バターフィールドのメニューにイタリアンの文字はありません。我々の料理ジャンルは”新潟料理”と考えておりますから。
「イタリア料理好きですか?イタリア料理の何が好きですか?」こんな質問をこの春に入社するスタッフに投げてみました。
スタッフ 「はい。大好きです。」
私 「何が好きなの?」
スタッフ 「ん〜。」
私 「雰囲気?」
スタッフ 「いえ、味です。」
私 「どんな味が好きなの?」
スタッフ 「ん〜。」
私 「オリーブオイルにチーズ、トマトソース、にんにく?」
スタッフ 「そうです。」
私はこの近辺で食べるイタリア料理はあまり好きではありません。いや、嫌いなくらいです。理由は簡単で、とにかくオリーブオイルやチーズ、トマトソース、にんにくを使うからです。こんな味の料理がズラッと勢揃いです。
何にでもエキストラヴァージンオイルをかけるお店がありますが、非常に古いスタイルです。昔々の、日本人の食生活の再現です。何にでも醤油をどばどばとかけました。
油(脂)は確かに美味いのですが・・・・。しかし、まだ美味しさを脂肪に求めますか?ヨーロッパでは、この考え方(脂に美味しさを求める)は30年以上前に否定され新しいステージへと進んだはずです。フランス料理でソースからクリームやバターは出来る限り減らしたはずです。イタリアンではオリーブオイルやチーズ、にんにくは減らしたはずです。
トマトソースも美味しいですよね。肉、魚、野菜によくあいます。しかし、まだトマトソースを旨味の主体として使いますか?昔々の、割烹料理の再現です。何にでも昆布や鰹出汁を味のベースにしておりました。どのお料理も似た様な味付けでした。
「イタリア料理の特徴は?」この質問の答えが「素材を生かす事。」と。
「それなら、オリーブオイルなんかかけるな。チーズも同様。」
「日本料理の特徴は?」この質問の答えも「素材を生かす事。」と。
「それなら、魚の出汁ばかり使うな。野菜のすり流しに魚の味が欲しいのか。考えろ。」
新人スタッフにとっては大変高度な話の内容で、少しかわいそうな程ですがとても大切な話です。醤油をかけると美味しいのですが、それは素材の味ではなく醤油の味(刺激)が美味しいのです。マヨネーズ、ケチャップも同様です。
野菜の炊き合わせも、魚の出汁をいれると美味しいのですが、それは野菜の味ではなく出汁が美味しいのです。野菜には野菜の出汁を入れて炊き上げる、このような努力をするべきです。それにより、その野菜の本当の美味しさが引き出されます。
醤油も出汁も(オリーブオイルもチーズもにんにく・・・・)使い過ぎは素材を殺してしまいます。ですのでなるべく使用は控えます。また、ヘルシー(低カロリーや栄養素の考えた)である事も美味しさには求められております。
このような考え方の下で、新潟の特選食材を使用し安全安心なお料理を提供するのがバターフィールドです。この考え方を、しっかりと理解して欲しいです。