10月読書

November 02 [Tue], 2010, 12:48
10月の読書記録です。
9月よりはペース落ちてるな…

◆パラドックス13/東野圭吾  ★★★☆☆
まずコレ。
東野氏だし(←私にとってはココ重要)おもしろかったよ、うん。
だんだん“壊れていく”様みたいなのが引き込まれたし。
普通の常識が当てはまらない状況で、そんな世界で、人がどんなことを考えてどう行動していくのかってのがテーマなんだろうね。

ただ設定が難しいから、ああいうエンディングしかありえないんだろうなぁと。
途中でエンディングが予想できてしまったのと、タイトルから想像したのと中身のイメージのギャップがあったので★3つで。







◆1Q84 BOOK2/村上春樹  ★☆☆☆☆
意外と早く2冊目がまわってきました。
で、うーん…BOOK1での予告(?)以下になってしまい、★1つですかね…
話の間延び感というか、台詞的にも繰り返しが多くて、状況的にも一応進んでるんだけどかなり遅々とした感じ。
3冊にする必要あったのかな。2冊で収まらなかったんだろか。
これって「究極の愛」みたいなのがテーマなのかな?それにしては歪んだ愛というか、これが究極の愛とは個人的には思えないけどなぁ。

BOOK3も一応予約はしてありますけどね。まだ400人くらい予約があったから、回ってきたときに読む気が残ってるかどうかは、微妙。←言いたい放題








◆阪急電車/有川浩  ★★★★☆
個人的にとーっても本の趣味の合う友人からのオススメ。
いやー、よかったよ、これ!
久々にこういうほんわかした感じの本を読んだ気がする。「癒し系」っつーか「和み系」っつーか。短編だけどなんとなく繋がってて、でも短編集だから読みやすくて。
読みながらなんかニンマリしてしまうというか、一つ一つの話がほっこりする感じ。

彼女がこういうのにハマったのも意外だったけど、自分がハマってしまいそうなのも意外。
いやでも彼女がハマったって言うんだから自分もハマる可能性大かとは思ったんだけど。
ラブストーリー系が多いらしいので、今さらラブストーリーもねーとか思ってたけど、ほかの本も読んでみたい。是非。

でも多分私はこの作家さんの本だけを立て続けに読むことは今のところしないかなという感じなので、★4つで。
ほかの本も読みつつ、途中休憩みたいな感じで読みたい作家さんかな、と思います。



それにしても、本の画像がデカイな…次回からも少し小さくしよう。

9月読書

October 05 [Tue], 2010, 12:10
ボチボチ読書はしてるんだけどなかなかレビューを書けないので、とりあえず読書記録と簡単な感想だけ。
リンクを貼ってあるので、あらすじに興味のある方はamazonで見てみてください。



◆子供が壊れる家/草薙厚子   ★★☆☆☆全体的にネガティブな印象の本。
「こういう風に育てると犯罪をするような子供になる」「犯罪を犯した子供はこういう家庭環境で育っていた」こうしちゃいけない・ああしちゃいけない。
犯罪を犯してしまった子供たちの背景については興味深かったけど、なんだかだんだん読んでいて暗くなってくるような本でした。
友達に借りたんだけど、友達は子供がまだ0歳の頃に行ってた小児科で“買わされた”って言ってました。
子供が生まれたばっかの頃にこの本を読んでたら先行き暗くなっちゃうんじゃないかなぁ。





◆だからあなたも生き抜いて/大平光代   ★★★★☆
これも上と同じ人に借りたもので、これも小児科で“買わされた”って言ってました。
本人の体験を基にした話で、どん底まで行った人が這い上がってきたという話。
こちらは希望が持てるような話でした。人間、死に物狂いで頑張れば何でもできるもんなんだなって感じ。
こういうのを読んで感化されて、自分はまだまだ頑張りが足りないなぁと思ったりするんだよね。











