ガラクタがオタカラに

December 23 [Tue], 2014, 7:19
☆「コレクターの王道」 北原照久 マガジンハウス

 ※ブリキのオモチャから始まった

  「開運 なんでも鑑定団」の鑑定士として人気を博し、

  オモチャ・コレクションの第一人者で世界的に知られる。

  逸品や造った人との出会いに感動することが大切である。

  他人が見たら、ただのガラクタにしか見えないものに、

  造られた時代の息吹きや造った職人たちのこだわりを、

  最初に手に入れた人の生活や人生に思いを馳せるのだ。

  この視線の温かさや愛情がモノをオタカラにするのだと思う。

西洋骨董の愉しみ

December 17 [Wed], 2014, 7:22
☆「だから骨董屋は面白い」 岩崎紘昌 山海堂

  「開運 なんでも鑑定団」の人気レギュラー鑑定士で、

  西洋骨董アンティークのエキスパートとして知られる。

  陶磁器・ガラス・人形・アクセサリーなどの逸品等で、

  <時代もの>という古い品は歴史と文化が薫っている。

  古さと新しさがわかる目を養い、良いところを見つけ、

  その時代の生活様式を夢想し、味わう心の遊びこそが、

  西洋アンティークの愉しみであり、面白さなのだなと思う。 

骨董目利きの教え

December 09 [Tue], 2014, 8:49
☆「南青山骨董通り」 中島誠之助 中公文庫

 ※私の骨董・古美術入門

  人気番組「開運 なんでも鑑定団」に出演して、

  強烈ながら愛嬌ある個性と軽妙洒脱な語り口で、

  鋭い目利きを行い、一躍お茶の間の人気者になる。

  そんな著者が骨董や古美術のもつ魅力と愉しみを、

  お宝道楽への心得や人間模様を通じて綴った名著。

  書物も大事、現物はなお大事。収集品は心の糧なり。

不便さは素晴らしい

November 23 [Sun], 2014, 8:44
☆「消えゆく日本」 桐谷エリザベス マルゼン・ブックス

 ※ワタシの見た下町の心と技

  アメリカ出身の女性コラムニストが見た下町庶民の生活。

  現代の日本人がつい忘れてしまった懐かしい生活感覚と、

  伝統伎職人達の腕と心意気を哀惜と追慕を込めて描いた。

  下町の木造長屋の暮らし、その不便さが豊かで面白いのだ。

  高度成長と浪費社会の中で、消えゆくものへの挽歌といえる。

この国は本当に面白い

November 17 [Mon], 2014, 7:23
☆「ふるさと」 ジョニー・ハイマス ユーリーグ・ブックス

 ※この国は特別に美しい

  イギリス出身の写真家が日本全国を巡りながら、

  生命の原風景である<ふるさと>を映した写文集。

  はじめての日本は私を圧倒し、夢中にさせました。

  日本を撮影することは、私には冒険そのものでした。

  異なった視点や情感による良質なフォトエッセイである。

生活の知恵を再紹介

November 12 [Wed], 2014, 8:25
☆「ふるさとの本」 原康夫・文 遠藤ケイ・絵 21世紀ブックス

 ※ 手作り生活の秘伝集

  70年代に起きたディスカバー・ジャパンのブーム。

  <ふるさと>もトップ・モード的な存在になっていった。

  温かみや柔らかさ、そして落ち着きを求めたのだと思う。

  自然な生活の原点や原風景といえる心のふるさとである。

  本書はいにしえより自分たちが生み出して、育ててきた

  伝統的な風習ならわしや生活の知恵や手作りの技術などを

  わかりやすく絵と文で再紹介しようとまとめられた労作である。

遠きにありて想うもの

November 07 [Fri], 2014, 18:01
☆「ふるさとに寄する讃歌」 坂口安吾 角川文庫

 ※ 夢の総量は空気であった。

  私は碧空を見た。碧空は私に沁みた。

  何か求めるものはなかったか、私は探した。

  そしてある日のこと、私は思い出を掘り返した。

  それはひとつの面影で、私の故郷に続いていた。

  私は故郷に帰りついたが、追われるように旅に出た。

  人生の終楽章の中で、やはり遠きにありて想うものだった。

美の本質を見る

October 24 [Fri], 2014, 0:00
☆ 「陰翳礼賛」 谷崎潤一郎 中公文庫

  さまざまな新しい事柄に対して、最初は

  かなり違和感があって、色々と考えてしまう。

  白さでも白の中に、微かな翳りを見てしまう。

  東洋と西洋との本質的な相違に目を配って、

  影や隅の内に美の本質を見ようとした名随筆。

  ただ、現代においては時代遅れなのかもと思う。

日常世相に関する短章

October 20 [Mon], 2014, 0:03
☆ 「柿の種」 寺田寅彦 岩波文庫

  日常の不思議を探求した著名な物理学者で、

  随筆の達人でもある著者による名短文集である。

  身辺の些事に関するある種たわいもない考察や、

  なにげない感傷がありのままに綴られ素晴らしい。

  まさに近代世相の推移を反映した書信集といえる。

明治期の海外流浪記

October 15 [Wed], 2014, 8:17
☆「異国遍路 旅芸人始末書」 宮岡謙二 中公文庫

  これは幕末から明治末までの約50年間にわたって、

  海外に巡業した旅芸人たちの行跡を辿った奇書である。

  いわば、日本近代史の正史に対しての裏面史といえる。

  文明開化の名の元、人々の哀歓の比較文化史でもある。

  現在の世界一周旅に比べ、その困難辛苦は際立ってみえた。
2014年12月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
アイコン画像ボン 大塚
» 謹賀新年 (2017年01月09日)
アイコン画像ジャム
» 謹賀新年 (2017年01月03日)
アイコン画像ボン 大塚
» 衆愚についての講話 (2016年04月13日)
アイコン画像ジャム
» 衆愚についての講話 (2016年04月13日)
アイコン画像ボン 大塚
» 良し悪しについての会話 (2016年02月26日)
アイコン画像ジャム
» 良し悪しについての会話 (2016年02月25日)
アイコン画像ボン 大塚
» 良し悪しについての会話 (2016年02月24日)
アイコン画像ボン 大塚
» 人の見方についての会話 (2016年02月24日)
アイコン画像ジャム
» 人の見方についての会話 (2016年02月23日)
アイコン画像ジャム
» 良し悪しについての会話 (2016年02月23日)
月別アーカイブ