SS-5・1 

September 26 [Wed], 2007, 20:57



「いつまで泣いてんだよ。」
震える背中に、ため息交じりで言う。
「だって。だって。」

死んじゃったんだもん。


死んじゃった、という言葉が
余計彼女を悲しませたらしく、
また大きくしゃっくりをして泣き出した。


「死んじゃったってなあ…」
「…」
「…お前いくつだよ」
「歳は関係ないじゃない」

俊ちゃんの馬鹿と言ったのが聴こえた。

俊ちゃんって。
だからお前幾つだよ。

「ちゃんづけすんなって何回言えば」
「うえっ」
「……」
「うう…」
「もういいや」


聞いちゃいない。
ジャージのポケットから煙草を取り出し、
一本火を点ける。
細くのぼっていく煙を目で追ってから、
もう一度目の前で蹲っている女に目を向けた。

「そんなとこでしゃがんでると汚れるぞ」
先ほどまで雨が降っていたせいで、下はまだぐちゃぐちゃだった。
「……」
「ドーナツやってやろうか、ドーナツ」
煙の真ん中に穴を開ける、あれだ。
「……」
いつもならやってやってと喜ぶのだが、
どうも『死んじゃった』のがよほどショックだったらしく、
今日は無反応だった。


「いつまでもここにいたら風邪引くぞ。」
見ると彼女はさほど厚着などしておらず、
薄い長袖のTシャツに、ジャージといういでたちだった。
裾は汚れないように、くるくると脹脛まで丸めてある。
「寒くない?」
彼女のしゃっくりはもう止まっていた。
こくん、と頷く。
「ならいいけど」
一応これ着とけ。と自分が羽織っているジャージの上着を、
頭にかぶせる。
「…うん。」
彼女はいそいそとそれに手を通していた。





一体何なんだ。

長くなった灰を落として、煙草を咥える。
彼女は泣き止んだものの、まだ鼻をぐずぐずと言わせて
しゃがんだまんまだ。

突然携帯が鳴ったのが午前1時。
どうしよう。俊ちゃん。雨が降ってる。


そんなもん、見なくても屋根を叩く雨音でわかっていた。

―…だから?

―どうしよう。

―…?

―どうしよう。死んじゃう。

―は?

―死んじゃうよぅ。


そこで電話が切れた。
今思えば多分彼女が動転して電話を切ってしまったのか、
電波の関係だったのだとおもうけど、
その時の俺はてっきり彼女が血迷って変なことを考えているのではないかと思い、
ジャージで家を飛び出したのだ。
雨は、少し小降りになっていた。


彼女の家に着くと、彼女は庭先に居た。
ひとまず安心して、キィ、と門を開ける。
入るぞ。と言ったが彼女にはきっと聞こえていなかっただろう。

「おい。」
彼女の肩を掴んで此方を向かせる。
ぎょっとした。
泣いている。

「俊ちゃん」
「え」
「…」

うええんと彼女は泣いた。
うえええんと。

「え。おい。どうしたんだよ。」

彼女はそのまましゃがみ込んだ。

「うええええん」
「なあ。どうした?死んじゃうって何だ?」
俺も彼女の正面にしゃがみこみ、
彼女の顔を覗き込む。

「うっうっ」
「泣いてるだけじゃわかんねえよ。言って。どうした?」

彼女は頬を擦り、鼻を擦り、目を擦り、
俺を見て頷いた。


「あのね」
「うん」
あまりに泣く彼女が可哀想で、
よほど大事なものがしんでしまったのかと
彼女の頭を撫でる。

「種が、流れちゃったの」

「は?」
種?
たね?