◆I LOVE YOU/伊坂幸太郎,石田衣良,市川拓司,中田永一,中村航,本多孝好 ★★★☆☆
6人の男性作家によるLoveStory。
それぞれが短編だし、わりと有名どころの作家さんだし(と思う)、面白いよ、うんまあそれなりに。
ただ個人的にはそれぞれの作家さんの色が強すぎて、1冊にまとめるには無理があったんじゃないかと・・・
その作家さんの世界に慣れるのに時間がかかって、慣れた頃に話が終わっちゃって、また別の色を持つ作家さんの話に移っちゃって、また慣れるのに時間がかかって、みたいな。

長編1冊どっぷりとハマりこんで読むにはいいかもしれないけど、色の強い作家さんの短編集はちょっと苦手かも。



◆レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか/内藤 誼人   ★☆☆☆☆
どちらかといえばレジについてから「失敗した」と思うことが多い私としては、かなり興味のある話題。
タイトルから、レジ待ちのいろんなパターンがあって、傾向と対策みたいなものが書かれているのかと思ったら、全然違って単なる人間観察の本で、拍子抜け。
かってに中身を想像して期待してた私も悪いんだけど。
タイトルから想像していた内容と全く違っていて個人的には期待はずれだったので星1つです。







◆1Q84 BOOK1/村上春樹   ★★★★☆
何年か前?にかなり話題になって、図書館で、確か何百人という予約を待ってやっと回ってきた本。
主な登場人物が2人いるんだけど、BOOK1を読んだ今の段階ではその2人がどういう関わりがあるのか、なんとなく見えてきたようなまだよくわからないような。
気になって最後まで読まずにいられないので星4つで。でもまだBOOK2が回ってくるまでには時間がかかるだろうな。内容、忘れないようにしなきゃ。

個人的に、子供の頃のトラウマというか“あまり良くない記憶”(普段は封印してて思い出したくない)を呼び起こすような内容の部分があって、読んでいてちょっとキツかったです。でもBOOK2も読まずにはいられないけど。
子供の頃から付き合いのある人だったら、読んでみたら「あーこの部分のことね」ってわかると思うけど。
下巻のほうにも出てくるのかなぁ・・・

8月読書

September 01 [Wed], 2010, 7:54
一つ一つ書いてる時間がないのでメモ代わりにざっくりと感想と個人的評価点だけ。


◆少女/湊かなえ  ★★★★☆

前回の「告白」よりは明るい感じの終わり方。
・・・多分。

ネットの情報が氾濫している時代に思春期を生きる子供たち。
ゲームと現実の区別がつかなくなって命の重みとかいうものを知らず、「人生リセットできる」という感覚の子供たち。
ほんの僅か、ほかの子と違うことをしただけでクラス中・学校中からのいじめの的にされてしまうと怯える子供たち。

イマドキの子はいろいろ大変だなと思います。




◆ 天国と地獄・赤川次郎 ★★★☆☆

毎度思うけど赤川次郎氏の書き方も特徴あるよね。「赤川ワールド」
でも灰汁は強くないので読みやすくてさくさく読めます。
赤川氏らしいなって感じの本でした。











◆ 聖女の救済/東野圭吾 ★★★★☆

トリックが見事です。結構一生懸命考えたんだけどやっぱ最後で「あぁ!」ってなった。
やー女ってコワイ。

『告白』 湊かなえ

June 14 [Mon], 2010, 5:51
今ちょうど映画が公開されているところなのかな?
それは関係なく、以前友人のレビューを見て読んでみたいと思っていて、図書館で予約してあったんだけど丁度本屋で文庫本が平積みされているのを見つけたのでつい買ってしまいました。

