冬ドラが一斉に終わってほっとする。今クールはドラマを見すぎた。
観た本数:20本
観た時間:3358分
ヴィレッジ再見。シャマランといえば毎回叩かれていて、オチを重視する人、パクリに敏感な人の評判がすこぶる悪いのに、ほとんど全作品がとりあえず話題にはなるというポジションである。思えば今の映画監督にはこういったタイプが多いような…この映画もその両方で散々だったわけだが、この文芸ふうの語り口(テレビドラマふうだが)、わたしは嫌いじゃない。「サイン」に続いて、映してはいけないものを映した映画だ。このあとの「レディインザウォーター」と「ハプニング」では、そもそも何も映ってない映画、ということになる。
鑑賞日:03月31日 監督:
M.ナイト・シャマラン
陰謀のセオリー3回目ともなればプロットの粗が目立つ。それでもラストの、車内で男三人がCan't take my eyes off youを歌うシーンはばかばかしくて好き。やはりいちばん記憶に残るのはこのシーンであると再確認。
鑑賞日:03月28日 監督:
リチャード・ドナー
禁断の惑星SF映画古典中の古典との由。プロットはテンペストで、ある外惑星に地球の円盤が降り立ち、マッドサイエンティストとロボットと美女(ほくろの色っぽいアン・フランシス)、そして姿が見えない怪物が出てくる。怪物は科学者の深層心理のイドが実体化したもの、というのがひねりが効いている。
鑑賞日:03月28日 監督:
フレッド・マクラウド・ウィルコックス
ジャッカルジンネマンもフォーサイスもこれがリメイクと呼ばれることを拒否したので、「の日」がタイトルから削られた駄作。しかし地上波ではしょっちゅう放映しており、テレビの映画番組がダメな典型といえるだろう。車を塗り替えるシーンは数少ない元映画からの引用か。ブルース・ウィリスが一体型のMACでデータベースを音声操作してオンラインで銃を買っていた。
鑑賞日:03月27日 監督:
マイケル・ケイトン・ジョーンズ
ある愛の風景実際の映像はスチルのように明るくくっきりとはしていない。光量が絞られてざらついた、硬い画面で、安易な感情移入を阻むようだ。戦時の異常体験によるPTSDを描いていて、2004年にアフガンを題材にしているのは先端的といえる。「マイブラザー」というハリウッドリメイクになっている。原題はbrotherで、出来損ないと言われた弟と優等生の軍人である兄との関係が主軸。妻役のコニー・ニールセンの良妻ぶりが良い。
鑑賞日:03月27日 監督:
スサンネ・ビア
初恋見どころに欠ける映画。せっかくの?宮崎あおいをもてあましている感じで、もうちょっとなんとかならなかったのかと。それとも宮崎あおいはこんなものか。それを見きわめたかったのに判断つかず。60年代風俗の描写にリアリティがないのが最大の難点、予算のせいばかりとは思えない。
鑑賞日:03月26日 監督:
キング・コング再見。前回見たときにはCGに目を奪われたが、コングの描写はやはりずいぶん計算されたものだ。コングが出るまで1時間という大時代ぶりは、評価して良い、と2回目も思う。
鑑賞日:03月22日 監督:
ピーター・ジャクソン
幕末太陽傳名作の名に恥じないすばらしさ。ひとり咳き込むフランキーのぞっとするような暗さ。ラスト、監督はフランキーがセットの外から撮影所の外まで走って逃げていくところまでを画面におさめようとしていたのだという(会社の反対でボツになった)。この映画ならそのくらいの破天荒さは全然不思議ではないと思う。石原裕次郎の堂々とした大根ぶりも圧巻。そして南田洋子のあだっぽさときたら…
鑑賞日:03月22日 監督:
川島雄三
853-刑事・加茂伸之介この冬はこんなものまで見ていた。打倒相棒、というわけなのだが、なんだか昭和臭ぷんぷんのスタッフ大集合という感じ(実際はどうだか知らないが)。毎週京都が舞台というのは珍しい。富田靖子というキャストにも意表を衝かれ、なんとなく最後まで見続けてしまった。亡き安浦刑事のあやかってシリーズ化を狙う人情ものなのに、こんな刑事いるわけねーだろ、というぶっとび加減が変わっていた。
鑑賞日:03月21日 監督:
特上カバチ!! 堀北真希の醒めた演技を楽しみに見ていた。櫻井君が「ふざっけんな!!」とキレるのも楽しいのだが、途中からカバチという言葉が消えてしまった。おそらく視聴者の反応を見てのことだろうが、それではこのドラマは成り立たないじゃないの。不評だった画面処理は、このドラマでは許せる。しかしドラマの出来としては、先輩中居君の「ナニワ金融道」を見習ってほしかった。