「ここに昨日、種を植えたの。」



彼女が指差した、花壇(であっただろう場所)は

悲惨なまでにぐちゃぐちゃだった。


「それがさっきの雨で流れちゃったの」


彼女が泣き出した。


雨は、あがっていた。




SS-5・2 

September 26 [Wed], 2007, 20:52




彼女が俺の隣に座って、花壇を見つめている。
俺は雲が晴れ、ぽっかりと顔を出した月を見つめて、二本目の煙草に火を点けていた。



「死んじゃったってなあ」
紛らわしいんだよ。馬鹿かお前は。

「…ごめん」
彼女が申し訳なさそうに、照れくさそうに謝った。

「花が『死んだ』って言うか?普通。」
「だって、花って生きてるじゃない」
「だからってなあ…まあいいけど。」
第一芽も出してないんだから『生まれて』もないじゃないか。


「よっぽど大事な花だったわけ?」
「うん」
「何植えたの?」
「俊ちゃん」
「は?」
「あ、これは名前。コスモスを植えたの。」
何で俺の名前をつけるんだ、勝手に。
しかも死んだのか。
「コスモス?」
「うん。俊ちゃんにあげようと思って。」
何故か彼女は照れくさそうだ。
えへへといった表情、というよりも
えへへと口で言っている。

「へえ」
「へえって?それだけ?」
「だって俺別に花興味ないし」
煙を肺に入れて、吐き出す。



「俊ちゃん、知らないの?」
「何が」
「コスモスの花言葉」
「知らないし興味ない」


煙草が湿気ている。
あまり美味しくないなと思いながら
とんとんと灰を落とす。



「愛情」


ピンクのコスモスは愛情なんだよ。



月に照らされて表情がはっきりとわかる。
彼女は照れて、笑っている。



「ピンクが濃さが愛情の濃さをあらわしてるんだって。」



「ふうん」

煙草をピンと指ではじいた。
彼女は自分が何を言っているのかわかっているんだろうか。



「でもそれが流れちゃったわけだ」
「…」
いいもん。また植えるから。
彼女が膨れていた。

俺は堪らずにふきだしてしまう。



「何で笑うの」
「いや。別に。で、そのコスモスを俺にくれるわけ?」
「うん。」
「んじゃあお返しをしてやろう」

俺がにやりと笑って、彼女を指差す。

「何くれるの?」
「胡蝶蘭」




「こちょーらん?」
何で?と言いたそうな顔。




「意味、調べとけ」

「変な俊ちゃん」



彼女がふふふと笑った。


「どっちがだよ」




花を『死んだ』と泣く女。
その花に勝手に人の名前をつける女。
この歳になっても『俊ちゃん』と呼ぶ女。
泣いてたと思ったら笑い、笑ったと思ったら膨れ、膨れたと思ったらまた笑う。
ころころと表情が変わる女。




胡蝶蘭の花言葉は




『あなたを愛してる』









SS-4 

September 06 [Thu], 2007, 19:38







どろりとした眠りから覚めると、
彼女は、まだ僕の隣で眠っていた。

寝返りをうち、彼女の方へ体ごと向ける。
よく眠れたらしく、体が軽かった。

「おはよう。」
声が掠れて、静かに部屋に響く。
彼女は僕の声に目を覚ますこともなく、
ただ眠っている。
彼女の頬に触れると、それはさらさらとしていて、
僕をどきどきさせた。

「朝だよ。」
僕はカーテンの隙間から零れる光は、
彼女までは届かない。
彼女の頬が冷たい。冬の朝。

暖房をつけてあげよう、と体をそっと起こす。
きしきしとベッドが軋む音がして、
横で寝ている彼女の体が揺れた。
ぺたりと素足でフローリングに立つと、痛いほど冷たく、
吐く息が白いことに驚いた。

「さむ。」

暖房をつけて、コーヒーを飲もう。
彼女にはとびきり甘いカフェオレを淹れてあげよう。
彼女は、甘すぎると怒るだろう。
僕が作るカフェオレは何故かいつも甘すぎて、
彼女をしかめ面にさせ、そして幸福にさせる。
甘すぎる。でも、おいしい。と彼女は笑うのだ。

