間で女は電話をしていた。



「はろぉ♪橘クンv」

「語尾にハートを付けるな。ったくどいつもこいつも(怒)」

「なぁに?ごきげんななめなの?まぁ、アンタいつもそんなだけどネ」

「……。どうでもいいが、その雑音どうにかしろ」

雑音という言葉にムッとしつつも彼女は音量を下げた。
(これで普通の音量くらいだが)


「あのリアンって子ホントに失礼ネェ。
 わたしも今イチよくわかんないんだけど、
 何するつもりなの?
 あの子いったい何もの?
 いくらデータなんか見たって目的がよくわからないんじゃさっぱり……」


言い切る前に男は冷たく言いはなった。


「お前が知るコトじゃない。
 なぜならお前は知れるほどのモンじゃない、知る必要がないからだ。
 お前はただ言われたとおりにやってりゃいいんだ。
 ……バカなんだから。お前」


女はだまっている。男は付け加える。


「あ、そーいやさっき『失礼』とかなんとか言ってたな。
 何言われたか知らないがおそらくアイツが言ったのは正しいぞ。
 そろそろ自分の歳 自覚したらどうだ?」

ブツッ!!!

大きな音を立てて、電話は切れた

(電話じゃなくてアノ女がキレた音かも知れないな……)

そんなコトをぼんやり考えながら、

彼はパソコンと向き合い、仕事を始めた。

 

2005年07月29日(金) 2時26分
【ヒサギ】

『新着メールが一件届いています』

橘が開いたパソコンの画面にはそう表示されていた。

いつもはめったにこのメールアドレスにメールは来ない。

なぜなら、橘個人が取り扱う毒薬販売等の、

あくまで趣味の仕事を営業する際のメールアドレスだからだ。

少し嬉しそうにマウスを動かしメールを開く。



『いつもの、50頼む』



中にはそれだけしか書かれていなかった。

だが橘はその文と送り主とを確認すると、口元をゆっくりと吊り上げた。

あの送り主、あの組織だ、そう思うと橘の黒い心がうずきだした。


「まーた人殺すつもりか……あいつら」


悪態を吐きながらも嬉しそうに笑って、ゆっくりと地下の倉庫に向かった。

いつもの、あの毒薬が残っているかを確かめに。

残っていなければつくる楽しみができるな、と淡い期待を抱きながら。







時計の針は午前0時を指していた。

日付が変わるその瞬間、ゲーテの手は真っ赤に染まった。

「…依頼完了。」



「まだまだだねっ」

立ちすくむゲーテの背後から声がする。

振り向くと、見知った少女がいた。

少女と言うのは間違っているのかもしれないが、

その姿かたちは少女としか言いようがないので、

あながち間違いでもない。

「おひさ、ゲーテ。駄目じゃん、そんな簡単に殺しちゃあ。ね。

 もっと…ゆっくり…苦しめてからじゃないと……v」

可愛い顔してよく言うな…とゲーテは苦笑いを浮かべる。


「で。何の用?こんな所に呼び出して」


「あ、ハイ。伝言です。


『いつもの所から50仕入れる。穏便にやれ』


だそうです」







一瞬、二人の間が止まった。空気がピリピリと響く。



「――――OK. Sounds good」



夜の闇が静かに二人の暗殺者を隠した。

4 *1 

2005年07月29日(金) 2時27分
【A】

「ボクさぁ、毒殺ってあんま好きじゃないんだよネェ。
 自分の手で殺らないとさあ、おもしろくないじゃん?
 ギリギリのトコロでいったん手を止めてぇ、こう……
 なんてゆーのかなぁー…」



ゲーテの横で可愛らしい少女は文句を言い続けていた。

彼女と会うのはこれで2度目だ。

『トム』というその名を聞いて男だと思い込んでいたゲーテは

その姿に正直驚いた。

未だに彼はその性別を知らない。

ヘタなコトを言って殺されるのはゴメンだからだろう。

トムは見たカンジ子どもだがこれで立派な幹部なのである。

幹部は組織の最高地位とされているため、

その情報はほんの一部の者しか知らない。

ゲーテもトムと会うことが決まった時周りから人間に同情された。

会った者は口封じのためほとんどが殺されている。

本人もまさか2度目があるなど思ってもみなかった。




「ちょっとぉ、聞いてる?
 あんたさぁ、殺しの才能はありそうだから生かしておいてあげてるケド、
 ボクたぶんムカツクコトあったらすぐ殺しちゃうよぉ?」


なんだかスネている様子なのでゲーテは少々あせった。


「すいません」


「それにしても50本も仕入れるなんてそんなに殺すのかなぁ。
 在庫100本近くあると思うケド。
 別に毒薬なんかなくてもボク1人いれば150人くらいヨユーなんだケドな。
 そもそもなんでリオは橘って人と契約したんだろ」



