自傷癖。

July 01 [Fri], 2016, 5:40
今は静かな朝だ。

一人ベッドの中で迎える朝は切なく、寂しい。そんな穏やかな気持ちで迎えられたならどんなに嬉しいだろうか。

残念ながら一度眠りについてしまえば、私は苦痛と絶望抱えながら朝を迎える事になる。

それが私の抱える心の病であり、闇である。

小鳥が囀る静かな朝をボーッと眺める事ができるのも、私が睡眠をとっていないからだ。

眠くない、眠れない。
もはやどちらでもない。

強迫性皮膚摘み取り症、皮膚はがし障害、統一性のない名前で呼ばれた不可解な行動は、皮膚むしり症、この名前が与えられたようだ。

皮を剥いていると気が付くと朝になっている事が少なくない。

範囲はどんどん広がり、まるで私自身を飲み込む常闇のようだ。

否、戒めのようにも思える。

血が飲みたい。
そんな突き上げる衝動を抑えるのもこの役目。

そっと掴んだカッターを向けるのは手首ではなく掌。

数年前は手首から滴る血を舐めたものだ。
その甘美な味は、今も忘れられない。

剥いた箇所の酷く荒れた表面、その一面を整える為、私は再びカッターを握る。

この侵食は、一体どこまで広がるのだろうか。




?藍華?
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