ラテン音楽一口メモ48

September 27 [Wed], 2006, 6:40
Grandes Exitos Zulma Yugar TKF-CD-23

スルマ・ユガールは1951年南米ボリビアに生まれ、
6才で歌手デビューし、以来およそ50年間にわたり
第一線で活躍し続けている。フォルクロレの女王と
呼ばれボリビアの国民的歌手として親しまれている。
その音楽はボリビアの大地に根ざした伝統的民謡
から現代的な新しい歌まで幅広く豊かなものである。
そして透き通るような澄んだ声で力強くも洗練された
歌唱は哀愁と詩情に溢れたものである。本作は彼女
の代表曲を網羅したベスト盤で一聴の価値ありと思う。

ラテン音楽一口メモ47

September 22 [Fri], 2006, 6:09
Mi Reflejo Chritina Aguilera RCA 07863

クリスティーナ・アギレラはエクアドル出身で米陸軍軍人の父と
ドイツ系アメリカ人でバイオリニストの母との間に1980年に生れ
日本など世界各地を渡って、暮らしながら育ったといわれている。
そして12才頃よりミッキーマウス・クラブのショーに出演するなど
音楽活動のキャリアを積み、やがて1998年にディズニー映画の
主題歌をものにし、大手RCAと契約した。翌1999年にリリースの
デビューアルバムが評判を呼び、グラミー賞最優秀新人賞を獲得、
アイドルスターとしてブリトニー・スピアーズと並ぶ人気者となった。
本作は父のルーツのヒスパニック系を意識した全編スペイン語の
アルバムであり、内面をぶつけるような歌唱がなかなか聴かせる。

ラテン音楽一口メモ46

September 18 [Mon], 2006, 7:33
Dreaming of you Selena EMI H2 34123

セレーナ・ペレスはテキサス州生まれのメキシコ系アメリカ人で
テハーノ・ミュージックのクイーン及びラテンのマドンナと称された。
だが1995年3月、銃撃で天に召され歌わぬ人となってしまった。
そしてこの悲劇に対する人々の思いや関心が認知度をたかめて、
アルバムの売上げを押し上げたといわれた。そうしてこの本作は
1995年8月、テックス・メックス音楽としては史上初という快挙
米のビルボード・チャートの一位にランクされ、大ヒットを記録した。
それから、この英語と西語のクロスオーヴァー・アルバムを通じて
セレーナ及び彼女の歌は米国全体・欧州・日本でも話題を集めた。
ハスキーで憂いを帯びた歌声は今も切なく響いて忘れ難いものだ。

脳科学の現在

September 15 [Fri], 2006, 10:35
「クオリア入門」 茂木健一郎 ちくま学芸文庫

☆心脳問題〜心が脳を感じるとき
 私たちの「心」のすべては私たちの「脳」のニューロンの
 発火にともなって起こる、「脳内現象」にすぎない、という。
 そして私たちの「心の中」のすべての表象はクオリアという
 それ以上分割できない単位からできている。なるほどねえ。
 脳科学の現在から「私の心」の見取り図への独創的思考か。
 正直なところ、もひとつようわからんというのが本音であるが。

※参照本
 「からだの見方」 養老孟司 ちくま文庫
 「生きていることの科学」 郡司ぺギオー幸夫 講談社現代新書
※参照ウェブ
 「クオリア日記」http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/
 今、旬の顔 茂木健一郎氏による日々の身辺雑記とお仕事メモ

思考の不可能性

September 11 [Mon], 2006, 7:51
「神の裁きと訣別するため」 アントナン・アルトー
        宇野邦一・鈴木創士 訳 河出文庫

☆アントナン・アルトー 1896年生〜1948年没
 「思考の不可能性」を追求し続けたフランスの特異な詩人
☆そして記念碑的名著といわれる
 20世紀の最も危険で激烈な思考の実験を凝縮したもの
☆それは最後のそして究極の叫び
 「人間に器官なき身体を作ってやるなら
  人間をそのあらゆる自動性から解放して
  真の自由に戻してやることになるだろう」

※参照本
 「アデン・アラビア」 ポール・ニザン 花輪莞爾 訳 角川文庫
 「ランボー全詩集」 アルチュール・ランボー 宇佐美斉 訳 ちくま文庫
 「マルドロールの歌」 ロートレアモン伯爵 藤井寛 訳 福武文庫
※参照ウェブ
 「ウラゲツ☆ブログ」 http://urag.exblog.jp/
 人文書・新書文庫の丁寧な情報案内を発信
 こちらの7・5付記事に写真入りの詳細な紹介

キューバ音楽一口メモ62

September 06 [Wed], 2006, 7:19
A Mi Que ! YUKO y La Timba Cubana BESCD-315

ユウコ・ムラタは関西・京都を拠点に音楽活動を行っている
新進気鋭の若手カンタンテといわれる。(詳細はわからず)
キューバ伝統音楽への熱い想いが募り、単身キューバへ、
そしてソン発祥の地サンティアゴ・デ・クーバでおよそ1年間
修練し、その成果として、現地の若手トラディショナルソンの
バンドであるラ・ティンパ・クバーナを従えて本作を仕上げた。
溌剌としたケレン味のないユウコのヴォーカルは伝統を重ん
じながらも、現代的な疾走感のある斬新なサウンドに乗って
いきいきと輝いてみえる。その上で線の細さは否めないが、
この異彩を放つキューバ音楽もまた愉しく、わるくないと思う。

レクイエム

September 01 [Fri], 2006, 9:48
「思想としての全共闘世代」 小阪修平 ちくま新書

☆<あの時代は何だったのか?>
  戦後最大の数を恃み、常に時代を騒がせてきた
  この世代への、思想的・精神的な「総括」を問う
☆当該世代端くれのひとりとして、気恥ずかしさと気の重さ
  塊としてではなく、一人ひとり自らの尻拭い位できないのか
☆<ある大学の壁の落書>(詠み人知らず)
 何もかも失った 全てを失った
 だが失われたものは 何だったのか
 心の中に 海や山のある
 そんな豊かな人間に なりたかった

※参照本
「団塊ひとりぼっち」 山口文憲 文春新書
「団塊パンチ1号」 赤田祐一編 飛鳥新社
「平凡パンチ1964」 赤木洋一 平凡社新書
「思想としての60年代」 桜井哲夫 ちくま学芸文庫
「ラバーソウルの弾みかた」 佐藤良明 ちくま学芸文庫

※参照ウェブ 団塊世代の情報ページ
「団塊世代ブログ」 http://dankai.sblo.jp/
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