EXESS.第一章 始動U

June 03 [Sun], 2012, 21:16
少年は老人の魔法により動くことができず、ただ扉を開けて小屋から出ていく背中を見つめていることしかできなかった。

・・・しばらくすると扉の隙間からあふれんばかりの光があふれた。
その後すぐに、地響きとものすごく大きな音が響き渡った。
とてつもない魔力が感じられ、あまりの力に圧倒されて、少年はその瞼を閉じた。
翌日、少年は体が動くことが分かったため、扉に猛ダッシュで向かい、扉を開けた。が、そこにはただ荒れ、蹴散らされ、植物の芽すらないはげた大地が広がっていただけだった。
少年は隣村のライトタウンに向かうことにした。そもそもこんなことが起きたのは3時間前のことだった。
村の門をいきなり6人の魔人が破壊して侵入してきて村の広場にいた村人を縦横無尽に鋼の柱が襲い、一瞬にして村人達を殺してしまった。  

村で腕の立つ魔法使いが数人いたもののあっけなく始末されてしまった。

村長の家や友達たちの家も1分もかからないうちに全て消えてしまった・・・・。
魔人達の目当ては近年現象しつつある魔導師の「殖滅」。
この村に居たが、今は彼は留守でいなかったのだ。

そして魔人達の魔の手が少年の家にまで迫ってきた。少年は幼なじみの親友と二人で武器を持って家の裏に隠れていた。

幼なじみ:「ライラ…どうする?このままじゃ俺達まで…」
彼の名はジャンゴ。両親を目の前で魔人に殺され、強い憎しみと正義感を持っている。

そして、主人公の名はライラ。親はいるがもともと拾われた身で子供のいなかったクリーフ夫婦(育ての親)からしてみるととても大切な・・本当の息子同然だった。
育ての親の母は、市場に買物に行ってから帰ってこないところをみると、どうやら魔人たちに殺されてしまったようだった。
育ての親の父は、ライラを守るために戦いに・・・・。
聞いた話によれば、ライラはある日空から落ちて来たらしい。青髪のその赤ん坊は「Lyra」と記された特殊なカプセルに入っていた。ただライラは手に白い羽を握りすやすや眠っていた。
そして、子供のいないクリーフ夫婦は預かることになった。ジャンゴは物心が、ついたときから仲良く遊んでいた。
村の近くの森へ行って狩りをして「いつか二人で魔人を倒そうな!」そう話していた。

そんな平和から一変し、
おそらく今この村に残ったのはライラとジャンゴだけかと思われる。



そのときだった。

突然目の前に黒いコートでフードを被った老人が目の前に現れて魔人の一人をどこからともなく取り出した炎に包まれた剣で切り裂いた。  

そして稲妻を呼び寄せ、魔人達との間をふさぎ、畑の農具をしまってある小屋に逃げ込んだ。  

そしてフードをとりその老人はよく家に遊びに来ていた老人だったことに気付いた。

老人は袖をめくり、手首の紋章を見せてきた。それは魔導師の紋章だった。ライラ達はしばらくの間、老人のその腕の紋章を眺めていた。

そして、ライラは思った「もっと早くこの人が来れば、村の皆は助かったかもしれないと・・・。」   

しかし少年はその魔導師を責めることはなかった。   

色々起きすぎて気力がなかったからだ。
それに責めたところで失われた命は戻りはしない。

そして、魔人達が小屋の前に6人集まったのを感じたのか魔導師は小屋を出た。       そして今に至る。

(完)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Lyra
  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:1995年
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:神奈川県
  • アイコン画像 職業:小中高生
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