32 影踏み / 横山秀夫 

April 04 [Wed], 2007, 22:13
窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だ
った。
二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を
焼き殺そうとしていた―。
生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件
と重なった。
十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指
していた真壁の人生は…。
一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。

三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。

久々に、横山さんの本です。
刑事モノが多い中、今回は逆の立場・犯罪者側からの視点に立っています。
出所したばかりの真壁は、空き巣とは違って、家人が家にいる状態で盗みに入る
という天才、という設定なんです!ひえー、家に人がいるのに盗みに入るって、すごい。
また、色んな犯罪者の人たちが出てくるのも、複線として面白かった。
さすがに知らない世界なのでね〜

メインは、自分が捕まった事件で、盗みに入った家の女が殺意を持っていたのを
確信していてその女のことを調べるうちに、色んな出来事が起こるんだけど、
なんだかちょっとこの辺が浅かったかなぁ〜
もうちょっと、濃厚な内容を求めてしまった。
が、もちろんすっごい面白いのは間違いないのです。
主人公の執念と、冴え渡る勘のよさが際立ちます。

今までの横山さんの本とは一風変わった印象を受けました。

★★★☆☆

31 ベルリン飛行指令 / 佐々木譲 

April 04 [Wed], 2007, 22:10
ドイツが入手した日本の最新鋭戦闘機のデータは、まさに驚愕に価した。
ほどなく二人の札つきパイロットに極秘指令が下る。
ゼロ戦を駆ってベルリンへ飛べ―日米関係が風雲急を告げる昭和十五年、
英国情報網をかいくぐって銀翼が乱気流を切り進む…。

最近ハマり気味の佐々木譲さんの本。
相変わらず、熱い、男性の好きそうな内容です(どんなだ)父の勧めなので(笑)
時代背景が第2次世界大戦に突き進もうかという時なので、どんどんと
音楽やお酒・洋服などの贅沢を禁止したりする風潮を、それはヘンじゃないのー?
と思う飛行機乗りが主人公。
すんごいテクを持っているんだけど、正しいことを正しいと言っちゃうタイプな
ので組織(ここでは海軍)からはつまはじきになっているんだけど、こういう正義感
に熱いタイプの人って現代のどこの会社・組織にもいるよね〜
すっごい身近にいるので、ここが親近感!!(笑)

新しい飛行機をベルリンまで空輸(実際はゼロ戦を飛ばす)するのが目的なんだ
けど、戦争下なので、今みたいに長距離飛べないから、ちょこちょこ降りるための空港
が必要。
でも、仮想敵国が間に入ってるし、今みたいに空路がちゃんとできてないしで
なんとな空港を使えるようにしようと奔走する事務方の人がたくさんいたり、
実際に飛行機乗りの主人公以外のサイドストーリーも楽しめた。
佐々木さんの文章は読みやすい。
最近思うけど、書き方の好みってあるなぁ〜内容もそうだけど、けっこう重要。

これは三部作らしいので、また続きを読もう!

30 グレイヴディッガー / 高野和明 

April 03 [Tue], 2007, 22:00
すっかり悪人面が板についた悪党:八神。
お金の無心をしようと自分の借りている部屋にいる友人を訪ねたところ、そこに
は死体が。
奇妙な姿で殺されていた友人、前科持ちの自分、そのうち数人の男たちが部屋に
乱入し襲ってきた!

