ラテン音楽一口メモ52

October 27 [Fri], 2006, 7:11
Carmelina TOTO la Momposina Yard High YHCD 1

トト・ラ・モンポシナはコロンビアのコスタ・カリベ(カリブ海沿岸地方)の
伝統的なアフロ系民俗音楽を、最も魅力的に再生し、今に伝えてきた。
情感たっぷりで深みのある歌声の女性歌手を中心に、打楽器群はじめ
ギター・ブラスなどセプテート・スタイルになって、よりアフロ・キューバや
アフロ・ペルーの音楽との類縁的なつながりが色濃く浮き彫りになった。
そのリズムはアフロ・コロンビアノ、ボレロ・ソン、グァラーチャ・ルンバ、
ガイタ、ポロと多彩で、現在のクンビア、パジェナートの源流ともいえる。
これはいわば汎ラテン・アメリカ音楽の万華鏡で、愉しめるものだと思う。

ラテン音楽一口メモ51

October 23 [Mon], 2006, 9:37
El amor de mi tierra Carlos Vives EMI H2

カルロス・ビベスはコロンビア出身で、コスタ(カリブ海沿岸)の
伝統的なパジェナート音楽をエレキ・ギターとアコーディオンを
中心にすえ現代化させて、熱狂的な人気を得たシンガーである。
80年代に首都ボゴタで演劇を学んでテレビ界でアイドルとなり、
やがて90年代に音楽界に入り、自らのバンド ラ・プロビンシアを
率い活躍しだした。そして93年のファースト・アルバムが国内初め
米国・中南米各国のラテン・チャートを席捲する大ヒットを記録した。
本作はより汎カリブ・ラテン的な広がりを志向した聴きものだと思う。

ワールド音楽一口メモ4

October 18 [Wed], 2006, 10:06
Before the next teardrop falls
Freddy Fender MCA 20257

フレディ・フェンダーはテハーノ・ミュージック(テックス・メックス)
の大御所のひとりとして名高い存在だった。ロイター通信によると
10月14日に米・テキサス州でガンのため逝去、享年69才、合掌。
ラテン・カントリーというべきジャンルを超えた独特の音楽スタイルで
アメリカ・メキシコなどでヒットを連発し一世を風靡したことで知られる。
そしてソロ活動のかたわら、盟友のフラーコ・ヒメネス、ダグ・ザームら
と組んだテキサス・トーネイドスでも活躍し、グラミー賞も3度受賞した。
その容貌に似合わぬ甘い歌声は、深い哀愁を帯び、忘れ難いものだ。

ラテン音楽一口メモ50

October 13 [Fri], 2006, 7:06
El son de ahora Carolina Lao wea 29399-2

カロリーナ・ラオは南米コロンビア出身で、美形かつ美声の
トロピカル・サルサとラテン・ポップスの新進シンガーである。
軽快なサルサからしっとりバラードまで幅広いレパートリー
をこなし、若者達の支持を受けアイドル的な人気者となった。
いわゆるクリスタル・ボイスを駆使しての、切なく洗練された
歌唱スタイルが持味で、キュートでセクシーという見た目での
イメージ以上に力強く豊かな音楽を聴かせ、掘出物だと思った。
さてシャキーラやターリアのスーパースターへの道をたどれるか。

ラテン音楽一口メモ49

October 09 [Mon], 2006, 7:26
No lo voy a olvidar Brenda K Starr PARCHA 2022

ブレンダ・K・スターはプエルトリコ系ニューヨーカーで、若くして
ラテン風ポップスでデビューし、やがて80年代後半には軽快で
ダンサブルな曲や切ないバラード曲のヒットで人気を集めていた。
その後しばらくの停滞の時を経て、90年代中頃にプエルトリコの
腕利きミュージシャンを従えての斬新なサルサ・アルバム発売と
大ヒットにより、NY音楽シーンの最前線に踊り出す復活を遂げた。
湿り気を帯びたような切ないサウンドと感情の襞を奮わすような
しっとりとした歌唱は、なかなか見事なもので聴きものだと思う。

原点あるいは源流

October 04 [Wed], 2006, 6:39
「初期ノート」 吉本隆明 光文社文庫

☆大きな要素
 試行叢刊第一集の待望の文庫版化
 (1964年第一版、1970年改定増補第一版)
 本書が物書きとしての原点あるいは源流と思われる
 自分を慰め解放する自己慰安のため書き出したという
☆新たな地平
 そして自ら自作についてこう語った
 「時代によって作品がどんでん返しを喰わないように
 今の日本や世界がどうなっているかいつもイメージしている
 誤差はあるかもしれないが大きくは間違ってない自信はある
 思想って過去を引きずるもんです」

※参照ウェブ
 「三月記(仮題)」〜京都の三月書房のブログ
 http://3gatsu.seesaa.net/
吉本隆明氏のものなど、こだわりの人文系書物の案内雑記

キューバ音楽一口メモ63

October 01 [Sun], 2006, 7:06
Amor de Turista Los 4 del Son COBO CCD 9052

※若い音楽家よ 現在を疾走れ
 ジーンズ姿の若手4人組によるトラディショナル・ソン
 ハバナの街角でよくみかけるイメージだが詳細知れず
※老音楽家よ 永遠なれ
 故コンパイ・セグンド翁へのオマージュ
 ラム酒と葉巻そして限りなき愛と生の讃歌

☆愛の旅人〜キューバ・ハバナ
 (朝日新聞be 土曜版特集より)
 オマーラ・ポルトゥオンドは懐かしむ
 「コンパイはいつも恋を夢見、愛を囁くのが好きな人だった」
☆Las Frores de la Vida〜人生の花
 コンパイ翁93才の時 欧州への飛行機内で作ったという
 「人生の花はなんて美しいんだ
 遅かれ早かれ魅力を抱えたその花は君の元にやってくる
 人生はなんて美しいんだ そして 愛はなんて素晴らしいんだ」
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