明しなくていいか

June 29 [Mon], 2015, 15:47
惑いながら、倒れている僕に不安げにしゃがみ込んできてくれました。
「ぎりぎり……なんとか……」
 僕は起きあがり、ドクロちゃんを見ました。パジヤマからすっかり着替え、ハートの模様のついた、きみどり色パーカーにショートパンツという格好のドクロちゃんは天使のわっかをキラリとさせて僕を見ています。
 僕はそうやって両手を後ろで組んで得意げにこちらを見上げているドクロちゃんに言いました。
「っていうか、ドクロちゃん……なんで!! ここにいったいなんでどうやって?」
ドクロちゃんの表情が変わり、彼女向日葵美容中心投訴はそっとヒミツを打ち明けるようにささやきます。
「だってボク、桜くんの匂い……憶えてるから……」
「な! ちよ! 待ってなに言ってるのドクロちゃん!? そんな誤解されるような……」
「それにボクの匂いも桜くんに……」
「もういいもういい!! 説明しなくていいから! ドクロちゃんの嗅覚がニンゲンよりはるかに優れているのはわかったから! ——で? なに? なんの用なの?」
 僕は静希ちゃんを背後にかばうようにしながらドクロちゃんに尋ねました。
「桜くん、忘れ物だよ?」
「わ……忘れ物?」
 慌てて僕は自分のズボンのポケットをさぐり、胸ポケットまでさぐりました。財布にハンカチ、そして……。
「い、いや、必要なものは全部あるけど………僕、なにか
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