七五三 

November 27 [Sun], 2011, 16:27
次女が10月に3歳になりまして、27日にお参りしてきました。

行き先は、いつもの千葉神社。

私の両親も宇都宮からきて、両家の親といっしょにお参りできました。

今年もエキストラ出演 

October 25 [Tue], 2011, 13:11
昨年に続き、今年も出演しました。



<演奏曲目>
 シューマン:「ゲノヴェーヴァ」序曲
 モーツァルト:交響曲第39番
 ブラームス:交響曲第3番

<アンコール>
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より「アリア」



今年の曲目も好きなものばかり。
昨年と違い、カミサン(団員)も出演しており、楽しさ倍増でした。

正直に言うと、練習の時はけっこう不安でした。
なんだか、仕上がりが良くない・・・
シューマンはまとまりがないし、モーツァルトは重いし、ブラームスはアンサンブルできてないし。どうしたんだ?!という感じで。

当日のステリハは、仕事で遅れてくる首席の代わりにトップに座ったのですが、練習時よりはマシにしろ、まだアンサンブルが噛み合ってこない感覚に悩みました。

ところが、本番は一転。
各パートとも素晴らしい集中力を発揮して、勢いのある演奏になりました。
(無論、いろいろなほころびはあります。でも、それはそれ。)

このオケ、創設時から関わっていて、かつては「団友」として毎年参加していたのですが、良い意味で「指揮者をあてにしない」 自主性の高いオケでして、独特の面白みがあります。
それが発揮された演奏会だったように思います。

来年は第20回。
あれから もう20年かと思うと感慨深いです。
どんな曲に取り組むのか まだ分からないけど、区切り目を飾る良い演奏会にして欲しいものです。


某.ブログから拝借しました)

YOUTUBE 

October 11 [Tue], 2011, 9:11
YOUTUBEを使い始めました。

過去の演奏をいろいろアップしていますので、興味のある方はご覧ください。

※一部、私自身は演奏していない動画もあります。
 同じ演奏会にでていたみなさんの動画です。


→ BratscheのYOUTUBE

「カルテットという名の青春」 

October 10 [Mon], 2011, 12:35
BSで放送された「カルテットという名の青春」を観ました。




非常に優秀な若手奏者による弦楽四重奏団のドキュメント。
深くつっこんだ内容になっていまして、とても興味深く拝見しました。


もともと優秀な各奏者が集まった四重奏団なのですが、ジュネーブに留学していたVaが「今の私たちは窮屈。もっと自由になりたい。私はヨーロッパでやっていきたい。」と一時脱退したことをキッカケに、それぞれ海外留学して、孤独と向き合いながら自分の音を探し始めます。

特に興味深いのが、Vn1氏。
「今までヴァイオリンを弾くことに困ったことはなかった」という鉄壁のテクニックを誇る彼が、表現するということの壁にぶちあたり、苦悩していました。

師事する先生方が異句同音に言っていたのは「楽譜を音にするのではなく、君の音を聴きたい」ということ。

「弓の動きを変えても、表情は変わってない」といわれ、悩むVn1氏。
4人で臨んだレッスンでも、「ダメダメ! メトロノームの音が聞こえてくるよ」「なんで合わせようとするんだ」と指摘される。


圧巻だったのは、タカーチ四重奏団を率いていたタカーチ氏のレッスン。
ベートーヴェンの四重奏曲(第12番)で、「とても美しいけど、鳥肌が立つほどではないね。」
というタカーチ。
「君たちはとてもレベルが高いんだから、もっと心の奥から音楽を」という。

そして、「私が弾いてみても良いかな?」と彼が他3人と同曲を弾いてみせる。

無論、他人の楽器・初めて合わせるメンバーですから、音の合い方は 本来のVn1氏が弾いたときの方が上。
しかし・・・ タカーチが弾くと、テレビを通して聴いても、ゾクゾクするような音がしていました。

それを目の当たりにして涙するVn1氏。
「自分はこの美しい曲を、美しく弾こうとしていた。そんな必要はなかった。自分はただ、美しいこの曲を、心で演奏すれば良いだけだった。」と気づく。

