七夕の日

July 07 [Mon], 2014, 0:00
   〜七夕の日〜




七月七日・・・今日は、七夕の日・・・というのはご存じだろうか?
年に一度だけ、この日だけ・・・彦星様と織姫様が会えるという
とても切ない『約束』。


―――― ――


七月六日の深夜・・・日付が変わろうと近づいてるいる時間帯だった。
一方通行は、リビングで一人深夜番組のニュースをぼ〜っと見ていた・・・。
ちらっと時計を見ればこんな時間か・・・とあくびをひとつもらす。
テレビから流れてくるニュースはどれもこれもくだらない事ばかりだと
頭をかきながら思っていると・・・・もうとっくに寝ているであろうこの家に一緒に住んでいる
とある住人が寝ぼけ眼にこちらに歩いてくる姿を見る。

「オマエ、もう寝たンじゃなかったのかよォ?」

「ん〜・・・ん、うん寝てたんだけどね・・・ってミサかはミサカは・・・・口ごもってみたり・・・」

「とにかくそこで突っ立てねェでこっち来い・・・」

「うん・・・ってミサカかミサカはあなたのいる所に行ってみたり」

一緒に住んでいる住人 『打ち止め』
彼の大切な存在の少女である。ブラウンの髪の毛にアンテナが立っているのが特徴だ。
他にも、女性の大人二人に・・・高校生ぐらいの少女が一人住んでいるが
大人組は、仕事に出かけ・・・高校生ぐらいの目つきの悪い少女は夜遊びに出かけていた。
現在、黄泉川家にいるのは一方通行と打ち止めだけとなる。
打ち止めが一方通行の近くに寄ってくると
一方通行は、打ち止めを腕の中に抱き寄せる。

「・・・・で、何があったワケ?」

「またね・・・また、怖い夢を見たの・・・ってミサカはミサカはあなたに伝えてみる」

「また・・・『あの夢』かァ?」

「うん・・・ってミサかはミサカは小首を縦に振ってみる」


『あの夢』とは、
打ち止めの前から一方通行がどこかへ行ってしまうという夢であった。
パターンはいろいろで、何か告げてからどこかに行ってしまったり
逆に、何も告げずに行ってしまったり・・・などのパターンがあり
必ず「一方通行が打ち止めの前からどこかへいってしまう」のだった。

「俺は、どこも行きはしねえよォ・・・たぶンなァ」

「たぶんじゃだめ・・・嫌だよ・・・ミサカの前から消えないで・・・一緒にいてってミサカはミサカはお願いしてみる」

「まァ、どこにも行かねえし・・・行くあてもねェから安心しろォ」

「そういいながら、どこかにいってしまうのがあなただったりするんだよってミサカはミサカは
 ふくれてみたり」

「あの時・・・ロシアの時に言ったろォ・・・『俺も一緒にいたかった』って・・・そンな言葉も忘れたのかよォ?」

「あ・・・あぁぁ ちゃちゃんと、覚えてるよ!!ただ・・・もう一度確認したかっただけだもんって
 ミサカはミサカは!」

一方通行は、打ち止めのおでこに一つキスを落とす。
打ち止めの顔をうかがうと、顔が真っ赤だった。

「あ・・・あぁぁぁあなたってミサカは・・・ミサカは!」

「ン・・・覚えてたンなら大丈夫だァ」

「な、なにが大丈夫なのっ!ミサカの心臓はバクバクなんだからってミサカはミサカは
 あなたに抗議してみたり!」

「もう一回・・・やるゥ?」

「やりません!ってミサカはミサカは断固拒否してみたり!」

一方通行は、薄く薄く笑う。
こういう時は、とてもいじわるだなと打ち止めはつくづく思っていた。


    プッ プッ プッ プ―――   十二時をお知らせいたします。

つけっぱなしだったテレビが言い放つ。
日付は、七月六日から七月七日へと変わる。

「もう・・・日付が変わったんだねってミサカはミサカはつぶやいてみたり・・・。」

「早いもンだなー」

「あ・・・・今日、七夕の日だよってMNWから入ってきた情報をあなたに伝えてみたり!」

「ふ〜ン・・・」

「織姫様と彦星様は会えたかな?・・・年に一度だけしか会えないなんて悲しいね・・・」

「・・・・。」

「ミサカとあなたがもし、年に一度しか会えなくなってしまったらミサカは切なくて毎日
 泣いてるかもしれないってミサカはミサカは想像してみる」

「・・・そンなこと、あってたまるか・・・」

「ん?あなたなんか言った?ってミサカはミサカは聞いてみたり」

「なンでもねーよォ」

「本当に?」

「本当だァ」

「・・・そう、ってミサカはミサカは聞き逃しことに後悔してみたり・・・」


俺だって、一年に一度しかあえねぇのはいやだっつうの。
と心の中でつぶやく一方通行だった。

「そろそろ、寝ンぞォ・・・」

「はーいってミサカはミサカはお返事してみる」

彼が、電極にスイッチを入れ 打ち止めを姫抱っこして
自分の寝室へと運ぶ。
怖い夢を打ち止めが見たとき一緒に寝るというのが習慣づいたようだ。



さぁ、お空にお願いしてみようか・・・

『ずっと、一緒にいられますよう』

と・・・。


おやすみなさい。いい夢を。























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