よし、そうしよう。

それはとてもいい案に思えて、僕は一人くつくつと笑った。








朝からつけっぱなしだった暖房のせいだろうか。
この部屋は少しばかり温すぎる。

カーテンの隙間から見える黒。闇。

「今日、月が綺麗だったよ。」
彼女に話しかける。
彼女は、もう眠っていた。

浅くため息を吐く。
それは幸福のため息。
僕は君の寝顔が好き。

彼女の寝顔を覗き込み、
頬にキスをする。
触れた唇が冷たかった。

「おやすみ。」
もぞもぞ、と彼女の横へ体を滑らせる。

今日も僕は君に会いに行く。
甘すぎると怒り、好きだよと笑い、さよならと泣く、君に。


「ねえ。」
彼女に呼びかけても彼女は返事なんかしない。
抜け殻に僕は話しかける。





「さよならなんて、」
許されると思う?






始まりがあって、終わりがあるのが常ならば。
その終止符くらい僕にうたせてよ。

さよならを吐いた瞬間、
僕の君は消滅した。
僕が消した。
綺麗に抜け殻だけが、残った。




僕は彼女の目も耳も鼻も口も髪の毛も全てすべて、

愛してる。

だから君の抜け殻も愛してる。






僕を見なくても
口をきかなくても
異臭を放っても、




それでも君を愛してる。






彼女は僕の横でただ眠っている。







SS-3 

August 22 [Wed], 2007, 0:49






何が腹立つってその顔。
いかにも幸せなんですって顔。


もう、ほんと、ね。


ぶん殴りたくなる。



「いだっ!!」
「あ、ごめん。」
つい、ね。と言うと、何が「つい、ね。」だよと睨まれる。
「いてー。お前、この顔に傷でもついたらどうしてくれんの。」
「腹抱えて笑ってやるから安心しろ。」
冷たく言ったのに、なんだそれ謝れよと笑う。

ほら、また。幸せそうな顔。
よく笑うね、君は。いつにも増して。

「で、何してるの?」
もうお前あがりでしょ、バイト。
早く帰れと言いたそうな顔。
あと数秒黙ったら、実際に言うかもしれない。

「あがって、たった今から客になったんだよ。」

「え。」
まだ制服のまんまじゃんと呟いたのが聴こえたが。

「はい。早くメニュー出せ。」

聴こえないフリ。

「えー…」
ちょっと強引じゃない?と苦笑しながらも、
しぶしぶメニューを広げてくれる。
その指にリングが光っていることをしっかり確認する。
まだ真新しい、傷一つない指輪。
それ、給料の何分の一の価値があるんですか。ねえ。