『13階段』同様、ものすごいスピードで読み進めてしまった。
いやーめちゃくちゃ、面白い!この一言に尽きます。本当に面白かった。
久々に時間を忘れて没頭することができました(^^)

主人公が小さい頃からちょっとした悪党なんだけど、人生初!?の善行をしよう
としていた矢先に色んな事件が次々に起こっていくわけです。目の前の人間がど
んどん殺されていき、それが自分のせいになっているかも!?という恐怖。
また、迫り来る追っ手から逃げ惑うその場面が痛快!
ここには警察とか検察とか色々絡んで、大きな黒幕に繋がっていくんだけど、最
後にはもつれた糸がほどけていくところも非常によかった。

ただ単なる、追いつ追われつのサスペンスじゃないところが、好感度大。
高野さん好き!これからも読み進めたい

★★★★★

29 クローズド・ノート / 雫井脩介 

April 02 [Mon], 2007, 20:36
雫井さんの本、大好きっ
とは思っていたけれど、女性を主人公とした女性目線の本も全然違和感なくて楽
しかった!

この本のポイントは、主人公の住んでいるアパートに残された、前の住人のノー
トと、彼女が勤めている文具屋と、万年筆です。

読み終わって無性に万年筆が欲しくなりました!(笑)
母の持っているものをちょっと拝借して、まずは感触を確かめてみたいと思った
ぐらいです。
事実、最近万年筆が流行とか。
入学祝に選ばれることも以前よりも増えてきたそうです。
(昔ボールペンがあまり普及してなかった頃は万年筆がお祝いの定番だったそうで)

本の中には色んなメーカーの万年筆が登場するので、実際に文具屋さんでその書
き味を確かめてみるのもいいかな、と思ったりしましたw
そんなところに、リアルを感じたり(^^)

また、前の住人の残したノートを読み進めるうちに、彼女の感情に共感したりす
る過程が非常に女性っぽくて、作者が男性であることを忘れそうでした。
それぐらい、非常に心の揺れ加減が描かれていて、共感したり、昔を思い出した
り?(笑)

雫井さんの本をこれからも読んでいきたい☆

★★★★★

28 となり町戦争 / 三崎亜記 

April 01 [Sun], 2007, 21:44
映画化されるそうで(またもや知らず…)今話題の本、かしら。

ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。
僕は町役場から敵地偵察を任ぜられた。
だが音も光も気配も感じられず、戦時下の実感を持てないまま。
それでも戦争は着実に進んでいた―。
シュールかつ繊細に、「私たち」が本当に戦争を否定できるかを問う衝撃作。
第17回小説すばる新人賞受賞作。(2005)

三浦亜紀さんの本はコレが初めてです。
わけがわからないままに、静かな戦争に巻き込まれていく若い男性が主人公です。

中近東の戦争をテレビや映画などからイメージする世代なので、この主人公の
戦闘があるわけでもなく、実際に死者を目の当たりにするわけでもない状態での
戦争突入という不可思議な現実の中での戸惑いが、読んでいる方もまったく同じ
状態でした。

読み終わった後は、不思議な読後感で、なんとも表現がしにくい…
私が単純なので(>o<)

町の会報に戦死者の数が増えていく数字を見ても、いったい私たちは
どこで実際の「戦争」を実感することができるのでしょうか。
弾痕の残る壁を見たり、爆撃されて破壊された家屋を見て、実感するのか。
銃弾に倒れた人の流した血を見てからか、亡骸を見てからか。
自分が怪我をしたり、死に直面してからか。

主人公の戸惑いを、自分のものとしてページをめくりました。
これは、どんな映画になるのだろう。

★★★☆☆

ホットヨガ 

March 24 [Sat], 2007, 22:20
ずっとやりたかった、ホットヨガ。
友達が通っているホットヨガに体験予約をしてもらったので、
行ってきましたー♪

インドの気候を模しているので、室温40℃の中、
いるだけでダラダラ汗をかきながら90分。
頭が空っぽになりながらいろんなポーズと取ると、ものすごい汗が!!!!!
スッゲー!!!
それから、すっごい気分も体もスッキリ★☆★

いやー終わった後は、恐ろしい空腹感が。
あれだけ食べちゃったらダイエットにはならないけど(笑)
これからも続けていこう(^^)

27 禁じられた楽園 / 恩田 陸 

February 25 [Sun], 2007, 20:16
初めての恩田陸さん。
うーん、最近初めての作家さんを精力的に読んでます。
開拓って感じー♪(違)

