7月に劇場で観た映画:その2

July 28 [Sat], 2012, 22:13
病室からにつき、書き殴り失礼。
添削推敲無しの書き逃げです。
ワンデイ23年のラブストーリー。
崖っぷちの男。
苦役列車。
オールネタバレなし。
ワンデイ23年のラブストーリー友人オススメ枠ラブロマンス系は進んで観るジャンルではないので、たまにはこうしてオススメされて観に行くのはとても良いです。
舞台はイギリス。
お話はジムスタージェス演じるデクスターくんと、アンハサウェイ演じるエマちゃんの大学卒業シーンから始まります。
卒業の時に初めて彼らは知り合い仲良くなります。
しかし良いカンジになったところでエマちゃんはデクスターくんと、エッチしない≒恋人にはならないという選択肢を選びます。
エマちゃんはずっと前からデクスターくんに好意を持っていたのですが、それと同時に恋人になるいつかは別れるという考えを持っており、それが怖いのだと言います。
デックスくんも渋々その気持ちを受け入れ、ふたりは親友となります。
この日が7月15日。
それ以来ふたりにとって、7月15日は特別な日となります。
この映画はふたりのその後を実に23年間に渡って、毎年の7月15日を起唐しながら語っていきます。
イギリスではなんとかの聖人の日だそうですが忘れました。
大事なのは、僕がこの映画を観たのが7月15日であった。
ということ。
何の前知識も持たずに観に行ったのですが、なんとも嬉しい偶然となりました。
本当はこの映画は7月11日、渋谷でアタックザブロックを観たあとに観る予定だったのですが、なんと渋谷のTOHOは満席で観ることが出来ませんでした。
公開からひと月が経っていて、なおかつ別にそこ単館で上映しているワケでもない。
いくら面白いかもしれないとはいえ大評判のニュースが聞こえるワケでもなく僕は現在映画関連の情報については相当アンテナを高くしている自覚があります、その前後の時間帯はガラガラでした。
満席なんて有り得ないだろと思ったのですがとにかくその日のその時間だけは満席だったのです。
仕方なく僕は15日に改めて観たのですが、今考えれば何かに導かれたのかもしれません。
ひとが聞けばほんの脚フェチ 素人画像PHOTOS些細な取るに足らないことかもしれませんが、僕にとってはやっぱりその事実ひとつでも記憶に残る作品になったことは間違いありません。
ストーリーにお話を戻します。
ふたりはその後別々の道を歩んでいきます。
デクスターくんは元々家が金持ちで、テレビタレント兼プロデューサーの道に進んでいきます。
一方のエマちゃんは小説家になりたいという気持ちを持ちつつも全く評価されず、バイトに明け暮れる日々です。
7月15日、ふたりは会って近況を報告し、デクスターくんは彼女を励まします。
デクスターくんがエマちゃんに言う、僕がきみに挙げられるのは自信だけだというセリフは超良いと思いました。
とはいえ芸能界で派手派手に生きるデクスターくんと、思うようにならずアルバイトばかりのエマちゃんとではだんだん溝が出来ていき、そのウチお互いに恋人も出来たりもしてあんまり会わなくなります。
そうしてまた何年、十数年と過ぎていき、デクスターくんは芸能界から転落し、エマちゃんは小説家としてはまだまだながら教師として堅実な日々を送り、やがてお互いの関係環境にも変化が訪れ、というようなお話。
ここ最近の映画では珍しいほどお話は時系列に忠実最近の映画は細かく時系列をバラバラにすることが多いに進行し、それが一体何年先までこの話やるのと思うほど延々と続きます。
しかしタイトルに23年のとあるので、その辺りで大きな転換があるのだな、ということはなんとなく意識するワケで、ハッキリとこの邦題は余計だったと思います。
邦題にケチをつけるというのはいかにもニワカ映画ファンにありがちなのであんまりしないことにしているのですが、良い邦題もいくつかはあるもののそのほとんどはヒド過ぎるのひと言に尽きるものばかりです。
そしてそんなヒド過ぎるという邦題のそのほとんどは、所謂女子向けのこうしたラブストーリーの映画につけられます。
わかりますかつまり日本の映画配給会社は、ターゲットとしている20代30代の女性をことごとくバカだと思っているのだということです。
映画ファンの女性はもう少しこの現状を理解した方が良いと僕は思っています。
なんだか映画に関係のない話ばかり続きますが、そんなカンジでふたりの7月15日を丁寧に20回以上もじっくり描いていくので、どんどんこのふたりが好きになっていきます。
アンハサウェイは決して好きな役者ではありませんが、無理あんだろという若作りメイク老けメイクもまぁ許したくてあげたくなっちゃいます。
しかし何より僕がこの映画を観て良かったなと思ったのは、デクスターくん役のジムスタージェス。
僕は今年はもう本当にライアンゴズリングに夢中なワケですが、この作品の後半くらいからの彼の佇まいは、そんなライアンゴズリングに迫るほど本当に素晴らしいと思いました。