オムライスやら何やら書いてあるメニューから、
そっと目を外して顔を上げると、

彼は窓の外を眺めていた。
「雨降ってきたなあ…」


その言葉に、つられて窓の外に目をやると
言う通り、パラパラと小雨だが降り始めていた。
突然の雨に、小走りに駆けていく人々が見える。


「本降りになるかもな。」
俺が呟くと、げ。と彼は苦い顔をする。
「本気で言ってる?」


「誰かお待ちで?」
わかっていてこの質問は、
彼を照れさせ、自分自身を傷つける。


「うん。まあね。」



その照れた顔。
もう一度くらいぶってやりたい。



「彼女?」
「まあね。」
俺があがるまでここで待っててくれるんだって。
あがったら一緒にご飯食べに行こうって言われてて。


聞いてもないことをベラベラとよく喋るな、この男は。
大体何で、付き合いたてのカップルってこうも惚気るんだろう。



「あ、そ。」
メニューをパタンと閉じる。


「あれ?食わねえの?」

もうじきこの雨に少し濡れたこいつの彼女とやらが
この店に来るんだろうか。

それをこの店のあの真っ白のタオルで
拭いてやるんだろうか。

そのタオル、引き裂いてもいいですか。

ね。




「聞いてる?」

怪訝そうに覗き込んできた彼。

あーあ。
君は隙だらけだね。


例えば、その唇とかね。







「お幸せに。」


久しぶりの笑顔を見せて、
俺は固まってる彼の肩を叩く。
お疲れさん。と手をヒラヒラ振るのを忘れずに。





「え?」






背後で彼の間抜けな声が聴こえた。






SS-2 

August 16 [Thu], 2007, 18:01





君が変わったことは一目瞭然である。
元々細身だった君は今はもうガリガリに痩せてしまった。
肌も少し荒れたようだし、表情も険しい。

そんなんじゃ体壊しちゃいますよ。
僕は今日も君の家のノブに紙袋を掛ける。





今日を逃したらまた部屋の中に一つゴミ袋が増えるところだった。
特別朝が弱いわけじゃないのだが、いつも回収時間に間に合わない。
今日は何とかギリギリ間に合って、安堵の息を吐きつつ、部屋に戻る。
と、隣に住んでいる女性が、自分の家の前で放心状態になって立っていた。
ぶかぶかのTシャツにゆったりとしたズボン。
部屋着なところから見ると彼女もゴミを捨てに行った帰りらしかった。
「随分具合悪そうですね。」
僕が声を掛けると、彼女は肩をびくりとさせてこちらを見た。
「あ、すいません。びっくりさせちゃいました?」
「あ、いえ…。すいません。」
彼女が目を落とした先には、少し汚れた紙袋がある。
彼女はそれを睨むように見ている。
あまりに思いつめた表情をしているので、僕は思わず声をかけたわけだが。

「それがどうかしたんですか?」
「…」
彼女は目を離さない。
食い入るように見ている。
「あの、…」
「毎朝、掛かっているんです。」

これ。と指をさす。
毎朝、毎朝。と彼女はぶつぶつと言っていた。

「何が入っているんですか?」
「お弁当箱です。」
「お弁当箱?」
彼女はこっくりと頷いた。
「お母さんが作ったとか?」
僕の問いかけに彼女は横に首を振った。
「母は地方に住んでいるし、この前電話で確認したんですけど。」
違うって言われました。
彼女の表情が曇る。
「本当に毎朝、掛かってるんです。」
「それ、いつもどうするんですか?」
「初めは何かわからなかったんで、開けました。」
そしたら、お弁当に手紙がついてたんです。
「…なんか書いてあったんですか?」
「君に食べてほしい。って。」

3ヶ月くらい前から、ずっとです。
最近ではこの紙袋見ただけで、気分が。

彼女はそこまで言って、口をそっと塞いだ。
顔が青白い。

「それって。」
僕が言おうとしたのを遮って彼女は言う。



ストーカーです。




警察に相談して、家の付近を見回ってもらったんですけど、
「不審な人なんか、いないって。」
彼女は思い出したくないというように、首を振る。


「すいません。こんな話。」
じゃあ、と彼女はその弁当の入った紙袋を手に廊下を歩き出した。


弱弱しい足取りに、僕は思わず声を掛ける。


「あの、それ僕が捨ててきましょうか」

「え?」
振り返った彼女。
今にも倒れそうに、細い。

「外に、そいつがいるかもしれないし。」

そう言うと彼女は嫌悪からか、ぎゅ、と険しい顔を作った。

「だから、僕が捨ててきますよ。」
スタスタと彼女に歩み寄って、それを彼女の手から受け取る。
「今日は仕事なんですか?」
「いいえ。」
体調の方が、ちょっと。
「なら、これは僕に任せてもう家に戻って、横になっててください。」

僕が優しく笑うと、彼女はありがとうございますと頭を下げて、
自分の家へと帰っていった。


僕はそのままその紙袋を自分の家へと持ち帰る。


パタン、とドアが閉まったのを背後で感じて、
僕は呟く。

「毎日捨ててるのか。」
それでは痩せてしまうはずだ。
君の好きなものばかり入れているというのに。
君がそれを口にすらしていないなんて。


直接手渡すと君が恥ずかしいだろうから。
遠慮して受け取りにくいだろうから。
わざわざ君がゴミ捨てに行っている間や、出勤する少し前に
家のドアノブに掛けて行ってあげているというのに。


