November 26 [Sat], 2005, 19:47
東京大学の駒場キャンパスで行われている
駒場祭の2日目。
たくさんのクラシック系イベントが企画されていると聞き、
早速出かけてみました。
しかし、よくこれだけ音楽団体があるよねぇ。
クラシック系だけでもイベントが12個もある。
つまり、12団体はあるってことですよ。
もちろん東大だけじゃなく、他大からの参加も多いのは
当然なんだけど、
よくそれぞれきちんと活動できてるなー、と思う。
今日聴いたのは、
東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団と
東京大学フィルハーモニー管弦楽団と
東京大学歌劇団。
東大フィルに知り合いがいるので、
それさえ聴ければ、と思っていたのですが、
せっかく来たついでに、
他も全部聴いてきました。
しかもホールでなく、
講堂なのでステージが近い近い。
それだけでも聴き手としてはかなり満足です。
フォイヤーは、若い団体ながら、
しっかりとした技術と完成度の高さを持っていました。
少数精鋭、という感じでしょうか。
東大フィルは、派手さはありませんが、
正統派のオーケストラという感じです。
あんなステージの近くで
チャイ5を聴いたのは、
後にも先にもきっと今回だけでしょう。
東大歌劇団は、オペラを目的とした団体ということで、
他のオケとは一味違った雰囲気でした。
舞台を作る、というチームワークが感じられました。
誰かが、
日本には、一つの駅に一団体はオケがある。
こんな文化的な国はほかにない。って言ってたけど、
確かに、
あるところにはあるんだなぁ。文化が。
でも、いつも音出しの練習に行く文化センターのおばちゃんたちは、
私の楽器を見て、
「それ重そうねぇ、何なのぉ?」といつも聞いてくる。
チェロなんて、楽器の名前すら、
知らない人は知らないんだよなぁ・・・・。
November 11 [Fri], 2005, 21:57
忘れられない弦楽四重奏団がある。
彼らの演奏は、衝撃的で、情熱的で、
若いエネルギーの塊のようだった。
2005年5月、ゴールデンウィーク。
今年初めて、日本で行われたクラシック音楽のイベントがあった。
『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン-熱狂の日・音楽祭2005』。
その名のとおり、多くのクラシックファン(筋金入りも、ビギナーもひっくるめて。)
を巻き込んで熱狂させ、大盛況の3日間だった。
実はその前日に、
プレイベントとして、
『ラ・フォル・ジュルネ』の発祥の地である
フランスのナントという都市から関係者を招き、
文化に関するフォーラムが行われた。
そのフォーラムが始まる30分ほど前、
フロアコンサートとして、
いくつかの音楽大学の学生で編成された弦楽四重奏が行われた。
曲目は、今年の『ラ・フォル・ジュルネ』のテーマに合わせて、
ベートーヴェンの『ラズモフスキー第3番』から第1・3・4楽章が演奏された。
その演奏があまりにも素晴らしかったのである。
フロアコンサートだから、演奏者の2、3m近くまで行って
演奏を聴くことが出来る。
目の前で聴くことができたという好条件があったからかもしれない。
その名前のないカルテットは、
音大生だから上手いのは当然なのだが、
プロの余裕ある演奏とはまた異なる、
緊張感と鮮烈さと、完璧ともいえる音楽構成で
そのフロアに、それこそ熱狂の渦を巻き起こしたのである。
正確で、底からうねり上げるようなチェロの低音。
確実に自分の役割と見せ場を知っているヴィオラの旋律。
決して前に出ず、他との絶妙な間隔を保つことで
存在感を示す2ndヴァイオリン。
そして四重になった音すべてを集約して、
最高ともいえる音色(『音職』と言う言葉があればそれを使いたい)を果たす
1stヴァイオリン。
こんなすごいカルテットを聴いたことがなかった。というくらいすごかった。
フォーラムの入場料は1,000円だったが、
彼らの演奏を聴いてこの値段は破格だと思った。
彼らの名前は知らない。
多分無いのかも知れない。
もう一度彼らの演奏を聴けたら、とひそかに願っている。
その時は、無名の弦楽四重奏団としてではなく、
ひとつの名前を背負った、プロフェッショナルとして是非聴いてみたい。
November 07 [Mon], 2005, 22:20
本日はサントリーホール・小ホールでの
『シリウス弦楽四重奏団』のコンサートに
アンサンブルのメンバーと行ってきました。
曲目にウチのアンサンブルのレパートリーである
モーツァルトの『弦楽四重奏曲第17番「狩り」』があったからです。
一度プロの演奏を聴いて勉強してこよう!というわけです。
なんて勉強熱心なんだ・・・

