life-1

November 05 [Sat], 2011, 21:18
事故から101日目(10月31日)

彼女は無事退院を迎えることになりました。

入院の日から多くの人に心配をかけました。

事故のさいに、最善を尽くしてくれた医療に携わる人達。
駆けつけてくれた仲間や家族。
私たち家族を陰で支えてくれた人。
多くの方達からの応援。
犬たちの彼女を呼び戻す声。

感謝しています。ありがとうございました。

彼女は自分を取り戻すために、次のステージにあがりました。
これからは、通院しながら言語を中心にリハビリを1年近くつづけることになります。

失語の問題、対人との関わり方を含めて彼女が失ったものは決して少なくはありません。
正直私自身ほっとしたのは、犬たちへの想いは失う部分が少なかったこと。
(彼女が自立するための、keyが壊されなかったのは運が良かった。)

余談ですが、彼女が今日コンビニでクジを引いたときのこと・・・。
引いた二つのクジは2本ともハズレでした。
「はずれちゃった・・・。」
「おかん・・・。おかんは今までで最高のクジを引いたあとだから、
全部使い果たした後だで、当たらんのだに・・・。」

人生で何度も引くことが許されない大当たりのクジ。
「大きな波を引く人は、その後再び大きな波を引き寄せる。」が私の持論。
がしかし、こんな経験はしないのがいちばんいい・・・。

何度でも何度でも乗り越える。そんな力が今はありません。
それでもひたむきに、前だけを見て今は歩いてくれています。

reborn2 明日のために歩きつづけよう

September 20 [Tue], 2011, 0:31
事故から59日目(9月19日)

彼女のリハビリに、急ピッチで課題が増えてくる。
彼女が『ワンコのために』を胸に、頑張るので一日一日の
成果が今のところは著しい。

確かに、失語と記憶の喪失は彼女にとっても他人との
関わりの中では致命的な障がいだが、いまの彼女に
そのことで落ち込んでいる余裕はない。

彼女自身の中では、10月でひととおりのメニューを
終えて、退院する気持ちで一杯なのだ。
わたしは、11月一杯だと予想したが、この分だと
本当に彼女はやりきってしまうかもしれない・・・。

reborn1 再会

September 19 [Mon], 2011, 23:43
事故から58日目(9/18)

日曜日はリハビリのメニューが緩やかになる。
朝一番の作業療法が終了したので、
彼女のために、外出許可をもらった。

いつものように、病院のまわりをグルグル回ったり、
駐車場で話しをするだけでは彼女もつまらないだろう・・・。

「車に乗ってみる?」
「うん。いいね。」
「じゃぁ、ちょっとまってて。」

もともとそうするつもりで広いスペースに止めておいた
車のカギを開ける。

「近藤さんが、見当たりませんって大騒ぎになるかなぁ。」
「かもね。」
「時間通りに帰ってくれば大丈夫だね。」
こういう時のために買っておいたデジタルの血圧計を
車イスと一緒に滑り込ませながら、彼女を車に乗せる。

「どこいくの?」
「う〜ん」もったいぶって生返事をする。

家に電話をかけた。
「悠太、家にいるんだろ?」
「あ"?」
「今から母さん家に連れて行くから、準備しておいて。」
「???」
「着いたら、駐車場まで出てきて。前と同じ段取りで。」

時間があまりない。片道約15分往復30分。
1時間30分ほどの外出許可だ。
慎重に車を走らせる。

駐車場に着いて、車イスごとバリアフリーになっていない
マンションの入り口を突破する。
「みんな、年寄りになったらこのマンションでは生活できないね。」
彼女に話しながら、部屋に入った。