もしかしたら、楽器を演奏する人にしか解らないことかもしれないけど、私はこの部分にとても共感したし、感動しました。


もちろん、彼らが受けている指摘は、「黙っていても非常に高いレベルの演奏能力・アンサンブルがある」のが前提で、アマチュアである私たちが「合わせようとしないで心のままに演奏」するのはナンセンスです。

しかし、「楽譜を音にすることに腐心するのではなく、音楽を心で感じて表現する」ことの重要性は理解すべきと思います。キチンと演奏する技術は、その為の手段でしかないはずです。

レイトスターターのアマチュアでも、良い演奏をする人はいます。
彼らはテクニックも達者です。
しかしそれは、「表現したいものが明確になっているから、それを音にするために自然に技術を磨いてしまう」ということなんだと思います。

アマチュアであれ、プロであれ、まずは「音楽を感じ、感動し、表現したいと思うこと」が大切なんだと再認識させられた番組でした。


ところで・・・
じつは、ヴィオラスペース2007のプレコンで演奏する彼らの実演に触れたことがあり、とても上手だったので記憶に残っている四重奏団なんです。
いまは、活動を休止して、個々の音楽を磨いているらしいですが、活動再開を切に願います。
日本からも優秀な弦楽四重奏団を輩出していきたいものです。


※この文章にでてくる表現は、自分なりの解釈で意訳したものもあります。
 解釈が間違っているものもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

入院してました 

October 02 [Sun], 2011, 13:31
生まれて初めて入院しました。
( ̄_ ̄;)

9月16日夜から高熱と全身筋肉痛に苦しみまして。
17日に内科を受診して、抗生物質と痛み止めを処方されるも、17日・18日と38〜40度の高熱が続きました。
19日の朝7時頃に漸く37度台になったので出勤。
しかし、全身の痛みは酷くなるばかりで、手足に力が入らなくなってしまいました。

20日に「会社休んで再受診しなきゃ!」とカミサンに言われつつも、出勤。
ただ、カミサンの言が頭にこびりついていたので、会社から内科に電話して指示を仰いだところ、「すぐさま戻ってきて受診!」と叱られ、スゴスゴと帰ってきました。

内科の見立ては
「ギランバレー症候群の疑いがあります。すぐに神経内科の専門医に診てもらってください。紹介状を書きます。」

その足で津田沼の神経内科に受診。
「確かに、ギランバレーの可能性がある。千葉大学附属病院に連絡します。すぐに入院してください。」

なんと、救急車で搬送されて、大学病院に担ぎ込まれてしまいました。
(T_T)

着くなり、問診から始まり、あちこち叩いて反射を試され、血を抜かれ、神経に電気を通し、各種精密検査を受けました。

「ウイルス性筋炎の可能性が強いですが、ギランバレー症候群の可能性も捨て切れません。ギランバレーだった場合、この後 症状が進行して手足が動かなくなり、自分で呼吸ができなくなります。」とか脅かされ、呼吸を監視されながらベッドに横たわることになりました。

この時点で、握力は4kg
幼児より弱いくらいの状態でした。

・・・結局、翌日にはギランバレーの疑いが薄まりましたが、一晩めはかなりドキドキして過ごしました。


私の病気は、「ウイルス性筋炎」でした。

目安となったのは、「CPK」。
血液中の「クレアチンキナーゼ」という酵素の含有量を示す値なんですが、通常 100もないものなんだそうです。
どんなに増えても、200くらい。

これが多ければ多いほど、筋肉の異常が疑われるわけですが、私は 5700ありました。

とりあえず、これが 200以下になるまで入院での加療が必要ということで、最終的に8日間 入院してました。

26日の血液検査でCPK 199 になっていたので、27日に退院。
その後、月内いっぱい自宅療養し、10月2日から会社に復帰しました。


いままで、盲腸にすらなっていなかった私は、救急搬送・入院と、いろいろな初体験をしてしまいました。
健康のありがたみを、本当につよく感じます。
みなさんも、健康には気をつけてくださいね。

