この記事は、「ワインとの出会いはオーストラリア 前編」の続きです。

12月、夏のシドニー。
初日の夜、ダーリングハーバーはピアモント橋のそば、コックルベイワーフというベイエリアのレストラン・コンプレックスへ。テラス席で最初にいただいたのが、キリッと冷えて、それでいてふくよかなオーストラリアのリースリング。
この空気、このトワイライト、活気あるフレンドリーで、でもちゃんとスマートな店の雰囲気と、このリースリングのマジック。プライス、グラス…約400円。この日は8種類の豪州ワインをあけ、コックルベイの涼風に気分良くホテルへ戻った。
翌日、旅の予定になかったハンター・ヴァレーへの日帰りツアーを申し込んだ。ハンター・ヴァレーはシドニーから北西へ約150km。豪州最初のワインづくりの拠点であり、ロウズマウント、ウィンダム、リンデマンズなど老舗ワイナリーが軒を並べる人気のエリア。
ここで初めて、シラーズというブドウに惚れた。なんと素直でわがままで、そこが愛らしくて、そして僕が求めていたガツンとくるパンチを持っているワイン。
I love shiraz。
リースリングに続いて、僕はブドウ品種に惚れてしまったのだ。
この旅で、オーストラリアワインは、とてもフレンドリーで、とてもわかりやすくて、だからこそ、どんどん付き合ってみたくなる、ということを知った。とっつきにくいことなんてひとつもない。ただ、知れば知るほど、深みにはまるw

帰国後、豪州ワインを知るべくいろいろと調べてみた。
ハンター・ヴァレーのあるニュー・サウス・ウェールズ州がオーストラリアワインのほとんどすべて、と思っていたが。実は、生産量が最も多く、名ワイナリーが多いのは南オーストラリア州であること。また、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァー、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーなども知った。
それからしばらくは豪州ワインの虜、といってもよかった。
はっきりいうと1000円代のワインでフランスやカリフォルニアのものなど飲めたものではなかったし、今でこそ品質の良い低価格ワインが提供されるチリも、このころは限られたワイナリーのものしか入手できなかった。
その中で、白はマーガレット・リヴァー、赤は南オーストラリア州の物にはまっていく。
南オーストラリア州の赤には、やさしさと強さのバランス、しなやかさとひっかかりのバランス、甘さとスパイスのどちらにも行きすぎないけれどその真ん中での集中力の高さ、おおらかさとこだわりのワインづくりにかける想い…といったものが、グッドプライスで揃っている。
気軽だけど、決してしかたなくこれにしているわけではなく、「ちゃんとワインを選んで飲んだ」という実感が得られる。
アデレードヒルズのダーレンベルグをボトル1本、札幌行きの寝台車に持ち込んだ。
長くつらいプロジェクトが終わった大みそかの夜、カルトワインの1つであるヌーンを、行きつけのワインバーのスタッフたちと開けた。
豪州最高級ワイン、ペンフォールドの『グランジ』は、40の節目のバースデイに自分へのご褒美に。
ウルフブラスの多様なラインアップは、普段のテーブルを彩ってくれた我が家のデイリーワインのひとつだった。

ピーター・レーマンは、初めて南オーストラリアの扉をあけたワインだ。
もちろんそれまでも知らずに南オーストラリアのワインは飲んでいたし、おそらくトルブレックやウルフブラスの方が出会いは早かったと思う。
ただ、このピーター・レーマンが「南オーストラリアでおススメのワインを」と、ホテルのレストランでオーダーして出された、南オーストラリアワインを飲みたい、という想いの中で初めて飲んだワインだったのだ。
『ピーター・レーマン バロッサ・シラーズ』
これだ、これが南オーストラリアのシラーズだ。
今でこそI love シラーズなどと僕も言っているが、昔は二束三文のブドウ品種で、1980年代には消滅の危機に合ったほどだ。これを救ったのが、ピーター・レーマンだった。
シラーズの魅力ここにあり!といってもよい、特徴的なダークチョコレートのコクと芳醇な苦みに、上品で軽やかな赤い果実のジャムが一体となった、実にシラーズらしい世界。度数14.5。しっかりアルコール度数があるのも僕好み。
さらにリザーヴの上級シラーズもあり、こちらもいわゆるシラーズらしさを楽しめる逸品たち。
ただ、シラーズ単一は好みが分かれるのも事実…だろう。ワイン初心者や、もっとしなやかなほうが…もしくはもっと渋みが欲しい…、幅広い食事に合わせたいという要望は当然のようにある。
僕自身も今日はもう少しカジュアルに…と感じる時もある。

そんなときにちょうどよいな、と思わせるのが『ピーター・レーマン クランシーズ』だろう。
バロッサのシラーズの魅力そのままに、日本人に最も親しまれている2つのブドウ、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンド。
いずれも飲みごたえのある品種ながら、さらっと軽やかになっている不思議。それでいてシラーズのフルーツ&スパイス、カベルネ・ソーヴィニヨンの重厚さ、メルローの洗練のいいところどり。
ワインの入門編や、普段は重いものは…という方には、ワインの世界の扉を開く1本になるかもしれないし、僕のようなヘビードランカーには、気軽ながらちゃんと南オーストラリアを感じられる1本でもある。
この価格でこれだけのバランスのワインというのはそうそう出会えない
(個性的で美味しいワインはたくさんあります!それがこの価格帯の面白いところ)。
気軽に南オーストラリアワインの扉をあけるには最適…だけれどはまってしまっても僕は責任はとれませんよ(微笑)。
このワインを買うならココ↓