これからの彼に大注目です。
そんなカンジで、とても素敵な作品でした。
崖っぷちの男一部で革新的な映画だと評判になっている作品。
主演はみんながそのーが超気になっているサムワーシントン。
僕はなんだか惜しいというような印象で、正直そこまでではありませんでした。
ざっくりとネタバレしない程度に書いておくと、冒頭刑務所を脱走した主人公がニューヨーク市街にあるビルから飛び降り自殺をしようとするところから始まります。
主人公は飛び降りるぞと騒ぎ立て、当然警察マスコミヤジウマ等が現場に殺到します。
そんな騒ぎに合わせて実は裏で色々なことが進行してというようなお話。
僕はワンアイデアの一涛ヒ破主義というのは映画として正しいと思っていて、お話のプロットは凄く好きです。
ただ、実際の展開はかなり運任せであったり主人公たちの強力な身体能力によるものだったりして、少し醒めてしまいました。
せっかくアイデアが面白いのに結局は身体能力かというのは、少し古い映画ですがマイリティリポートなんかの感想でも触れた気がします。
こういうひとつの面白いアイデアで作ったお話であれば、それをとことん突き詰めて最後まで搏Iに見せて欲しいと思いました。
例えばバタフライエフェクトという傑作映画がありますが、あれは作品の軸となるひとつのアイデアを閃いてから、それを映画の脚本として矛盾のないものに書き上げるまでに7年かかってると聞いたことがあります。
そこまでとはさすがに言いませんが、もう少し知恵を絞って搏Iにお話を構築出来れば、もっとずっと素晴らしい作品になったと思います。
苦役列車一昨年話題となった芥川賞受賞作苦役列車の映画化。
主演はここまでの僕の映画感想を読んでいる方ならおわかりでしょうが、僕の大大大好きな森山未來です。
結ゥら言えば、僕は好きです。
かなり好き。
でも、この映画を撮った山下敦弘監督といえば僕が観た中ではリンリンリン、天然コケッコー、マイバックページという素晴らし過ぎる作品を作ったひとです。
リン3では女子高生の、たった一瞬の輝きを切り取ったような、本当に手が触れたら壊れてしまうような繊細で、だからこそ美しい青春を描いた作品でした。
天然コケッコーは夏帆というひとりの女優の魅力を全て凝縮したような最高に瑞々しい作品でしたし、マイバックページも妻夫木聡のラストのとある1ショットだけで全てを持っていくような強烈な作品でした。
いつも私的ランキングではそこまで上位にしているワケではないのですが、とにかく役者が持っている潜在的な魅力を一唐凝縮して見せ切ることで、ランキング以上の意味を持って一生記憶に残る作品に仕上げる本当に凄い監督です。
そんな山下作品であるということをひとたび考えてしまうと、この苦役列車はなんだか随分とおとなしいなぁと思ってしまったことは事実でした。
ファンとしては森山未來の魅力というのは1唐凝縮出来ないほど底知れないのだのひと言も言いたくなるのですが、どちらかというと原作小説の主人公貫多と、私小説ということで貫多そのものである作者西村賢太のキャラクターが確立され過ぎていて、あんまり表現に幅が持たせられなかったのかなぁと僕は思いました。
近年、こんなに作品よりも前面に出てくる小説家もいないじゃないですか。
そして、作品より作者の方が面白いという。
良くも悪くも苦役列車はあの作者の佇まいや喋り方含めてのものであるし、それはやっぱり山下監督との相性というか映画そのものと相性が悪いと思います。
ただしそんなこと言ってもね、山下監督森山未來ということで、そんじょそこらの映画より面白いのは間違いないですよ。
気になるひとは観た方が良いです。
でも、やっぱりこのコンビをここで使ってしまったのはもったいないなぁと。
もっと他の何かで出会わせてあげたかったと、そんなことを思いました。
あとどうでも良いことですが、主人公の友人を演じた高良健吾。
僕は彼が出演する映画を観るのはこれで4本目になりますが、初めて途中で死にませんでした。
でもやっぱり途中で退場はするんだよね。
なんだろう、後半まで持たないキャラ。
あ、AKBのあっちゃんは普通です。
サブキャラクターとして出る分には特徴的な顔と相俟ってひとりの役者として、今後も映画に出ることは凄く良いと思いますが、ひとつの映画のヒロインとしては圧倒的に役不足誤用だと思います。
重ね重ね、役者としてヒロインではなくひとりのキャラクターとしてこれからも出るのであればかなり良い役者となるような気がしますが、それを配給側ファン側が許容するかどうかです。
今のような扱いを続ければ遅かれ早かれ潰れます。
そんなカンジ。
おやすみなさい。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:blgvaz88co
読者になる
2012年07月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/blgvaz88co/index1_0.rdf