今月の新しいお料理はたらことねばり芋(とろろ)のお出汁味のスパゲッティです。上質の無着色のたらこをふんだんに使用したお料理です。
世にたらこのスパゲッティは沢山あります。パスタを主商品にしているお店であれば必ずと言っていい程です。多少は各店の個性はあるのですが、なかなか差別化とまではいきません。その意味では扱うに難しい食材です。
また、使用されているたらこの多くはチューブ入りのたらこペーストです。本物の無着色を使用するお店は少ないかと思います。理由は簡単、コストです。
お料理の上にたらこが原型でどーんとのっかているとリッチな感じがしますよね。焼きたらこ(半生半焼の)1本をご飯に載せ思う存分・・・・。リッチですよね。そんな私の思い込みが”本物をどーんと”に至りました。
なぜに日本人はこんなにたらこが好きなのでしょうか?私の経験では”好きな食べ物、お料理は?”の問いに”たらこ”と答えた方は記憶にございません。しかし、多くの方が愛してやまない食べ物ですよね。♫たらこ、たらこ、たらこなる歌もありましたよね。
簡単に歴史を調べてみました。一般の食卓に頻繁でお目にかかれるようになったのは戦後だそうです。明治の後半から徐々に食べられていたらしいですが、一部の地域だそうです。
スケソウダラがかまぼこや練り物の原料として使われ出してからポピュラーになったらしいです。真相を聞きたく、戦前から昭和後半にかけて魚屋をいとなんでおりました実家を持つ我が母に聞いてみました。
私:「いつ頃?値段はいくら?、色は?味は、大きさは?」と質問責めに。
母:「いつ頃だったかな〜、いくらだったかな〜、どんな色だったかな〜、以下省略」。
私:「何でも知ってる母さんなのに」と皮肉を言えば、
母:「これだけが思い出せない」と。負けず嫌いの母でした。