→NEXT

4 *2 

2005年07月29日(金) 2時37分






『いつもの』を楽しそうにつくりながら天才科学者は思い出していた。




――――――――


「それでオレになんのメリットがある?」

目の前の子どもはあいかわらず笑って答える。

「裏で死体解剖……してるそうですね」

子どもは橘の目をジッと見つめた。

橘は驚いた。そんなコトが世間に知れたらマズイ。

彼の唯一の弱味とも言える。


「そんなに驚かなくてもコレをネタにおどしたりはしませんよ。
 ところでその死体はどのように入手したんですか。
 裏取引で高額で買いとった……もしくは…自ら殺した……」


あきらめるしかないらしい。すべてお見通しのようだ。

子どもは橘の反応を楽しむかのように笑った。

「宜しければその死体コチラで提供させていただけないかと。
 もちろん鮮度の良いモノを」

「そんなにオレの力が必要か」

橘も笑った。

「ええ、とても」

今の橘にはその子どもの笑顔が憎らしく思えた。

 

2005年07月29日(金) 2時38分

【ヒサギ】

なんといっても橘は天才科学者だった。

薬を調合する能力は世界レベルといってもいい程で、

組織的にはどうしても手に入れたい存在だった。

簡単に、しかも確実に人を殺せる毒薬が必要不可欠だったから。



「“跡の残らない毒薬”をつくれるそうですね」

リオはにっこり笑いながらたずねた。

「うちはそれが欲しいんです」

橘の返事を待たずリオは続ける。

「貴方にしかつくれない、この世で唯一の秘薬。
 うちと手を結ぶつもりはないですか?
 貴方にとっても都合良いでしょう」

リオは流れるように巧みに誘いを投げかける。

橘は固まったまま。

「わかりました…。数日待ちます。
 しっかり考えてくださいね、自分の立場のことも」




そう言い去って二日後、橘からOKの連絡がきた。


これが、組織と橘のファーストコンタクト。

お互いはお互いの利用価値を知っていた。


――――――――






そんな昔の出来事思い出しつつ作業を進め薬ができあがった。

橘は快心のできに満足の笑みを浮かべ、

薬を厳重にしまうと地下からあがった。

そして休む事なく受話器をとり、連絡をした。


いつもの、仕事屋ミヤコに。





「都。ワケは聞くな。リアンを探し出して欲しい」

電話越しの橘は少し疲れている様だった。

「久しぶりにアタシに連絡なのにそれだけ?つまんないわねぇ〜」

「うるさい。こっちにだって都合ってもんがあるんだ」

都が聞くと、三日三晩薬をつくり続けている、

とぶっきらぼうに教えてくれた。


昼は研究所での開発。

夜はもちろん自分の趣味へ。


最近大量注文が入ったらしく、

橘は珍しく気分がとてもよさそうだったのを覚えている。

「で、あの子を見つけてどうする気?」

「……」

「あれ、アタシが聞いているのはワケじゃないわよ!

 その後の事よ!!(どっちも似たようなもんだけど)」

橘は都のしつこさにハァと一つ溜息を吐き、言った。



「リアンに盗んでもらいたいものがある」

橘の嬉々とした声が受話器から激しく伝わってきた。

 

2005年07月29日(金) 2時39分
【アゲハ】

都に頼んでから数時間。

新築マンションの一室にチャイムが鳴り響いた。

それを聞いた天才学者は少し嬉しそうな表情を浮かべる。


「人を呼び出すのに、あの年増のお姉さんを使うのはやめてくれない?」

すこし機嫌が悪そうな美人は

あきれたように言いながら、部屋に入っていく。

「じゃあ、どうやって呼べばいいんだ?」

お茶を出しながら橘は少し意地悪く聞いてみる。

「僕のケータイの番号教えるよ。何かと用事頼んでるしね」

そう簡潔に言いリアンはケータイをだして、メモに番号をうつしだした。





「それはそうと、何か用なんだろう?」

ソファに座りこんで、まったりしている場合ではないことに気づいた様子。

「あぁ、お前に仕事の依頼をしたいんだ」

橘は、楽しそうな表情から真剣なものに変えた。

リアンは少し驚いた顔をした。

それもそのはず、普段はリアンが頼むのだから。


「ある組織の情報を盗んで欲しい」

橘はそのまま話を続けた。

「へぇ、橘が興味を持つとは意外だね。どんな組織なの?」

「最近噂になっている組織の仲間割れで
 何人が処刑されているという事件に関係してるようだ。
 それに関係するモノ、たぶん組織のリストあるだろう、
 それが必要なんだ」