TDLデビュー 

September 06 [Tue], 2011, 12:17
夏休みの最後に、子供たちをTDLデビューさせました。

とはいっても、義父母の招待ですので、我が家はほとんどお金だしていませんけど。
ありがたいことです。

偶然にも、少し前に「黄金伝説」でTDLの人気アトラクションランキングをやってまして、子供たちはこれで予習してからお出かけ。
私たち夫婦も7年くらい行っていなかったので、最近の様子を知るのに、とても役立ちました。

そう、最後にTDLに行ったのは、長男が2歳くらいだった頃・・・
私の母がTDL好きなので、我が家3人と母で行ったのでした。

あれは、まったく遊んだ気がしなかった・・・

幼児期に神経質だった息子は、耳が良いのも災いしてか「雑踏」「混雑」「騒音」の類が本当に苦手で。
まず、TDLの雑踏がダメ。
音楽がうるさくてダメ。
着ぐるみ夢の国の住人たちがデカすぎてダメ。

せっかくファストパスをとって乗った、当時最新だったハニーハントで、周囲が引くほどの大号泣&逃げ出そうと大暴れしたのは忘れられません。


そんな息子も9歳になり、意外なほどに大らかな性格になりました。
娘たちはもともと賑やかなのが好き。
今回はだいぶ楽しめました。

8:30に入場して、私はファストパスをとりにダッシュ。
もちろん、ハニーハントです。

その間に他のみんなはゆっくりと歩いてきて、「イッツ・ア・スモールワールド 」へ。
これで、TDLの世界観や「ライドに乗る」感覚を覚えてもらいました。

つづけて、「アリスのティーパーティー」。
息子と私だけ別に乗って、グルグルとまわしまくり。

次は、ウエスタンランドに移動して「蒸気船マークトウェイン号 」
これは、私も初めて乗ったのですが、気持ちよかった。

他の家族は、そのまま「トムソーヤ島いかだ」で島に渡り、私はその間にスペースマウンテンのファストパスをとりつつ、車へ。忘れ物をとって、島で合流。

その後、次女の楽しみにしていた「ウエスタンリバー鉄道 」に向かったのですが、移動中に当の本人と長女が眠ってしまい、断念。テイクアウトの昼食をとりながら小休止。
目覚めた長女も一緒に食事しました。

ファストパスの時間になったので ファンタジーランドに戻るも、ハニーハントが不具合で休止中に。
仕方ないので、予定を変更して「ピーターパン空の旅 」の列に接続。

ここで1時間ほど並んでいる間に次女も起きたので、一緒に空の旅を堪能。

ハニーハントはまだ再開してなかったし、スペースマウンテンのファストパスの時間も迫っていたので、ここで二手に分かれました。

女性たちと義父母は、「シンデレラのフェアリーテイル・ホール 」へ。
私と息子は、トゥモローランドへ。

私たちは、まず「スター・ツアーズ 」へ。
スター・ウォーズのファンとしては、ここは外せない。
私は何回も来ているけど、息子は初めて。
大興奮でした。

つづけて、ファストパスで「スペース・マウンテン 」へ。
久々に乗ったけど、相変わらず暗闇のコースターは怖いですね。
意外と息子は平気で楽しんでました。
ハニーハントで号泣していた子とは思えない余裕ぶりでした。

この後、他の家族と合流。
再開していたハニーハントは「ファストパス所持の方のみ」の運行でガラガラ。
すっと乗ることができました。

2回目のハニーハントでしたが、感覚的には「初体験」
予想以上に楽しくて、ハラハラドキドキ。

息子達のライドは蜂蜜大砲を受けたらしく、ご満悦でした。

ハニーハントを後にして、トゥーンタウンで小休止。
アイスの入ったエクレアが美味しかった。

休憩後にアドベンチャーランドに移動し、次女待望の「ウエスタンリバー鉄道 」へ。
もう夕闇迫る時間でしたが、それはそれで楽しいものです。

「ウエスタンリバー鉄道 」降車後は、場所とりしていた義母と合流して、パレード待ち。
テイクアウトした夕食をとりながら待ちました。
(私はその間に、要らなくなったものを車に置きに行きました。疲れた。)

