そして誰もいなくなった

August 08 [Sun], 2010, 22:02

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臨時国会を終えた民主党政権は、9月の党代表選に向けた党内政局に一気に走り込む。だが、菅直人首相が続投するにせよ、別の誰かが首相になるにせよ、その後にまた「ねじれ国会」が待ち受けていることは間違いない。

 どんな組み合わせで、その「ねじれ」をかわすのか。部分連合か新連立か。そう考えていたが、臨時国会をみている限りでは、「第3の手法」がありそうな気がする。

 それは「全部与党」である。

 まず、国民新党は「民主党の暴走を止める役」であるらしく、また、存在意義である郵政改革見直しを実現しないわけにはいかない。「野党」にはなれない。

 連立離脱した社民党も、辻元清美氏に離党表明されて気がついたことと言えば、何でも反対の運動体政党では生き残れないということだ。なんとか、与党に近いポジションを取らざるを得ない。「せっかくの政権交代なんだから」という正直な感想を口にする幹部もいるほどだ。大丈夫、少なくとも「野党」ではない。

 自民党はどうだろうか。

 明確な党再建戦略が見えないし、党執行部の戦略も今ひとつだし。谷垣総裁の次を狙うエースも見当たらない。党内向けを兼ねて、一つ一つハードルを民主党に課すふりをしながら、民主党政権にやりたい政策をのませることで党の体力を回復していく道が一番妥当かもしれない。
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