最初だから長く 

2009年01月14日(水) 16時44分
人生における致命傷とはなんなのか。

 首を斬られること。

 それは勿論当たり前のことだ。

 心臓を潰す。

 これも当然。

 脳を破壊する。

 いわゆる必然。

 呼吸を停止させる。

 それも断然いい方法だ。

 だけどここで言う《致命傷》は、そういう些細にしてどうでもいいようなことを指しているのではない。

人生における致命傷とは、人でありながら人でなし、人間でありながら人生を送れない、生きているのに死んでいた、そういう圧倒的状況に陥ってしまうほどの衝撃。理性があるゆえに陥ってしまう相対的矛盾に、全身がまるごと呑み込まれて、ひき潰されてしまうことを意味する。

 それがいわゆる致命傷。

 要するに《失敗》だということ。

 ここで重大なのは、失敗しても続くって点だ。

 世界は残酷なまでにぬるま湯い。

 優し過ぎて酷情で、悪魔がゆえに極楽だ。

 ぶっちゃけた話、程度のでかいミスを犯したところで人間は死なない。

 それは 死 ね ない、とでも比喩すべきか。

 そう、死なない。

 苦しむだけだ。

 ただ単純に、もがき苦しむだけだ。

 そして続く。いつまでもどこまでも続く。

 ただ、意味もなく、続く。

 人生がゲームでないのはリセットボタンがないからではなく、そこにゲームオーバーがないからだ。とっくの昔に《終わっている》のに、それでも明日はやってくる。夜が来ても朝が来る。冬が終われば春が来る。人生って素晴らしい。

 致命傷でありながら死ぬことができないという、これは絶対矛盾。それはたとえば、高速を越えて振り向いたときに、ヒトは視覚に何を捉えるのかという、ありえない問いのようなものだ。

 自分が自分である可能性が既に断たれているのに尚、続く。何度でもやり直せる。人生はいくらでもやり直せる。

 だけどそれは、質の悪い複製をむやみやたらと繰り返すようなもので、やり直すたびに自分という存在が劣化していく。

 その内、

 自分は本当に自分なのか、それとも、

                        とっくの昔に

                         違うものに

                   成り果てているのか。

成り下がっていたのか。

 主観者が所詮第三者になれないように、

 自分は自分の傍観者になれない。

 致命的というならば正にそれだ。


つまりは、精神論なんだがな。


こんななげーのは最初だけだ。
これからは3行以上は書かない。
更新は気まぐれ。
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哀川潤(あいかわ・じゅん)

《人類最強》。《人類最強の請負人》、《赤き征裁》、《死色の真紅》、《疾風怒濤》、《一騎当千》、《赤笑虎》、《仙人殺し》、《砂漠の鷹》、《嵐の前の暴風雨》と、数多くの異名を持つ。職業は請負人。

数々の武勇伝を持ち、目下敵なしの最強の人。100人が100人まで認める極上のプロポーションと美貌を持つが、異様に目つきが悪い。性格はワイルドで熱血。癒しや和みを期待してはいけない。アンチ癒し系、リバース和み系。

赤い髪にワインレッドのスーツ。愛車は真っ赤なコブラ。バイクはドゥカティを愛用。とにかく色は赤が好き。

藍川純哉と似ているため、苗字で呼ばれるのを非常に嫌う。身内に甘い。ハッピーエンド至上主義者。

マンガが大好きで、会話の端々にマンガネタ(主にジャンプ系)が出てくる。王道な話が好き。推理小説は嫌い。

特技は錠開け、声帯模写、読心術。彼女はこの三つを呼吸するかの様に行う。

《零崎一賊》とは何かと縁が深い。

トレードマークは、髪に付いている稲妻模様。

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