啄木の時代考察

January 29 [Mon], 2007, 8:08
「時代閉塞の現状」 石川啄木 岩波文庫

☆今日においては、一切の発明は
 実に一切の労力と共に全く無価値である
 〜資本という不思議な勢力の援助を得ない限りは。
 時代の考察!、必要!とは
 我々は今最も厳密に大胆に自由に
 今日を分析して明日の必要を見出さねばならない。

※およそ百年前の明治時代の終わりの書だが
 この啄木の残した現状分析と明日への考察の言葉は
 まさに今の時代ににもぴったりあてはまることではないか。

ウェブ検索の現在

January 24 [Wed], 2007, 7:25
NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」に寄せて

☆検索回数1日10億回から何を目指すのか
 全世界・全人類の情報=知を集約し整理するという。
 人々のライフ・スタイルを変えるあるい変えられるともいう。
 だが現状は米での話で日本でも同じようにいくとはかぎらないか。
☆検索の結果が何かを決定する基準
 検索順位が上位5位内でないと存在しないも同然だという。
 ヤフー・ポータルサイトのページビュー1日12億回との競争激化。
☆検索を通して自分の情報を伝えてしまう意味
 情報や記憶を委ねることであらゆる答えを引き出せる仕組み。
 その答えを基に行動の8割が起こる中でどう対処して生きていくか。

※これもまたブレヒトの英雄論になぞらえれる
 「ウェブ検索のない時代は不幸だがそれを必要とする時代はもっと不幸だ」

アメリカの詩的幻想物語

January 19 [Fri], 2007, 7:13
「西瓜糖の日々」 リチャード・ブローティガン 藤本和子訳 河出文庫

☆西瓜糖の世界 アイデス(iDeath)と忘れられた世界
 世界の充満と欠落は同等ではないという
 穏やかで過剰でないものと暴力的で過剰なもの
☆たまたま穏やかなものが残る物語
 澄明で静溢な西瓜糖世界のひとびと
 その平穏・愛・暴力を描き、若者たちを熱狂させた

※あの頃の熱気は薄れてもなお
 60年代の高揚と挫折に対する感情的反応を
 超えていろんな人に読みつがれてほしいと思う。

失われた新世代

January 15 [Mon], 2007, 7:19
「ジェネレーションX」 ダグラス・クープランド 黒丸尚訳 角川文庫
加速された文化のための物語たち〜空虚なものと神聖なものと

☆断章・既視感
GOD IS NOWHERE ; GOD IS NOW HERE
きみたちは、そこにいる、身を隠して息をひそめている、雨を待っている

☆世紀末生まれの新世代
13ジェネレーション ジェネレーションX ネオ・ロスト・ジェネレーション
グローバル・ジェネレーション デジタル・オカルト・ジェネレーション
<ぼくを見ているぼくを見ろ> <きみを見ているぼくも見ろ>

キューバでアミーゴ

January 10 [Wed], 2007, 9:40
「銀座OL世界をゆく4 キューバでアミーゴ」
(フジ系列関西テレビで放映されたもので、
また幻冬舎より書籍としても出版されたもの)
語り手・主役旅人 たかのてるこ 聞き手・狂言廻し 島田紳助

☆歌い、踊り、笑う。
「私は毎分毎秒、<今>を本気で楽しんでいるわ。
 人生は自分の愉しみのために存在しているのよ。」
                (ミネルバ 女優 32才)
☆旅は自分を映す鏡。
「旅先にはいつも自分が求める出会いが待っているもの。
 自分の日常の愛おしさに、家族や友達の有難さに、
 目を向けさせてくれたのは、キューバのアミーゴだった。」
                    (語り手の述懐)
※振る舞いや合わせ方はまるで関西のねえちゃんのノリで、
 行き当たりばったり風だが、ツボを押さえた仕込は見事だと思う。
 いわゆるキューバ的なるもののツカミはギャグの決めゼリフの
 <おもろいやないか><うであげたなあ> がぴったりくるほどだ。

モノサシ探しとは

January 05 [Fri], 2007, 9:58
文化の現場から(朝日シリーズ記事より抜粋)

※温故知新・古典を使う〜一般的な見方
 先行きが不透明な時代の本物志向では。
 根本を論じようとする機運の高まりなのでは。
※古典人気・表面的な回帰〜懐疑的な見方
 今の時代、ただ古典を読むことと、
 ネット検索がうまくなることと、どちらが
 知に対する姿勢として、より優れているか。
※古典からネット〜動き続ける知
 誰でもが、それぞれの体系をつないだ
 知の世界を簡単にのぞけ、引き出せる。
 誰もが、自省なく更新され続ける
 あやうい知に埋没するか、振り回される。
 さて、ここからどこへ。やはりかって歌われたように
 答えは風に吹かれて、ただ舞っているだけなのだろうか。

年の初めに

January 01 [Mon], 2007, 10:06
良い年になりますように

<思い>を戯れ句で
「元日の ウェブ交流の 同ブログ」
「寝正月 自問自答の ブログかな」
「気の向きし 日だけのブログ はじめかな」

<希望>を折込どどいつで
「よ」 かれとむすぶ    「い」 つものように
「い」 のちのきずな    「の」 んびりゆこう
「と」 もだちなかま     「し」  たいことだけ
「し」 んずべし       「し」  たいよに
    
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