初めて見るパレードは、子供たちを魅了。
次女など、周囲が爆笑するほどノリノリ。

「プーさん、がんばれー!」

の応援がかわいらしかった。


さて、パレードも終わり、帰り支度・・・ と思いきや、カミサンの「今、帰ると混むから、もうひとつ何か乗ろう!」の掛け声で、再びファンタジーランドへ。
「空飛ぶダンボ 」に並んでいるうちに次女は寝てしまい、私は彼女を抱えて離脱。
他の家族の飛行旅行を眺めて、閉園時間を迎えたのでした。

・・・じつに滞在時間は13時間半。

疲れたけど、楽しいTDLデビューでした。


ちなみに!
翌日、夕食をとりながら「黄金伝説」の録画を観ました。
子供たちが口々に思い出話をさしはさむ、素敵な夕食になりました。

INFOBAR A01 

August 06 [Sat], 2011, 14:20
お仕事の都合でスマートフォンを購入。

■INFOBAR A01


CHOCOMINT (一番右) を購入しました。

うちの会社は自動車ディーラーでして、ナビゲーションの通信機器として携帯電話を取り扱っています。
メーカーサイドでは、今後スマートフォンを活用したサービスをいろいろと打ち出していく予定らしいので、いつまでも「スマホなんていらね」とも言ってられず、auの誇るブランド商品「INFOBAR」のスマホ登場を機に購入してみたしだい。

XPERIA acroも良さそうだったんですけどね。
auに特化した商品にしてみました。

ちなみに、カバーはラスタバナナのクリアカバーを選択。
これに、自分で作ったハ音記号のデカールを貼ってみました。



ラスタバナナのカバーの良いところは、ストラップホールがあるところ。
INFOBARは本体にストラップホールが無いので、これは重宝。
そうでなくとも落としやすい大きさなので、リングタイプのストラップをつけてみました。




使ってみて思ったのは「やはり、基本機能の機動力ではフィーチャーフォンには敵わない」ということ。
「いろいろなことができる」ということは、「自分で考えること、やることが増える」ということです。
これは面倒といえば、面倒ですね。

一番心配していたメール等の打ち込みは、意外とすぐに慣れてきました。
でも、いろいろとフィーチャーフォンとは考え方が異なる部分が多いので、しばらくはストレスがたまりそうです。

唯一よかったのはLISMO。
スマホの方が曲へのアクセスが簡単ですね。

まあ、しばらくかわいがってみようと思います。


<追記>
ホームをカスタマイズしてみました。
ヴィオリスト仕様です。




スーク逝去 

July 08 [Fri], 2011, 9:02
ヴァイオリニストのヨゼフ・スークが7月6日に亡くなったらしい。
(日本のメディアでは確認とれず → 記事を見つけました
けっこうなショックを受けています。




CDでも大好きな演奏家ですが、一度だけ触れた生演奏でとても魅了されたのを覚えています。

1992年11月のヨーヨー・マの室内楽演奏会。
これに出演していたのがスーク。

オール・ドヴォルザーク・プロで
・5つのバガテル
・ピアノトリオ「ドゥムキー」
・ピアノ五重奏曲

共演陣が豪華で、ヴァイオリンはスークパメラ・フランク
ヴィオラが豊嶋さんで、ピアノはフィルクシュニー

当時、私はこの共演陣をほぼ知らず、凄い美音のヴァイオリニスト2人にド肝を抜かれました。
特に「ドゥムキー」での演奏は圧巻で、緩徐楽章で本当に涙がでました。

後日、サークルの先輩方に感動を熱弁していて「で、ヴァイオリンは誰だったの?」という話から、「おまえ、スークを知らずに聴いてきたのか?!」と呆れられたものです。


CDでは、スークトリオの演奏はもちろんのこと、スメタナ四重奏団にVaで加わっての演奏も素晴らしいですし、ソナタ・協奏曲の類も本当に名盤ばかり。いろいろな形で、名曲を楽しませてもらいました。



ご冥福をお祈りいたします。

CD購入 

July 05 [Tue], 2011, 15:28
2枚ほど購入

■TRIO RECORDINGS 1941(ハイフェッツ 他)



