すべての始まり 

May 31 [Tue], 2005, 20:08
あの人と離れ離れになってもう2ヶ月。離れ離れって言っても元から体が離れていた状態だったけどね。「友達に戻ろう」と彼に言って4年半の関係を終わらせたのが私。その時はすぐ立ち直って新しい関係に入ったから泣く時間が少なかった。ずっとずっと心の奥底に気持ちを閉じ込めたまま毎日を過ごしていた。彼が傷ついている事を知っていたのに私はそれを無視していた。ネガティブな気持ちは全部切り捨てて楽しい時間を新しい人と過ごそうといつも自分に言い聞かせた。「彼が傍にいなかったのが悪い」って自分に言い聞かせた。そんな言い訳をしないと自分が誘惑に負けた事に対しての責任を感じるから。毎日偽りの生活を過ごしてやっと日本に帰って来た。ほんの2週間しかいない予定だったから出来るだけ楽しく過ごそうと決めた。

日本に戻ってきたのが春だった。私と彼にとって何故か切ないけど温かみがある季節。二人が一番好きだった季節が春。お互い遠く離れた場所から見た桜。日中の暖かさと夜の寒さが時により私達の関係のように譬えられた。成田空港に着いてバスに乗るのを待っている間に感じた春の風。携帯電話の電源をonにして友達にただいまメールを送り始めた。アドレス帳を見てみると、彼のメモリがまだ残っていた。ハートの絵文字が名前を囲んだまま。すぐに絵文字を消したけどお互いに使っていたニックネームがどうしても消せなかった。本当はまだ彼の事が好きっていう気持ちと同じように。

数日が経ちやっと落ち着いた時に彼に電話をしてみた。久しぶりの電話に何故か切ない気持ちがした。仕事の合間に電話を掛けてお互いを励ましあうはずなのに、二人の声は暗いまま。「仕事に戻るね」と彼が言い電話が終わった。私も職場に歩き始めた時涙が自然に零れ落ちた。久しぶりの涙。久しぶりの悲しい気持ち。それから私は泣き止まなかった。人前では心の中で泣き叫び、一人でいる時涙を流した。彼と電話していた時もつい泣き始めた事もあった。優しい彼は私の事を慰めた。彼が一番傷ついていたのに私の事を気遣い明るい話をしてくれた。もう悲しい気持ちを感じたくないから電話はしないって自分に言い聞かせたけどやっぱり無性に彼の声を聞きたかった。
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