『教え子に愛娘を殺されたシングルマザーの教師が、教え子に愛娘の復讐をする』

あらすじとしてはこの一行で要約できます。
でも、本の中身はなかなか複雑でした。


最初は主人公の教師の一人語りで始まります。
一文が長いし改行は少ないし、慣れるまでちょっと読み難い感じ。
まず、第一章に「聖職者」を読んで、一応そこで話が終わっちゃってたから「えー、これで終わり?」と思いました。これって短編集なの?この一編だけが映画化されてるの??って。
でも次を読んだらまた違う視点で事件のことが書かれていて、あぁ続いてるんだ、と。全部読まないと本当の復讐にはならないから、多分映画はこの1冊分全部が映画化されてるんだろうな。
第二章、第三章と進むうちにどんどん続きが気になってやめられなくなってきて、結局一気に読み終えてしまいました。

この本の個人的な感想を簡潔に言うなら、何もかもが歪んでる、という印象でした。
少年Aも少年Bも少年Aの家族も少年Bの母親も関わった女生徒も・・・復讐した教師も・・・・・・・もしかしたら世直しやんちゃ先生も。
でも結局今の世の中なんてこんな歪みばっかりなんだろうな、という気もします。
イイコに見えたってどんな内面を抱えてるかわからない。平穏に見える家庭だってどんな家庭内のイザコザがあるかわからない。
それに気づくか気づかないか、表面に出てしまうか隠しおおせるかって違いだけなんじゃないかな。
恐い世の中だ。


後でWikiの情報を読んだら一編づつ別の時期に書かれたっぽいことが書いてあって、これをリアルタイムで読んでいた人は続きが気になって仕方がなかったんだろうなって思った。
知ったのが文庫化された後でよかった。
完結まで読んで、一応スッキリしました。
最後の最後に「えっ!?そうきたか!」って思えるところがあって、個人的にはこういう話の構成はかなり好みです。
で、一応スッキリはしたものの、これでこの教師が本当に復讐できたのかというと、ある程度は溜飲が下がるかもしれないけど復習をしたからといって愛娘が帰ってくるわけではないし、溜飲が下がって我に帰った後に結局虚しさが残るだけなんじゃないかなぁ。
この人にとってはこの時点で生きていく希望らしきものがないって設定だと思うから、人生投げた人にとってはこんな結末でもいいのかもしれないけど。
ハッピーエンドじゃないことだけは確かですね。

『明日の記憶』 萩原浩

January 11 [Mon], 2010, 7:52
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

50歳のバリバリ現役で営業部長を務める佐伯。
もうすぐ娘が結婚し孫も生まれる。だから、まだまだ頑張らないと。

しかし最近急に物忘れが激しくなり、「老人ボケか」と部下から冷やかされる。
相手が行った事をまったく覚えていない。状況を説明されても思い出すことができない。
まさか、本当に老人ボケなわけではないだろう。
過労か、ストレスか・・・今は大きな仕事を抱えているので仕事を休めといわれるのが一番困る。

そんな風に考えながら念のため行ってみた病院で、若年性アルツハイマーと診断される。

自暴自棄にもなりかけるが、できるだけのことをやろうと全ての行動をメモすることにする。
手帳は真っ黒になるほど書き込みがされ、書き写しできないメモがポケットからあふれ出そうになる。

アルツハイマーであることを隠しつつ自分ではそれなりに普通に仕事をしているつもりだったが、部内では「あのメモの取り方は尋常でない」「常軌を逸している」と囁かれるようになる。

部下の一人が、佐伯が席を外したときに病院からもらっている薬の内容をこっそりと見て、彼がアルツハイマーであることが上長の耳にも入ってしまう。
そして彼は営業部長から閑職に異動させられて・・・・

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


身近にアルツハイマーの人がいるというわけではないけれど、こういう話はすごく興味深いです。
身近な人だって、親だって、自分だって、ならないとも限らないしいつなるかわからない。
情報として知っておいてもいいんじゃないか、という感じ。
もちろん小説だからある程度美化されているし本当の大変さなんかは微塵もわからないんだろうけど・・・

友達と話をしていたら映画化されていることを知りました。渡辺謙氏主演だそうです。
本の内容を覚えているうちに見てみたいです。
あと前々から見てみたいと思っていたんだけど永作博美主演の「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」とか、それが原作になった韓国映画の「私の頭の中の消しゴム」とか。
それもやっぱ見てみたいなぁ。

『 魔性の子』 小野不由美

December 22 [Tue], 2009, 5:24
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

教生広瀬は、教育実習で自分の母校に行った。
母校といっても、自分が卒業したあとで建て替えられているので郷愁は全くない。

受持つことになった暮らすには、異質な一人の生徒がいた。
物静かで外見的にこれといって目立つところはない。だが、持っている雰囲気が異質な彼、「高里」。
高里は何事においても無感動、無干渉、無害に見えた。が、彼が静かにしていても周りが荒れる。

高里に対して嫌な思いをさせたり、直接危害を加えたりした者は「報復」といえるような仕打ちを受ける。
だがそれは、高里が直接「何か」をするわけではない。
彼は「祟る」と噂されていた。


直接高里と幼少期の話をした広瀬は、強い共感を覚える。
ここに自分のいる場所はない。この世界は自分がいるべき本当の世界ではない。
還りたい。

けれど結局、高里と広瀬は「同種」ではなかった──

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


初めの頃はホラー色が強くてわりとわくわく(?)しながら読んでいたんだけど、あとのほうに行くにしたがってファンタジーっぽくなってきて「ん??」という感じでした。
あとでamazonで見てみたら、「ファンタジー」にジャンルわけされてました。やっぱりね。

半分分かってたけど、私って「ホラー」か「ファンタジー」か、といったらホラーのほうが好みというか読みやすいらしい。
乙一氏とかはぐいぐい読めるんだけどなぁ。

これきっと小野不由美氏の「十二国記」と関連づいてるのよね?
ということに、本当の最後のところで気づいたんだけど。
十二国記かー・・・周りで何人もがハマってて何度か勧められたから興味はあるんだけど、どうもファンタジーには手が伸びず。
しかも何冊あるんだ?結構あるらしいし、読み出す前から挫折って感じ。
でもわりと本の好みが似てる友人が何人もハマってるというところがミソで、自分も読めば面白いのかなーと思わなくもない。
でもファンタジーってジャンルがなぁ。


まぁ、いつか読む気になったら十二国記のほうも読んでみます(^^;

『食堂かたつむり』 小川糸

December 01 [Tue], 2009, 15:23
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
インド人の恋人と同棲していた主人公「倫子」。
ところがある日、家財一式と今まで貯めたお金とともに恋人が消えてしまった。

無一文になった倫子は、祖母の形見の糠床だけを抱えて郷里に戻る。
唯一の肉親であるオカンとはソリが合わないが、家も失った今となっては頼み込んで居候させてもらうしかない。

料理が得意だった倫子は、空いていた小屋を改造して食堂を始める。
一日一組だけのお客を迎え、そのお客のためだけの料理を作る、決まったメニューのない小さな食堂。
「その食堂で食事をすると願いが叶う」という評判が広がり、食堂かたつむりはゆっくりゆっくり動き始める。
それと同時に倫子とオカンの人間関係もゆっくりゆっくりと変わり始める・・・

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


図書館で予約して借りた本です。
予約本ランキングでもかなり上位のほうに入っていました。

が、個人的に何故これを読もうと思ったのか、図書館で予約してまで読んでみたいと思ったのか、いつ頃予約をした本なのか、今となってはまったくわかりません。
タイトルも、装丁も、あらすじも、私が個人的に惹かれるものとは思えない。なのに何故これを読んでみたいと思ったのか・・・ナゾ。
ちなみに、料理のレシピ本ではありません。