事故9 reborn

September 16 [Fri], 2011, 23:10
事故から11日目〜(8/2〜

ICUをでてから一般病棟に移った彼女。
看護師さん達の目が常にあったICUと
一般病棟とは違いに、私たちは正直戸惑いがあった。

決して状態のよくない彼女を一般の病棟で管理できるのか・・・。
不安な一日が始まっていた。

「近藤さん。」と大きな声で彼女に呼びかける看護師さん達に、
彼女は決して呆けてしまったわけでもないのに、同じ扱いを
されているようで辛かった。

右手の動作は鈍く固まりやすい。

熱も37度後半、頭と背中のアイスノンが離せない。

顔つきもしっかりしてきた。追視が出来るようになってきた。

足首の関節をストレッチすると気持ちがいいのか、
目を閉じて休んでいる。

事故8 ICU-6 Yes or No, All or Nothing・・・

September 14 [Wed], 2011, 21:58
事故から9日〜10日目(7/31〜8/1)。

今日はみんなでつくった『boda助♪Tシャツ』着て会いにいこう。

そんな気分になったのは、啓太が
「母さんが、意識を回復する夢を見た。」
といったからだった。

「きっと、よくなる・・・。」そう信じたい・・・。

「ウェリナ」って言葉によく反応していた。


卒業犬ヴィクターのご家族から、彼女にメールが届いていた。
元気そうなヴィクの写真だ。



「なんていうタイミングだ、通じるのか・・・。」

彼女が大切にしてきた、犬たちとの『絆』がみえた。
卒業犬達の彼女へのエール。

私の思う以上に彼女の愛した犬たちが、
彼女を守ってくれている。

犬たちからのエールはこれだけにとどまらなかった。
(この不思議な話は、後日に改めて書きたい。)

事故7 ICU-5 医学や科学だけでは決められない

September 11 [Sun], 2011, 22:50
事故から7日目(7/29)。

朝家族控え室に、ICUの看護師さんから脳外科の医師から
お話しがあるといわれた。

「何か具合の悪いことでも起きた・・・。」足取りが重い。

彼女の姿を横目に医師と看護師と一緒に部屋に入る。

「麻酔をやめています。意識は多少有ります。嫌悪刺激には
鈍いですが、反応はあります。 今後の予定ですが、
気管切開をしてカニューレをいれさせてください。」

「それは、すぐ必要だと言うことでしょうか・・・?」

「声帯の麻痺を防止する意味でも早いほうがいいです。」

彼女の気管切開?よほど悪い人にしかしないんじゃないの?
呼吸器などの機械が外せない状態を想像してしまった。

「今すぐお返事しなくちゃなりませんか?一日待っても
状況は変わらない・・・。」後は涙で声にならない。

「傷は・・・。」

「傷は治ります。」

「すこしだけ、返事待ってください。」
これ以上傷つけるのが嫌だった。
声帯麻痺したら、しゃべれなくなる・・・。
決断しなくてはならない。

「おねがいします・・・。」かすれて声にならない

「どうかおねがいいたします。」

彼女のベッドの横に立つ。
虚ろな目の焦点はあわない・・・。
確かに、状況はよくない。

呼びかけて、手を触ると握るような素振りがあった。
左手と左足は動いている・・・。
右手は曲げて硬直している。

看護師さんの話では、ゆうべに
ルアナのぬいぐるみで右手に触ると、
動く左手を握って見せたり、左手で撫でようとする
素振りもあったそうだ・・・。

保護犬カイ君の心の変化

September 08 [Thu], 2011, 22:25
保護犬カイに変化が現れました。

悠太が帰ってきてから、あいかわらずバリケンのなかで
吠えまくっていたカイが同じ空間で静かに過ごせています。



「誰でも扱えるボーになれるように。」とつくし母さんの預かり移動の言葉に、
私自身が焦っていた。

「どうしたら慣れてくれるのか・・・。」

どんな犬であっても、必ず攻略する。できない犬はいない。

これが私と給仕のスタンスだったからいつまでたっても『犬と打ち解けられない』
家族がいることが許せなかった。

だけれども、カイをいちばん信頼していなかったのは私自身だった。
ストレスを与えていたのは私自身で、自分のスキルが足りないということ。


微笑ましい風景です。

臆病なだけで、本当は心が幼いカイ。

幸せを掴んでほしい。

私自身がカイから学び、卒業する必要があるみたいです。

事故6 ICU-4 叫び

September 07 [Wed], 2011, 22:40
事故から6日目。

呼吸器はとれていないが、自発呼吸をしている。

左腕を動かすようになった。

ICP(頭蓋内圧)の数値が下がり、変動が少なくなってきたので、
脳圧センサーを午後に除去。
不快刺激や疼痛がICPをひきあげるので、今後も注意が必要。

唇も乾いていたので、リップクリームを買って塗るようにした。

午後の面会

体温が高めなので、座薬を使用。
(体温調節が彼女自身ではまったくできない状態だった。)