 <曲目>
  モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
  ドホナーニ:セレナード ハ長調 Op.10
  ブラームス:ピアノトリオ 第1番 ロ長調 Op.8 
  ベートーヴェン:ピアノトリオ 第6番 変ロ長調 Op.97 「大公」
  シューベルト:ピアノトリオ 第1番 変ロ長調 Op.99


ハイフェッツを中心としたトリオ曲集です。
最初の2曲が、ハイフェッツ・プリムローズ・フォイアマンによる弦楽トリオ。
残り3曲が、俗に言う「100万ドルトリオ」によるピアノトリオ。
お目当ては、弦楽の2曲です。

なんていうですかね・・・
「音だけで金がとれる皆さんによる演奏」です。
もちろん、ソリストってのいうのは、皆がそうなんですが、とりわけ この皆さんは音を聴いてるだけで魅了される奏者ばかり。

芸術として、もっと価値の高い演奏はあると思います。

モーツァルトは、クレーメルたちの名盤があります。
ドホナーニも隠れた人気曲ですから、他にもいろいろある。
ブラームスは、ヘスとスターン・カザルスによる演奏がマイベストですし、
大公やシューベルトは、スークトリオの演奏も素晴らしい。

でもね、やはりハイフェッツたちの演奏は、オンリーワンの魅力があるんですよね。
これはこれで持っておきたい!また聴きたい!と思わせる魅力が。

また、ヴィオリストとしてはプリムローズの至芸が聴けるだけでも涙モノ。
しかも、2枚組みで1050円ですよ。
素晴らしいと思いませんか!


■バルトーク:弦楽四重奏曲全集 (ルービン四重奏団)



こちらは、上記CDの送料を省くためのお買い物。
こちらも、2枚組みで1000円しない、お買い得盤です。

でも、内容はしっかりしたものです。
変な民族くささや激しさを排したアプローチで、新鮮なバルトークを聴かせます。

正直言って、バルトークの弦四ってあまり得意じゃないんですが、「きれいじゃ〜ん」なんて思いながら聴くことができました。

ラ・プティット・バンド演奏会(7/2) 

July 03 [Sun], 2011, 10:05
日本生命さんに応募したら、こちらの演奏会チケットに当選したので、拝聴してきました。

■ラ・プティット・バンド (東京オペラシティ)



個人的な目当ては、「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」
シギスヴァルト・クイケンが復活させた、首からぶら下げるチェロです。



これが鄙びた音色で、良いんです。チェロよりも軽やかな低音パートを、この楽器で実現しています。
同楽団の演奏する「四季」をBSで観てから、ずっと気になっていたコレを、ついに生で拝聴できました。

また、会場に行ってから知ったのですが、バスを担うのもコントラバスではありませんでした。
「バス・ド・ヴィオロン」という、チェロを少々大きくしただけのものを、椅子の上に立てて弾いていました。
通常、バスパートはヘ音記号譜を1オクターブ下げて弾くのですが、記譜どおりの高さで弾いていました。

これらの取り組みにより、軽やかな響きのヴァイオリン・ヴィオラと調和する低音パートが美しく、素晴らしくバランスの良い古楽演奏を楽しむことができました。

------------------------------

・ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047
 <ソリスト>
 サラ・クイケン(ヴァイオリン)
 バルトルド・クイケン(リコーダー)
 尾崎温子(オーボエ)
 ジャン=フランソワ・マドゥーフ(トランペット)


なんと、トランペットは「妥協のないバロックトランペット」。
バルブはもちろん、孔もあいてない楽器で、口だけで音程を作って吹いてました。
地面と水平より高めの角度で楽器を構え、腰(横腹?)に手をあてて吹く様は、風呂上りの牛乳みたいでユーモラス。
でも、きっとあの姿勢でいろいろなものを微調整しているんでしょうね。
バルブがあっても、高音域で細かい音符を操るトランペット・ソロは至難。
それを完全に口だけでやるんですから、ものすごい技術だと思います。
(まあ、その完成度はアレでしたが。仕方ないんだと思います。)

・ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
 <ソリスト>
 サラ・クイケン(ヴィオラ)
 赤津真言(ヴィオラ)
 シギスヴァルト・クイケン(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)


2番でヴァイオリン・ソロを担当したサラが、ヴィオラに持ち替えて登場。
サラのヴァイオリンは「軽すぎてよく聞こえない」という側面もあるのですが、そんな彼女もヴィオラだと豊かな響きがよく聞こえました。
ヴィオラの方が向いているんじゃないのかな?