鑑賞日:03月21日 監督:
ブラッディ・マンデイ シーズン2 おなじみ中2病ドラマだが、初回の2時間スペシャルで早くも息切れしたとおぼしい。最大の敗因は吉瀬美智子を殺してしまったことだろう。かろうじてドラマを成り立たせていた細いラインがあれで切れてしまった。三浦春馬が毎週、情動失禁的になる慌しい筋立てに、みんなついていく気をなくしてしまった…
鑑賞日:03月21日 監督:
曲げられない女そういえば永作博美はほんとに妊婦なのだった。当初、永作を目当てに見ていたが、やはり菅野美穂のドラマに相違なく、毎回の熱演が楽しみに。ていねいなキャラづくりが最終回までぶれていなくて、そんなことが今どき珍しいのであった。
鑑賞日:03月21日 監督:
パラサイトロドリゲスらしい悪ノリ映画。観客の裏をかくためならどっちにでも転がっていく脚本は「スクリーム」の人だそう。原題(faculty)は教職員にひっかけてあり、ジョン・スチュワートやパイパー・ローリー、ファムケ・ヤンセンといった癖ある面々が楽しませる。途中、わざわざ大量に昔のSFのタイトルを会話に織り込んでいるのが不自然なほど、映画はSFから遠くなってしまった。
鑑賞日:03月21日 監督:
ロバート・ロドリゲス
ミッシング監督はかつてロニーという名の俳優としてフォードの「ラスト・シューティスト」にも出ていた人である。物語は「捜索者」に近いが、往年の西部劇とはかなり異なる世界で、頼みの第四騎兵隊はジェロニモとの最後の戦いに忙しく、むしろインディアンに襲われた家の残り物を強奪するような匪賊ぶり。渋すぎるトミー・リーは騎兵隊の斥候役をするインディアンに、お前もいずれフロリダに送られるんだと警告している。テレビ吹替版なので呪術対決みたいなくだりなどは大幅にカットされていた。ケイト・ブランシェットは熱演。
鑑賞日:03月21日 監督:
ロン・ハワード
未知空間の恐怖/光る眼未知空間の恐怖というタイトルに深い意味はない。なぜ人々が昏睡したのか、なぜ村の女性が全員妊娠したのか、ミュータントたちの目的は何かといったことは明らかにされない。原作者のジョン・ウィンダムはバラードとともに代表的な冷戦時代のイギリスSF作家。そういえば「ブラインドネス」の設定は「トリフィドの日」そのまんまじゃないか! クライマックスで「レンガの壁、レンガの壁…」と念じることで子供たちの精神感応を防御し、しかし思い浮かべているそのレンガがガラガラと崩れ去ってしまう、という60年代的な描写が泣かせる。
鑑賞日:03月21日 監督:
ウルフ・リラ,アントン・M・リーダー
そうかもしれない桂春團治の演じた主人公耕治人は野方に住んだ私小説家。妄想によって川端康成を呪っていた。
鑑賞日:03月14日 監督:
トゥルー・クライム孫ぐらいにしか見えないのにあれが実の娘だとは、もう本当にモンスターのような人である、イーストウッド。浮気相手だって娘のようにしか見えない。背景的な人物ひとりひとりの造形がみごととしか言いようがない。
鑑賞日:03月14日 監督:
クリント・イーストウッド
宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京かなり期待して途中まで目が離せなかったのだが、終盤は失速し、なんだか原作小説続編のプロモーションみたいになって終わってしまった。北村一輝も良いが、やはり真野響子の演技が入魂だったというべきだろう。69年の東大の風景が何度も出てくるが、立て看がゲバ字じゃないのが気になる。。。
鑑賞日:03月13日 監督:
エンゼルバンク 転職代理人終わってから知ったが、これは「ドラゴン桜の外伝」であったのか! そういえばハセキョーの役名は井野真々子だった…。ここで語られている転職観、起業論、人材論などにはもはやリアリティがなく、色褪せてしまっている。受験をめぐる現実がドラゴン桜を追い越してしまったように。最終回まで見続けたのは長谷川京子というひとに対する興味からであったが、どうも満足はできなかった。
鑑賞日:03月13日 監督:
不毛地帯秋冬と続いてきたこのドラマもとうとう最終回。いやじつに手間をかけた(例えば、松重豊がゴミ置場のようなところで倒れるシーンの丁寧さ)、面白いドラマであった。最終回の急転直下さはアレなのだが、今まで存在意義がいまひとつわからなかった唐沢寿明という読めない俳優がジャストマッチで、スリリングでさえあった。
鑑賞日:03月13日 監督: