幻想文学の基本文献

October 24 [Wed], 2012, 6:34
☆「幻想文学論序説」 ツヴェタン・トドロフ 創元ライブラリ文庫

  怪奇・驚異と幻想の物語、その位置付・定義付について

  ポー、ネルヴァル、ホフマンたち代表的作家の作品を

  読み解いて、幻想文学の本質として論じた名著である。

  幻想文学を論じる上で、必須の基本文献といわれている。

  ただし、使われている用語も文章の構成・展開も難解で

  一読して全てわかるような生半可な書物とはいえないため、

  何度もじっくりと読み返し、理解を深める必要があると思う。

書物を愛す通史本

October 17 [Wed], 2012, 0:03
☆「書物の歴史」 エリク・ド・グロリエ 文庫クセジュ

  本書は書物の起源から説き起こして、

  古代の書物、中世の書物、近代の書物へと、

  古今東西の書物の歴史をまとめたものである。

  そして、書物にまつわるあらゆる諸問題の、

  印刷、装丁、出版、販売、普及などにも

  過不足なく言及しているのがよいと思った。

  ※ 書物への思い

  <書物は最高の歓びである>(エマースン)

  <美しい書物よりも美しいものは他にない>(ジュベール)

愛書家のこだわり方

October 10 [Wed], 2012, 0:04
☆「愛書趣味」 ミシェル・ヴォケール 文庫クセジュ

  書物は言語によって言語のために、

  創造された最高の文化形態であり、

  言語文化そのものであるといわれる。

  愛書趣味、それは内容の素晴らしさと、

  装丁や状態の美しさと刊本の珍しさと、

  この三条件を満たす探索と愛蔵を意味する。

  ただの本好きには理解し得ないかもと思った。

作家の欧州滞在日記

October 05 [Fri], 2012, 0:03
☆「滞欧日記」澁澤龍彦 巌谷國士・編 河出文庫

 仏文学者で作家であった碩学 澁澤龍彦氏による

 四度の欧州旅行の日々の模様を記録したノートを、

 著者の友人で文芸評論家であった巌谷國士氏が

 詳細な註と解説を付し編集した異色の書である。

 元々、公開が目的でない私的な記録ノートのため、

 より抑制のきいた筆致で、さりげなくまた静かに

 綴られたもので、味わい深さは格別なものと思う。

 そして、広大な澁澤世界の源泉にふれた思いがした。


アメリカーナ音楽の歌姫

October 01 [Mon], 2012, 0:03
☆「One more time」 Kelly Willis

  ケリー・ウィリスはオクラホマの生まれで、

  テキサスを拠点に活躍のアメリカーナ・シンガー。

  アーシーでフォーキーなギター・サウンドに、

  しなやかでさっぱりした歌声がとても印象深く、

  ナチュラルでスマートなたたずまいが魅力だと思う。

 ※ YouTubeの映像から

  ☆Kelly Willis
   <Cradle of love>
  http://www.youtube.com/watch?v=FQBqdcKnHog

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