寒さに慣れ始めた頃 街は赤や緑で埋め尽くされる
その下を歩くだけで 幸せな気分になれる人々
去年の今頃だったけ 君と二人で手を繋ぎ歩いて
この世界は光で溢れてた あれは去年のクリスマス
何気なく思い出した君との思い出と街のイルミネーションが
忘れてた切なさを思い出させ 街中で一人涙を流してた
僕は今でも君の存在を忘れられないくらい
ただ好きで好きで好きで側に居たいだけ
君はただ寂しさを紛らわすためにただ
偽りの恋を演じ続けてくれていただけだった
どのくらいそこに居たのだろう 街の明かりも消え始めていた頃
ふと僕を見つめる人がいた 泣き腫らした顔を上げそこを見れば
求め続けてた君がそこに居た ただずっと側で立っている君が居て
一体今更なにを求めてるのだろう 心臓の高鳴りがきこえてきた
ふと君の口からこぼれたのはまるで消え入るかのように
君がこの世界から居なくなるという突然すぎる事実だけ
僕と同じくらい君は今でも僕を忘れられない程
ただ好きで好きで好きで側に居たかったと
二人で出かけた翌日病院で聞いたのは そう
後一年でこの世から居なくなるという事実だった
あぁ 何で僕は気付いてあげれなかったんだろう
今から思えば違和感だらけの君の別れの台詞
「さようなら 私の事はもう忘れてくださいね
貴方の人生が台無しになってしまわぬよう」
何を今更と言おうと顔をあげればキミはそこ居は居なかった
キミを探そうと立ち上がった瞬間 携帯がなったで見れば
彼女の家族から今息を引き取ったと 変えられない真実
僕は大声で空に向かって キミを忘れないと叫んだ
僕の中で君の存在がいき続けてるくらい
ただ好きで好きで好きで君を愛してるだけ
君はただ盲目に僕に人を愛するという事を
その身をもって僕に愛を注いでくれていた