えんじの布 と こがねの紐
型紙に合わせて布を裁断
8.5分丈のワイドでワイドなパンツ
明日は、「金環日食」。前回日本で観測されたのは、25年前。次に観測出来るのは、2030年北海道のみとのこと。実は、あまり意識していなかったのだけれど、18日の金曜日になって、やはり撮影を試みてみようと準備を始めた。いや、正確には「撮影準備を始めよう」としたところ、九州の天候は週末に入り芳しくない。21日の予報も雨。今日もどんよりと分厚い雲が覆っている。今も、雨だ。
元々意識していなかったせいか(笑)、よし! と切り替え、当日はネットで生中継を見ることにした。
何せ、本州で観測することが出来るのは129年振りなのだから。
月と太陽が、重なる。
もし計画通りにライブが行われていたとしたら、どんな想いが生まれていたのだろうか。
などと栓も無いことに思い巡らせながら、減光フィルターの製作を早々諦め(笑)、臙脂色のワイドパンツを作ることにした。15時くらいから始めたから、まだ出来上がりそうにない。
8分ないし8.5分丈の、袴のような裾幅広のパンツ。靴下と靴……足元を主張したいと、ここ数ヶ月探してきた。
和柄ミュールとsousouの足袋下と丈ちょっと短ワイドパンツを合わせたい
けれど色や丈を限定してしまうと、お店を覗いてもネットショップを検索してみても、見つからない。あったと思えば、結構なお値段。もう作るしかないと、布屋さんへ行ってきました。
布と紐で、たったの2500円。色々合わせてみても、3000円もあれば出来てしまいます。柄や色やなんやかんやに拘らなければ、こういった形のパンツは安く多く売られているのだけれど。
元々、「創る」ことが大好きな性分に生まれてきたのだけれど、剛くんのファンになって更に加速してしまいました。今の私は、日常生活用品だけで言えば半分が自分の手作りで残り半分を既成品で生活しています。と言っても、原材から作ることは殆どの場合出来ないので、そういった意味では全て「既成」なのかもしれません。でも、食物でも服でも何でも、自分で作れば「モノのありがたみ」を多少なりとも理解することが出来る。そして、物の原理原則を知ることが出来る。それはとても単純で明解な、自分の足元のこと。技術と智慧と想像と創造は、私にとって何より宝だ。
とは言え、私の片腕であるカメラ。以前の私は専ら、フィルムだった。暗室で、現像していた。プリントしていた。けれどここへ来て、全てを手放すことにした。今はその準備に入っているところ。完全デジタルへと移行する。たまにフィルムで撮ることもあるだろうけれど、行程はプロに任せる。現像に使われる薬物は、決して地球に優しいものではないから。カラープリンタも、銀塩に劣らない技術力と耐久力を備え始めた。
そう。
発達した文明がもたらす良いこと、もある。「shamanippon」のテーマに通じるところでもあるけれど、「手作業」と「デジタル」が絶妙なバランスで共存出来ると良いのに、と思っている。
先日、アーティストの方から素敵なビーズ玉を頂いた。彼女自身がガラスを溶かし、全て「ゼロ」から作っている。美しいと思った。皮紐を通し(シンプルさがこのビーズ玉には一番似合うと思った)、お守り代わりに身につけている。価値観を、私はこういうところに置きたい。
ぴかぽ玉