実際読んでみて、タイトルと装丁から受けたイメージよりは結構面白く読めました。←毒。
料理についての表現が細かくて綺麗で、料理をするのが好きな人はこんな風にいろんな材料を使って細々と手をかけて料理をするのが楽しいんだろうなぁ、と。
それでこんな風に心を込めて料理を作ったら、食べた人が幸せになれるのかもしれないなぁ、と。


全体的にホンワカした雰囲気の本でした。
イメージとしては、新井素子氏の本とちょっと似てるかも(注:個人的印象)


でも一読者としてエラソーなことを言ってしまうと、文章力は稚拙な感じがしました。
料理についての描写は細かいんだけど、その他のところはツッコミどころが満載というか。
“ふくろう爺”の正体もかなり最初のほうで読めてしまったしね。
母親との確執が溶けたあたりなんかも、泣かせようとして書いてるのかもしれないけど、これじゃ泣けないなぁ。という感じ。
さらーっと読めるけど、あまり後には残らない感じでした。←猛毒。

『雷桜』 宇江佐真理

November 03 [Tue], 2009, 5:28
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

江戸に程近いある山間の村で、庄屋の娘「遊」が大嵐の晩になにものかに「かどわかし」に遭った。
手を尽くして探したが、遊は見つからず、一家は遊が亡くなったものとして十数年が過ぎた。

長兄は庄屋の跡を継ぐべく立派に育ち、次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として仕えるようになる。
その清水家の当主「斉道」は心の病を抱えていて、しばしば霍乱を起こしていた。
助次郎は田舎での療養が必要と考え、自分の生まれ育った村でしばらく療養をすることを勧める。

その村では、なんと15年前にかどわかしに遭ったはずの遊が生きて戻っていた。
そこに療養にきた斉道。
言動すべてが山育ちで普通の女子とは正反対の遊。
しかし斉道はそんな遊に心を惹かれ、遊もまた斉道に惹かれていく。

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

これはアキコしゃんが、私が時代物を読まないイメージだからといってあえて勧めてくれた1冊。
アキコしゃんの本レビューでこの作家さんの名前は見た覚えはあったけど、まともにいわゆる「時代物」ってモノを読んだのは初めてでした。
最初ちょっと言葉遣いとかが気になったけど、でも意外とすんなり入り込めたし、話が面白くて途中からはガンガンのめりこんでいきました。

時代が時代故に、それに“狼女”と言われた遊の成り立ち故に、身分違いの恋は結ばれることはなかったけど、でも束の間の恋に全身全霊を注ぐってのは幸せなことだと思います。
その恋の思い出を胸に一生を生きた遊はすごく女性らしい女性だとも思います。
若くして清水家の当主になった斉道は、生活は何不自由なかったんだろうけど、縛られた生活で心の病にかかり、結局焦がれた女性を側室にすることもできずで、斉道の運命がちょっと悲しかったです。

これで時代物っぽい言い回しなんかも慣れたから、また別のも読んでみようかな。
この作家さんの書き方は描写がきれいというか細かいと言うか、読んでいて頭の中にカラーの景色が浮かんでくる感じで、それもまた読んでいて気分が良かったです。
この作家さんの別の本も読んでみたいな。

『トライアングル』 新津きよみ

August 28 [Fri], 2009, 5:46
“あの”ドラマの原作本です。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

20年前、10歳の少女葛城佐智恵が殺された。
事件から15年経っても犯人は捕まらず、時効が成立した。

それから5年。
佐智恵の元クラスメイトだった郷田亮二は、実家の病院を継ぐつもりで医者になったが、佐智恵の事件が忘れられず医者を辞めて刑事になる。
インターポールに採用されたが研修で日本に来ることになった。
そこで配属された築地西署で窃盗事件の担当をし、偶然小学校時代の同級生と再会する。
あの、殺された佐智恵がいたクラスの同級生。