リアンは興味が湧きそうな眼をしていた。

どうやら、依頼は頼めそうだ。


「うーんと、どこに本拠地があるのは分かっているの?」

「今、都に調査してもらっている。多分すぐ見つかるだろう」


都という名前を聞いて、リアンは一瞬嫌そうな表情を見せた。

橘はリアンの意外な一面をみれて、少し嬉しそうだ。


「報酬は、薬でいいよね?お金はそんなにいらないんだ」

「分かった。こちらは材料が豊富で助かる」

話が終わるとすぐ立ち上がった。そして帰ろうとする。


「もう帰るのか?お前はいつも忙しそうなんだな」

リアンは少し笑い、囁いた。

「なんか、今日は橘変だよ」

橘は少し照れている様子で何も言わない。

「ま、かえっても暇だし、橘君の邪魔でもしますかね♪」

そう言い、リアンはまたソファに座り込んだ。

「お茶おかわりもらえる?」

「はいはい」

 

2005年07月29日(金) 2時39分
【A】

「ったく、仲間割れなんてくだらないマネしてくれちゃって…。
 よけいな手間増やすのいーかげんやめてくんないかな」


小さな部屋に子供のため息がひびく。

「Tomサン、悪いんだけどあと頼んでいいかな?
 例の薬でギリギリまでおいつめて
 もっと細かいトコロまで情報つかんでくれる?」

「いいけどぉ、そういうのリオが1番適任じゃん。いいの?」

トムの質問にまたリオはため息をつく。

「新しい仕事が入っちゃたんだ。
 こんなくだらないコトに時間は割けないよ」

「リオは学校もあるからたいへんだよね」

「ごめん。こんなコト頼んで。じゃ、よろしくネ」

「おうっ♪まかせろぉ〜〜」(←とか言ってるケドあっさり殺しかねない…。)





リオが部屋を出るとケータイに電話が入った。

ケータイに表示された名前を見てリオは頬を赤く染めた。


「もっ……もしもし?」

ぎくしゃくしていてとても橘と交渉した子ども、

さっきまでと同一人物とは思えない。

「もしもし……、今なんか尾行されてるんだけど……。……素人よ。
 バレバレだもの。連れてく方がいかしら……」

受話器の向こうの美しい声にドキドキして冷静に判断できない。

とりあえず「うん」とだけ言っておいた。

橘がからんでいることくらいは予想できた。





「ちょっとぉ!!はなしなさいよっ!」

ひどく厚化粧な女を連れて絶世の美人がリオの個室に入ってきた。

「ごめん、神楽サン…ちょっと席…はずしてもらっていいかな?」

神楽がいると落ちついて交渉できそうにない。

「私をどうするつもり?あっ!!今、私のコト年増だとか思ったでしょっ!!」

リオはいつもの笑顔で高そうなティーカップに入った紅茶を都に出した。

「時間がないので単刀直入に……。よろしいですか?」

「さっさと言いなさいよ!」

「あなた組織に入ってくれませんか?
 あなたのような美女を我々は探していたんです」




『厚化粧の女』の反応は言うまでもない。

たいして時間をくわずにすみそうだ。リオは安心した。

と同時になぜこんな女に尾行させたのか

橘の意図が全くわからなくなった。

 

2005年07月29日(金) 2時40分

【ヒサギ】

「ハイ、これ本拠地の地図。後は勝手にやってちょーだいv」

都はそういい、少し分厚い封筒を受け取ると

さっさと橘の研究室を後にした。

最後にニッコリと妖しい笑顔であいさつをして。





「(やった。やったわ!!さすが橘くん!!すごい量の報酬ねvv)」

都は封筒の中を確認し街を陽気に歩き出した。

先ほどのリオとの交渉により都は組織に少し加担することになった。

その情報屋としての力で協力する事に。しかし


「(私はかしこい女よ……)」

都は組織を全面信用する気はなかった。


「(さっきはちょっと美人とか言われて
  ちょっと(いやかなり)舞い上がっちゃったけど――……
  どうせなら二方と『裏切り協力』した方が賢明でしょう?)」


都はまた嬉しそうに笑みを浮かべた。

橘の所と、リオのいう組織。

対立はしていないようだけど、仲が良いというわけでもなさそうだ。

なら、二方に自分は協力しようじゃないか。

たとえ片方をうらぎらなければならない時がこようとも。

よりよい報酬の為に。

「(両方ともお金の方は多そうだしv私ってかしこいわ!!
  それに……二人供……良い男よね♪)」

髪を耳にかけ、清々しく一人の女は街に消えていった。







「あーもしもし?近々何者かが私達に近づくかもしれません。
 いや、本拠地がバレてしまったみたいで。ハイ、気をつけてください。
 それだけです。では。」

コト、リオが受話器を下ろす。都が裏切る事は予測できる事だった。

それなのにリオは本拠地を都に教えた。


「来れるものなら、来てみなよ。橘さん?」


余裕の笑みでリオは仕事を再開した。
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