ラテン音楽一口メモ31

March 28 [Tue], 2006, 10:08
<スペイン バスク・ルーツ>
Bolada Alaitz eta Maider triki KD-468

アライツ・エタ・マイデルはトリキティシャ(アコーディオン)の
アライツとバンデロア(タンバリン)のマイデルの二人が奏でる
可愛いくて芯の通ったポップなガールズ・デュオ・バンドである。
それはバスク地方の伝統音楽トリキをモダンにして新しい息吹
を感じさせるものに仕上げられたものである。そしてみずからの
アイデンティティと前向きなメッセージを真っ直ぐに表現したもの
なので、そのはち切れそうな演奏とコーラスワークはなかなかの
聴きものだと思う。ラテンよりワールドミュージックともいうべきか。

ラテン音楽一口メモ30

March 24 [Fri], 2006, 9:55
<スペイン マジョルカ・ルーツ>
Al Tall Maria del Mar Bonet Ariola 74321

マリア・デル・マール・ボネットはスペイン地中海岸にある
マジョルカ島が生んだ偉大なる歌姫で、現代のスペインを
代表するシンガー・ソング・ライターのひとりと称されている。
それはマジョルカ・カタルーニャ・バレンシアというおおきな
意味でのカタルーニャ文化圏のトラディショナル音楽に根差
しながら優雅で格調高い弦楽アンサンブルを率いて成した。
そしてその清楚で透明感のある歌声がヨーロッパとアラブの
文化が交差する豊かな地中海音楽世界への誘いだと思う。

ラテン音楽一口メモ29

March 19 [Sun], 2006, 10:03
<スペイン ジプシー・ルーツ>
Amen Azucar Moreno EPIC 4981032

アスカル・モレノは、1984年にデビューし、スペイン風ザ・ピーナツ
みたいなラテン歌謡を唄う地味な存在だった。それから1991年に
派手な燃え滾る情熱を朗々と歌い上げるスタイルに深化しはじめて
スペイン流叶姉妹のようなゴージャスなフラメンコ・ポップ・デュオと
して一躍脚光を浴び、大ブレイクをした。そしてキャッチ・フレーズで
ジプシー文化を核に作られたラテン最高のカクテル、とうたわれる
根はジプシー・フラメンコで、アラブ系やカリブ系の音も取り入れた
ラテン・フレイバーなルーツ・ポップスに昇華させた音楽だとおもう。
この他に類をみない炸裂系音楽を浴びてみるのも悪くないとおもう。

冗句か皮肉か

March 15 [Wed], 2006, 7:12
「欧州びとの天国と地獄」

<バンク>   <ポリス>   <シェフ>   <ウェイター>
               (天国)
<イギリス人> <ドイツ人>  <フランス人> <スペイン人>
               (地獄)
<スペイン人> <フランス人> <イギリス人> <ドイツ人>

※なかなかツボを心得た見方のようで面白いものだと思う。
 これにアメリカ人=ファーマー、日本人=ワーカーを混ぜたらどうか。

ラテン音楽一口メモ28

March 11 [Sat], 2006, 7:46
<アルゼンチン フォルクロレ>
La Sole SOLEDAD Sony LAK-82750

ソレダッ(ソレダッ・パストルッティ)は現在アルゼンチン周辺地域で
ソレダッ現象と呼ばれるほど大人気のフォルクロレ・コンテンポラリ
ミュージックの若き歌姫である。1980年ブエノスアイレスの北方
のサンタフェ州に生まれ、父親の影響でフォルクロレを歌い始めた。
やがてわずか8歳で初ステージを踏み、2歳下の妹ナタリアと共に
各地のフェスティバルに出演していて、フェルナンド・イセーラという
名ディレクターに見出され、96年にはコスキン・フェスに参加して、
翌年新人賞を受賞するなど大活躍となった。97年より本CDはじめ
全作品が大ヒットを記録し、フォルクロレの現代的な復活を果たした。
アイドル的なルックスながら歌心・声質ともしっかりしたものだと思う。

ラテン音楽一口メモ27

March 06 [Mon], 2006, 15:05
<ベネズエラ ガイタ・サルサ>
Exitos GUACO Universal 314543218-2

グァコはベネズエラのカリビアン・ミュージック・シーンの中で
もっともクリエイティブで随一の人気を誇こる音楽グループと
いわれベスト・トロピカル・アンサンブルと称えられる存在である。
1960年代半ばにスリア地方のマラカイボで学生バンドとして
スタートし、以来30年あまりガイタ・サルサを基調に、メレンゲ
クンビア・カリプソ・ソン・ティンパと様々な音楽を取り入れながら
革新を遂げ続けてきた。ホルへ・ルイス・チャシンの曲作りと
ファン・カルロス・サラスのアレンジを中心にキャッチーなギター
とスタイリッシュなピアノによるトロピカルでバイラブレな独特の
グァコ・ダンス・サウンドを織り成している。なかなか面白いものだ。

さよならベビー・ブーマー

March 01 [Wed], 2006, 7:07
だが失われたものは何だったのか。

<1970年のビッグ・ウェンズデー
  甘い予感を激しい実感で生きたことを
  はっきりと感じることができた。>(内田樹の研究室ブログ記事より)

<ぼくは20歳だった。
  それが人生で最も素晴らしい年齢だなどと、
  ぼくは誰にも言わせはしない。>(ポール・ニザンのアデン・アラビアより)

だがそれはまたベビー・ブーマー世代の
ひとりよがりとひとりなぐさめではなかったか。
生きよ、そして記憶せよ、と。

感じることができそうな参照書籍として、
「1970年の漂白」  足立倫行  文春文庫
「中年シングル生活」 関川夏央  講談社文庫
「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎 講談社文芸文庫
「スズキさんの休息と遍歴」 矢作俊彦  新潮文庫
「敗戦後論」  加藤典洋  講談社
「青春の終焉」 三浦雅士  講談社
「一九七二」   坪内祐三  文芸春秋
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