左手で私の指を握った。

おおあくびをする。

番外編 軌跡

September 07 [Wed], 2011, 0:15
先住犬のウェリナと保護犬カイ

台風が去り、秋晴れの空、気候もよくなりどの時間に
散歩に出ても散歩コースに人や自転車の往来がある。

最近、体力不足気味な私も、2頭引きの不意の動きの対応が
できなくなった。

認めたくはないが、老いたなと感じる。

今のウェリナやカイの不満を解消させる余裕が今の私にはない。

本末転倒だといわれた。

しかし、今のカイを他の仲間に預けて、彼らの安全を確保
できる保障がない以上、動かすことができない。
給仕からは、『限定で募集をかける』相談を受けていた。

小さな子供がいないこと、男性がリードできること、ボーダー経験者であること、
多頭飼育ではないこと、家の中で飼えること。
などが彼女の示した最低条件だ。

受け渡しの際にリードを持ちさえしてしまえば、基本その人のいうことは聞くように
なっていると思うが、思うだけでは事故は防げない。
彼女の犬の扱いは私でも及ばない。
彼女は、以前預かった大型のボーダーがバリケンに入れなくて暴れたときにも
「絶対に咬ませない。咬み犬にしない。」とねじ伏せて抱きしめた。
これまでも預かりのボーダー達は皆、一目彼女にはおいていたような気がする。

彼女(給仕)>保護犬の関係は、これからも守れるだろうか。

給仕のリハビリ(回復期)2 この瞬間の輝きを・・・。

September 05 [Mon], 2011, 21:24
「おとうさん」「おとうさん」駐車場に車を止めた頭上から声がする。
ふと見上げると彼女が窓越しに手を振っている。
「おはよう。」
「まってたよ!」
「おかん、そこから動くなよ!危ないからすぐ行くから。」

事故から45日目。

部屋に付くと、介護士さんの心配そうな表情が目に入る。
彼女が部屋を一人でベッドから降りていることを心配している。

彼女がレントゲンを朝一番で撮りに出掛けた後で、
他の介護士さんが心配して報告に来た。
「どうも帰りたがっているみたいで・・・。」
ちょっと違うな・・・。と感じ話をした。
「狭い空間で閉塞感があるから、窓をあけて空気の
入れ替えがしたいのだと思います。」

空調管理されたその空間で、息苦しさを私も感じていた。
この空間に閉じこもる、不健全さを理解しようとしない、
一元的な管理にすこしだけイラッとした。

そのくせ「拘束する」、「柵を設ける」、「閉じ込める」
介護放棄となる行為や言葉に過敏になっている。

要するに、管理したがるのは夜間、早朝の時間帯の
人員配置が明らかに足らないせいだともいえる。
■プロフィール■
ルアナ
2004.5.27生まれの女の子
生後2ヵ月でグレーコリー症候群を発症(詳しくはHPで過去の日記を見てね)チビボーだけど、羊たちをまとめるのに毎日忙しく過ごしてま〜す♪ 病気なんかに負けないもん!

2007.4.11
羊たちに たくさんの仲間と、多くのメッセージを残して虹の橋を渡る
2歳10ヶ月と15日・・
永遠のプリンセスルアナ
ルアナの血統書





■プロフィール■
ウェリナ
2007.3.07生まれの女の子
ルアナの誕生日に羊と運命的な出会いをする!羊たちに囲まれて、ただ今成長中のハイパーガールだよ♪♪
ウェリナの血統書



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