街と壁のメタファー

February 23 [Mon], 2009, 10:28
☆「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」から
  (村上春樹 著 新潮社 1985年刊)
※<世界の終り>−脱出ーより
 「ここは動きながら完結している世界なんだ。
 だからもし俺が望むなら脱出口はあるんだよ。」
 「僕もそのことに気付いたばかりだ。
 ここは可能性の世界だってね。
 ここには何もかもあるし、何もかもがない。」
※<世界の終り>−鳥ーより
 「この街を作ったのは君自身だよ。
 壁から川から森から、何から何までだ。」
 「ここは僕自身の世界なんだ。
 壁は僕自身を囲む壁で、川は僕自身の中を流れている。」
 「僕はもうどこにも行けず、どこにも戻れなかった。
 そこは世界の終りで、どこにも通じてはいないのだ。
 そこで世界は終息し、静かにとどまっているのだ。」

※終わりの始まり
 「去りゆく一切は、比喩に過ぎない。」
 「人間とはどれほどまでに、君自身であるか。」 

W村上という見方

February 18 [Wed], 2009, 7:34
☆「MURAKAMI 龍と春樹の時代」 清水良典 幻冬舎新書

※帯の紹介文
 かって<W村上>などという呼び方をされたこともあった両人。
 龍のファンは春樹が、春樹のファンは龍が、苦手だといわれる。
 だが、二人の作品を時代ごとに対比させてみていくと、驚くほど
 根っこの部分でつながっていることが、あらためてわかってくる。
 <両村上>の物語によってあぶりだされた時代を振り返ってみる。

※通低するもの
 共通項          龍                春樹
 アメリカの洗礼  限りなく透明に近いブルー  風の歌を聴け
 がまんの仕方   コインロッカー・ベイビーズ  羊をめぐる冒険
 バブルの正体   愛と幻想のファシズム     ダンスダンスダンス
 セックスの底    トパーズ             ノルウェイの森
 新しいゴール   半島を出よ            アフターダーク 

※そして、思うことなど
 2月15日、村上春樹氏、イスラエルの文学賞のエルサレム賞受賞。
 パレスチナ支援団体等含めて、多くのメディアで様々な是非の反響。
 ただ、この受賞するしないは、個人の自由であるべきだと思うのだが。
 それよりもなにも、こんな賞や勲章など、人へのハク付け、あるいは
 格付けみたいなもの自体の有様が、どうもいやな感じがしてならない。
 その上で、春樹氏の心に留めていること、さらに深い意味については
 24年前に自身の小説で述べているので、それを読み返すのがいいと思う。
 ☆1985年刊 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 新潮社 
※さらに、参照ブログを 「帆を張る」
 <村上春樹エルサレム受賞スピーチ 英語原文と日本語対訳>
  http://blog.goo.ne.jp/km_kenken

ぼちぼち と てーげー

February 11 [Wed], 2009, 8:08
☆「ぼちぼち」の語釈
 <主に関西地方で>
 すこしづつゆっくり物事を行うさまのこと。
 物事の程度などが十分とはいえないが、
 一応はまずまず満足できるさまのことをいう。
 「ぼちぼちイズム」はぼちぼちいこか志向を意味する。

☆「てーげー」の語釈
 <沖縄地方で>
 おおよそ、だいたい、いいかげん、などの意。
 この言葉から「てーげー主義」も生まれている。
 これは<物事にこだわらない、そんなおおらかさ>と、
 <おおよそ、だいたいでのいいかげんさが信条>という
 両方の意味があり、よくもわるくも話のタネになっている。

※語呂や響きが格別
 様々な物事や交流に際しての姿勢や基準で
 これらの言葉やその実行が適度な距離感や
 温もり感を生み出し、いい関係を結べる礎に
 なるのではと思う。言うは易し、行うは難し、だが。

キューバの子どもたち

February 07 [Sat], 2009, 7:36
☆「子どもは未来の開拓者」
  〜ストリートチルドレンのいない国 キューバ〜
  文章 工藤律子  写真 篠田有史  JULA ブックレット

※キューバの子どもたちは、なぜ
 ストリートチルドレンになる、あるいはそのような家庭にも学校にも
 居場所を失うことなく、追い詰められることもなく、暮らしているのか。
 キューバの子どもたちを取り巻く環境と彼らの現実をより詳しく知る
 ことを通して、子どもたちが子どもらしく、おとなと共に幸せに生きら
 れるためには、どんな社会がまた世界が必要なのか、考えてみよう。

※引きこもりの子どもたち、
 難民や避難民の子どもたち、
 不法滞在や不法滞留をせざるをえない子どもたち、
 日本や世界中の居場所を失くした子どもたちを思い、
 一人でも多くの人が関心を持ち続けることが大事だと思う。
 

我が時代のバンバン

February 01 [Sun], 2009, 7:24
☆Los Van Van の懐かしの音楽映像
  私の分家ブログの方でお楽しみいただけます。
 「BONCAFE ボンの音楽動画集」
  http://bon23.seesaa.net/

※ 1973年 A ver que sale
※ 1981年 Que pista 、Si a una mamita
※ 1982年 Sandunguera 、Que no que no

☆YouTubの映像として甦ったもの
 70〜80年代にかけて、よく知らないままに、
 ただ気に入って聴いていた、我が青春時代のバンバン。
 所謂お宝といえる超貴重な音楽映像ではないかと思う。
 よくこれだけのものを、きちんと保存して残していたもの
 と感心した。さらに動画共有に投稿することで、より多く
 の人々が視聴して楽しめるようになったことに感謝したい。
 これぞ、まさに永久保存版。もっと大勢の人が聴いてと願う。

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