聞けば、近々佐智恵の供養も兼ねてその時の同窓会が開かれると言う。

同窓会に行った亮二は昔のクラスメイトたちと20年ぶりに旧交を温めあった。
そこに突然現れた一人の女性。

彼女は葛城サチと名乗る。

亡くなったはずの葛城佐智恵が大人になったらこうなるのではないか、という雰囲気のそっくりな女性。
佐智恵と同じように絵の上手な女性。

彼女は一体何者か──

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

印象としては、ドラマと結構違うなって感じでした。

登場人物についても、本では当時の担任の「花井先生」が重要人物として出てきたけどドラマでは出てなかったし、ドラマで稲垣五郎がやってた役は本では出てなかったし、妹の由衣ちゃんは結婚して子供までいるし。
結構違う。

それにドラマでは犯人探しがメインだったけど、本では亮二とサチの関係の話がメイン(?)というのかな。

最後に犯人はハッキリするんだけど、ここはドラマと全く違いました。
犯人が佐智恵を殺した理由も違えば犯人自体も別人。
これにはびっくりでした。

全体的にいえば私はドラマのほうが面白かったけど、本は本でドラマとは似て非なる話だったのでそれはそれで面白かったです。

『夜明けの街で』 東野圭吾

June 30 [Tue], 2009, 22:20
久々の東野氏だーーーー!
・・・ということで興奮状態であっという間に読みきってしまいました。

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた。
妻と子供を愛しているなら、それで十分じゃないか。
ちょっとした出来心でつまみ食いをして、それが元で、せっかく築き上げた家庭を壊してしまうなんて愚の骨頂だ。

ちょっと前までの僕はそう思っていた。
いや、今でもそう思ってる。

不倫なんてバカなやつのやることだ。
ただし、その言葉の後に、こう続ける。
でも、時には仕方のないときもある──


家事も育児も一生懸命やっている、何の落ち度もない妻。
この世で一番大切な、4歳の一人娘。
この家庭に何の不満もない。家庭に不満があって他の人を好きになったわけじゃない。

しかも僕の好きになった相手は殺人犯かもしれない女性だった。


家族を取るか、不倫相手を取るか。
彼女は本当に殺人犯なのか。


時効を迎えるのは来年3月31日。
その日が過ぎたとき、彼女は何を話してくれるのだろう・・・


*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


話のトリックというか、最後に「えっそうなの?」みたいになるところは、東野氏らしいなーという感じでしたが、話の全般は不倫の話で・・・
不倫の話も、男の危うさとか脆さとか狡さとか、経験者か!?ってくらい上手に書かれてて、それはそれで面白かったんだけどね。
殺人云々の話がいつから盛り上がるか、そろそろくるか、マダカマダカと思いながら読んでいたのに、最後の最後でちょっと盛り上がっただけでした。

殺人の話よりも不倫の話のほうがメインっぽくなってしまっていたのは、私の感覚からいくと東野氏っぽくないというか、なんかちょっと物足りないというか、不完全燃焼な感じだったかな。


最後に一言。
「彼女」は本当に潔くて強くてカッコいい女性でした。
P R
2010年11月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
・・Profile・・
◇ 名前 : おーみ
◇ 住処 : 静岡県西部
◇ 職業 : 会社員+主婦+2児の母
Comment
アイコン画像六兵衛
» 『明日の記憶』 萩原浩 (2010年06月03日)
アイコン画像おーみ@管理人
» ありえね〜 (2007年09月05日)
アイコン画像
» ありえね〜 (2007年08月29日)
アイコン画像おーみ@管理人
» つ・・・疲れた (2007年08月08日)
アイコン画像
» つ・・・疲れた (2007年07月18日)
アイコン画像おーみ@管理人
» プチ同窓会 (2007年06月27日)
アイコン画像
» プチ同窓会 (2007年06月22日)
アイコン画像おーみ@管理人
» 初夢 (2007年01月09日)
アイコン画像アキコ
» 初夢 (2007年01月03日)
アイコン画像おーみ@管理人
» 赤ちゃん (2006年12月10日)
Yapme!一覧
読者になる