【プログラム】
1.モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番Kv458「狩り」
2.ショスターコヴィチ:弦楽四重奏曲第1番Op.49
3.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
席が前から2番目だったので、とても良く鑑賞できました。
最近コンサートなどでいい席が多いのは、
ワタシの日頃の行いが良いからでしょうか。
それともここで運を使い果たしているのでしょうか。
「狩り」は、モーツァルトの曲調である「軽さ」が良く分かりますね。
あの軽さで澄んだ音を出すのって、すごく難しいんですよねぇ。
勉強になりました

1stヴァイオリンの方が緊張のためか、
難しいところをちょっとミスったので、
ウチの1stが
「やっぱりあそこ、上がりきれないんだ・・・ほっとした」
と言っていました。いや、君なら出来るよ!
「ショスタコ」はよく分かりません。
ハッキリ言って、あの曲はずるいです。
演奏者の方がってことじゃないです。
曲自体が、不協和音がすごいし、
絡み合ってわけわかんないし、
音間違えたって気づかないでしょ、あれじゃ。
正確な音感を身につけてからでないと、
出来ない曲です

きっとショスタコさんは、第4楽章が書きたくて
あの曲を作ったんじゃないでしょうか。
そのくらい、最後の章ははじけてました。
そして、今日一番の目玉(私にとって)の「ラズモフスキー第3番」。
この曲を生で聴くのは2回目になります。
1回目があまりに衝撃的だったので、
それを思い出して、ぞくぞくしました。
やっぱりこの曲は生で聴くに限ります。
1回目は学生の演奏だったのですが、
それはエネルギーの塊のような演奏で、大変素晴らしいものでした。
今回の「ラズモフスキー第3番」は
さすがにプロの演奏とあって、
とてもよくまとめ上げられた演奏でした。
この曲は何か聴いてもワクワクします。
ベートーヴェンさん、聞いてますかー?
この曲、大好きですよー!
November 03 [Thu], 2005, 21:17
今日は
文化の日。
というわけで、
アンサンブルのメンバーから誘っていただいた、
立教大学交響楽団の定期演奏会に行ってまいりました。

場所は
すみだトリフォニーホール。
駅近くて、とてもキレイなホールでした。
写真は開演直前の緊張感あるステージ。
曲目は、
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲、
リヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」、
マーラーの「交響曲第1番」
でした。
マラ1は、きっと、相当練習して仕上げたんでしょうね。
良くまとまっていて、素晴らしかったと思います。
マラ1やるぞーっ!、みんな聴いてねーっ!っていう
一生懸命な心意気と鼻息(?)が伝わってきました。
オーボエのソロ、上手かったですね。
管楽器はやっぱり難しそうですねぇ。
特に
ホルンって楽器は・・・。
管楽器の皆さん、これからも頑張ってください。
全体的に、前回の6月の演奏会より、良い印象でした。
私が生の音楽を聴くとき、
心を揺さぶられるのは、
その作曲家の気持ち、魂を、
この現代の、この空間に
どれだけ蘇らせることができるか、という部分で、
それが表現されていたとき、非常に感動を覚えます。
マーラーさんがどんな人物だったのか、
会ったことがない全くの他人なので、
全然知りませんが(笑)、
きっと彼の人生をかけて、生きるために、食べるために
作曲をしていたことでしょう。
その意気込みが再現されて、
今は亡きマーラーさんの
覇気
が、
その場に感じられたら、
その演奏は
サイコー!
ブラボー!

と感じられます。
これは演奏家のプロ・アマ・学生に関係ないと思います。
今回、立教オケの演奏は、
作曲した若き日のマーラーさんが聴いても、
エクセレント!

と言ってくれる演奏だったのではないでしょうか?
(ま、英語はしゃべらないだろうけどね)