いつもtuttiでアンサンブルを支える赤津氏も、積極的なソロが良かったですよ。
若干、音程を外す瞬間もあるけど、それを云々するのはバロックを楽しむ場では無粋というものなのでしょう。

・三重協奏曲 イ短調 BWV1044
 <ソリスト>
 バルトルド・クイケン(フラウトトラヴェルソ)
 シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
 バンジャマン・アラール(チェンバロ)


2曲目までスパッラで低音パートをやっていたシギスヴァルトが、ヴァイオリンを携えて登場。いやはや、器用ですね。
しかも、しっかりとした音で、娘:サラよりも よく音が飛んで・・・ 
なんて思っていたところで、弦がブツン!
シギスヴァルトが退場し、弦を張り替え、最初から仕切りなおし。

そうでなくても安定しにくいガット弦。
張り替えたばかりということもあり、だいぶ狂ってしまうのが早いらしく、演奏の合間で何度も調弦を微調整していました。
でも、さすがですね。
出てくる音は狂ってなかったですよ。
プロの至芸です。

曲そのものは好きなものでしたが、なんとなく全体にしっくり来なかったかな。
申し訳ないけど、シギスヴァルトからスパッラを交代した赤津さんの通奏低音は、不可でもないけど良くもなかった。
バロックの音楽の流れは、やはり通奏低音にかかっていますからね。
ここにきて、「シギスヴァルト、通奏低音うまいよなぁ」と感心してしまいました。

  =休憩=

・ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
 <ソリスト>
 バルトルド・クイケン(フラウトトラヴェルソ)
 シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
 バンジャマン・アラール(チェンバロ)


休憩を挟んで、超有名曲の第5番。
布陣はBWV1044と同じ。
でも、こちらは素晴らしく楽しい演奏でした。

まず、クイケン兄弟の安定したソロ。
シギスヴァルトの弦・楽器もなじんだらしく、とてもよく鳴っていました。

また、チェンバロも素敵でした。
例のカデンツァも声部がきちんと弾き分けられていて、声部どうしの丁々発止のやりとりが聴こえてきます。
あれは至芸です。

・ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048

圧巻だったのは、この第3番。
通常のチェロパートは、もちろん スパッラ×3台。

今までtuttiにいた女性がVn1に立ち、日本人女性がVn2、外国人男性がVn3。
ヴィオラは、サラがVa1、外国人女性がVa2、日本人男性がVa3。
スパッラは、一際でかいスパッラをぶら下げたシギスヴァルトを筆頭に、赤津氏と外国人男性が担当。
これにバス・ド・ヴィオロンとチェンバロ。

なんというか・・・
そう、繰り返しになるけど「圧巻」だったのですよ。

「音の洪水」ならぬ「響きの洪水」に包まれる感じ。
スパッラは、チェロのような迫力ではなく、暖かい響きで低音を支えるので、ヴァイオリン・ヴィオラも無理する必要がなく、それぞれの持ち味を生かした響きで、嬉々として演奏してました。

特に目立ったのが、Vn2・Va3の日本人。
とても素晴らしい演奏でした。

------------------------------

クイケンのアンサンブル、実は私は良いと思ったことがありませんでした。なんというか、「学術的な興味でしかない」「全体のバランスが良くない」というのが、その理由。

しかし、スパッラの登場により、全体のバランスが非常に良くなったように思います。それは、ヴァイオリン・ヴィオラの自由な演奏を許すことにつながり、結果として、全体に良い影響をもたらしたのではないかと思います。

BSで見かけた演奏で知った彼らの変化を、生で確認できる機会をもてたことは、本当に幸いでした。
とても素敵なコンサートでした。
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