この方は、『夜のピクニック』を読んだ知り合いが、面白かったと言っていたので覚えておりました。
読み始めてこの本のジャンルって?って思っていたら、ホラーだったのね!
確かにじわじわと迫る恐怖、でも怖いもの見たさなのか好奇心には逆らえないっていう人間の業みたいなのが、妙にページをめくらせました(笑)

いやーでもねー途中までは非常に面白かったんだけど、最後が…
 えっ???
って感じでした。個人的に。
期待はずれというか…まぁそれは、残りのページが少なくなってきていた時点で、尻切れトンボみたいな予感は感じていたんだけれど(苦笑)

★★☆☆☆

**************************************

大学生平口捷は、同級生で世界的な天才美術家烏山響一から
聖地・熊野の大自然の中に作られた巨大な“野外美術館”への招待を受けた。
その美術館への招待客は、他にもいてそれぞれには密かな秘密が。
現代の語り部が贈る、めくるめく幻想ホラー超大作。

26 優しい子よ / 大崎 善生 

February 25 [Sun], 2007, 20:06
初めての大崎さん。
一番有名な本は『パイロットフィッシュ』(2001か)
『アジアンタム・ブルー』(2002)かなぁ?

全然内容を知らずに読んだんだけど、私小説…というだけあって、ちょっと期待していたのとは違っていました。
まぁそれは、私が何か感動作を期待していたからなんだけど、とっても淡々とし過ぎていて、実際にあった話なんだろうけど、ちょっと共感しづらかった…。

大崎さんのこの他の本は…どうしよう(悩)

★☆☆☆☆

********************************************

少年の強い祈りが“奇跡の三ヵ月”を生んだ。
他人の幸せを願いながら逝った少年との交流を描く、感動の私小説。
少年との出会いから始まり、ひとつの命の誕生で終わる、
実話をもとに描く感涙の作品集。

25 沈まぬ太陽(1) / 山崎 豊子 

February 25 [Sun], 2007, 17:56
今、好視聴率番組『華麗なる一族』の作者
山崎豊子さんの本。
山崎さんの本は、『大地の子』以来だっけなー?

まだ、1巻しか読んでないけど、読みやすくって、文章も重厚感が
ありながら企業と個人、みたいな問題にじっくりと焦点を当てていて
非常に面白い!

知り合いは、コレを読んで、モデルとなったといわれてる某航空会社が
嫌いになったとか言っていたけど(笑)

まだまだ導入?部分なので、楽しみながら続きを読んでいきたい☆
ここでは、主人公がどうやって組合のリーダーにされたかのいきさつと、
とっても正義感があって、みんなの信頼も厚かったからこそ、
組合活動に力を入れ過ぎて、企業から疎んじられたかが、描かれています。
あと、仲のいい同僚との別離について。

*****************************************

広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、
猟銃を構える一人の男がいた。
恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。
エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、
内規を無視した「流刊」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。
人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命―。

偏頭痛に悩む 

February 25 [Sun], 2007, 17:51
いやー…しばらくぶりの更新

実は毎日毎日頭痛が続いてて、自宅に帰ってPCを立ち上げるどころじゃなかった…。
朝起きて会社に行って、仕事をするだけで精一杯。
朝起きた瞬間から頭が痛いなんて、今までなくって、そのうち、気持ちも悪くなってくるし、夕方自宅に帰る頃には、立っているだけで精一杯なんていう日もあって…。

初めて頭痛外来を訪れて、薬を飲んでおりました。

いやー辛かった。
今はすっかりよくなって(^^)
本を読むこともできるように。

今日は更新してなかった感想をまとめて(思い出しながら)書き留めておこう。
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えむ
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本以外では、旅が好き。あちこち行ってます。 あとウィンタースポーツも好きです。 その記録もそのうちUPしたいな
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