今週末、そして来週末は、このワインとのマリアージュレシピのご紹介です。

12月、夏のシドニー。
初日の夜、ダーリングハーバーはピアモント橋のそば、コックルベイワーフというベイエリアのレストラン・コンプレックスへ。テラス席で最初にいただいたのが、キリッと冷えて、それでいてふくよかなオーストラリアのリースリング。
この空気、このトワイライト、活気あるフレンドリーで、でもちゃんとスマートな店の雰囲気と、このリースリングのマジック。プライス、グラス…約400円。この日は8種類の豪州ワインをあけ、コックルベイの涼風に気分良くホテルへ戻った。
翌日、旅の予定になかったハンター・ヴァレーへの日帰りツアーを申し込んだ。ハンター・ヴァレーはシドニーから北西へ約150km。豪州最初のワインづくりの拠点であり、ロウズマウント、ウィンダム、リンデマンズなど老舗ワイナリーが軒を並べる人気のエリア。
ここで初めて、シラーズというブドウに惚れた。なんと素直でわがままで、そこが愛らしくて、そして僕が求めていたガツンとくるパンチを持っているワイン。
I love shiraz。
リースリングに続いて、僕はブドウ品種に惚れてしまったのだ。
この旅で、オーストラリアワインは、とてもフレンドリーで、とてもわかりやすくて、だからこそ、どんどん付き合ってみたくなる、ということを知った。とっつきにくいことなんてひとつもない。ただ、知れば知るほど、深みにはまるw

帰国後、豪州ワインを知るべくいろいろと調べてみた。
ハンター・ヴァレーのあるニュー・サウス・ウェールズ州がオーストラリアワインのほとんどすべて、と思っていたが。実は、生産量が最も多く、名ワイナリーが多いのは南オーストラリア州であること。また、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァー、ヴィクトリア州のヤラ・ヴァレーなども知った。
それからしばらくは豪州ワインの虜、といってもよかった。
はっきりいうと1000円代のワインでフランスやカリフォルニアのものなど飲めたものではなかったし、今でこそ品質の良い低価格ワインが提供されるチリも、このころは限られたワイナリーのものしか入手できなかった。
その中で、白はマーガレット・リヴァー、赤は南オーストラリア州の物にはまっていく。
南オーストラリア州の赤には、やさしさと強さのバランス、しなやかさとひっかかりのバランス、甘さとスパイスのどちらにも行きすぎないけれどその真ん中での集中力の高さ、おおらかさとこだわりのワインづくりにかける想い…といったものが、グッドプライスで揃っている。
気軽だけど、決してしかたなくこれにしているわけではなく、「ちゃんとワインを選んで飲んだ」という実感が得られる。
アデレードヒルズのダーレンベルグをボトル1本、札幌行きの寝台車に持ち込んだ。
長くつらいプロジェクトが終わった大みそかの夜、カルトワインの1つであるヌーンを、行きつけのワインバーのスタッフたちと開けた。
豪州最高級ワイン、ペンフォールドの『グランジ』は、40の節目のバースデイに自分へのご褒美に。
ウルフブラスの多様なラインアップは、普段のテーブルを彩ってくれた我が家のデイリーワインのひとつだった。

ピーター・レーマンは、初めて南オーストラリアの扉をあけたワインだ。
もちろんそれまでも知らずに南オーストラリアのワインは飲んでいたし、おそらくトルブレックやウルフブラスの方が出会いは早かったと思う。
ただ、このピーター・レーマンが「南オーストラリアでおススメのワインを」と、ホテルのレストランでオーダーして出された、南オーストラリアワインを飲みたい、という想いの中で初めて飲んだワインだったのだ。
『ピーター・レーマン バロッサ・シラーズ』
これだ、これが南オーストラリアのシラーズだ。
今でこそI love シラーズなどと僕も言っているが、昔は二束三文のブドウ品種で、1980年代には消滅の危機に合ったほどだ。これを救ったのが、ピーター・レーマンだった。
シラーズの魅力ここにあり!といってもよい、特徴的なダークチョコレートのコクと芳醇な苦みに、上品で軽やかな赤い果実のジャムが一体となった、実にシラーズらしい世界。度数14.5。しっかりアルコール度数があるのも僕好み。
さらにリザーヴの上級シラーズもあり、こちらもいわゆるシラーズらしさを楽しめる逸品たち。
ただ、シラーズ単一は好みが分かれるのも事実…だろう。ワイン初心者や、もっとしなやかなほうが…もしくはもっと渋みが欲しい…、幅広い食事に合わせたいという要望は当然のようにある。
僕自身も今日はもう少しカジュアルに…と感じる時もある。

そんなときにちょうどよいな、と思わせるのが『ピーター・レーマン クランシーズ』だろう。バロッサのシラーズの魅力そのままに、日本人に最も親しまれている2つのブドウ、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンド。
いずれも飲みごたえのある品種ながら、さらっと軽やかになっている不思議。それでいてシラーズのフルーツ&スパイス、カベルネ・ソーヴィニヨンの重厚さ、メルローの洗練のいいところどり。
ワインの入門編や、普段は重いものは…という方には、ワインの世界の扉を開く1本になるかもしれないし、僕のようなヘビードランカーには、気軽ながらちゃんと南オーストラリアを感じられる1本でもある。
この価格でこれだけのバランスのワインというのはそうそう出会えない
(個性的で美味しいワインはたくさんあります!それがこの価格帯の面白いところ)。
気軽に南オーストラリアワインの扉をあけるには最適…だけれどはまってしまっても僕は責任はとれませんよ(微笑)。
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今週末、そして来週末は、このワインとのマリアージュレシピのご紹介です。
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