「そんなんだから、体壊しちゃうんだよね。」


隠し撮りした写真が一面に貼り付けられた壁を眺めて笑う。
3ヶ月前までの君は非常に美しかった。
肌も髪も表情も、全て。
細身が好きな僕だけど、そこまで痩せてなんて頼んでないよ。


僕はずっしり重い弁当箱を、床に叩きつける。
がしゃんと音立てて、弁当箱の蓋が開いた。
弁当の中身がぐちゃぐちゃになって床に飛び散る。



綺麗な形の卵焼き。
ちゃんと味付けされた唐揚げ。
ポテトサラダ等々。


全てに愛情を込めたのに。


「こんなにも美味しそうじゃないか。」



全部全部僕の唾液入り。






さあ、
「明日は何を作ってあげようか。」


僕はずっと待ってる。
君が美味しかったです、と
僕の家のドアノブに空の弁当箱を掛けてくれるまで。





僕は待ってる。


君が僕のものになるまで。










.


SS-1 

August 16 [Thu], 2007, 17:06




―永遠なんてあると思う?―





振り返ると彼女はやけに神妙な顔つきで。
「へ?」
僕は間抜けな返答をするのが、やっとだった。

絡めた温度と夏独特の湿度の中、
二人並んで歩いていたはずなのに
どうやら随分と離れてしまっていたみたいで、

気づくと僕の腕はほぼ真後ろに伸びていた。
ぴーんと、今にも張りそうなほど。

繋がった先の彼女は、少し小首を傾げて、
ん?といった表情。
いや、ん?って。ねえ。こっちが聞きたい。

「何?」
その間抜けなポーズのまま、僕は問う。
「永遠?」

うん、と彼女は真面目な顔で頷いた。


「さあ、どうだろ。」
「どうなの?」
「どっちかといえば、あまり信じない主義かな。」
僕は少し笑って言うと、彼女はふうんと言った。


ないんだ。
そう呟いて、彼女は僕との空いた距離を縮め、そして追い越していった。

絡めていた指が、もう離れるというところで僕も歩き出す。


「じゃあ、逆にあると思うの?」
僕は本当に意地が悪い。
だって現にほら、顔をあげた彼女の顔は悲しそうに歪んでいる。

「ないと思う。」
僕から目を逸らし、まっすぐ正面を見たまま彼女は言った。
その声がえらく冷たいことに、自分ではきっと気づいていないだろうが。


「第一さ、何を基準にして永遠っていうかだよね。」
死ぬその時までなのか、死んでからもずっとか。

ね?と僕が笑うと、彼女は「そうだね。」と投げやりに答える。



そう。彼女が聞きたいのはこんな答えじゃない。


僕は知っている。
彼女がこういう意味のなさない質問を僕にするときは、

どうしようもなく寂しがっているということを。



この角を曲がると、駅が見える。
彼女はその電車に乗って、
どういう気持ちで帰るんだろうか。

絡めていた指に力を込めると、
彼女は不思議そうにこっちを向いて、立ち止まった。


「でも、」
沈黙を破ったのは、僕。
「あればいいなあとは思うよ。」

僕だってね、と付け足す。


チャリ、と音を立てて、
それを彼女の目の高さまで持ち上げる。


その向こうで彼女は目を丸くしていた。



「明日、とりあえず必要なものだけ持っておいで。」


死んでしまうその瞬間までを「永遠」と僕は今、仮定する。
それならば、僕はあると思う。君限定で。






永遠なんて、あると思う?

もう今にも泣き出しそうな君に問う。
ニヤニヤと笑う僕を恨めしそうに睨んで、
君が口を開く。





―此処に、あると思う。―





貴方限定で。









.
P R
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