ひかりのまち。 

May 09 [Wed], 2007, 1:38
自分にないものを
持っている誰か。

たとえ 一生近づけないくらい
その誰かが 眩しく見えても・・・

その誰かにないものを
自分は持っている。





最近回りにあふれている、うんざりするほど
やけに前向きな言葉や、在り来たりな励ましの言葉。

全てが綺麗事に聴こえて耳を塞ぎたくなるときもあれば、
その綺麗事の世界に縋り付いていたくなるときもあったりして。

結局、自分は。

綺麗事の世界に憧れているんだと、知る。


優しさ、純粋さ、思いやり。

綺麗な言葉だけが全てじゃなく。

妬み、悲しみ、裏切り。

汚い言葉だけが全てでもない。


自分の中の 汚く醜い物だって
なんだかんだで、温かかったりもする。
不器用で愛おしい、人間らしさ。

優しさは、伝染する。
苛立ちや憎しみも、不安も、もちろん。

自分が笑っているということが、相手も幸せにするのかもしれない。

馬鹿みたいにいつでも笑っていたい。
誰かのために。自分のために。
いつでも、笑みを。









strawberry shortcakes 

April 13 [Fri], 2007, 9:56














真っ白なキャンバスに向かって ため息。

描こうとするイメージは 
湧いてくるのに。

浮かんでは そのはしから消えていく。
シャボン玉のように。

頭の中を流れていくだけで
なかなかこれだという画がつかめない。

そんな感じ。





同じ トコロばかり 走っているような気がするのも

仕方ないよ。


だって ここは  こんなに大きな  空の下 だから。





そんな言葉を聴いて。

ふわっと 少し軽くなった気がする。
優しい風が通り抜ける感じ。

深呼吸する感覚。



また性懲りもなく
下ばかり向いて走っていたことに 気付く。

ふと 足を止めて 空を見上げると。

急に太陽の眩しさにくらくらとして 
頭の中が真っ白になる。


それから もう少し空を見続けると
ようやく 

広い青い空が見えてくる。



本当に進めているのかな。

おんなじことの繰り返しばかりしてる気がするのは
この空が広いせいなのかな。

考えててもしょうがない。

止まっていると 不安ばかり押し寄せてくる。

強くあろうと思っていても。
ちょっと 止まると小さな隙間に不安や苛立ちが襲ってくる。


綺麗ごとの世界に飽き飽きしながらも
綺麗ごとの世界に憧れるのも

自分を信じて 信じれる何かを 

探し続けているからなのかもしれない。



広い広いこの空の下で 
必死にもがく人たちが 一歩一歩と歩を進められているのなら
いいな。

ヒメゴト。 

March 29 [Thu], 2007, 3:42







つないでた手から 感じた
彼の匂い。





帰り道の途中。

淋しくなったりして。
擦り合わせた手に 息吹きかける。

冷たい指先。
大きくため息。

なんだろね、さっき別れたばっかりなのに。


ひとりでいると 湧いてくるもやもやした感情も。
ふたりでいると 自然と肩が軽くなって。

つないだ手 
ぽかぽか あったかくて。




ねぇ、知ってる?

さっきまで つないでた手から 
あなたの匂いがした。

いつの間にか 落ち着く香りになってる。
なんて。

そんなこっぱずかしいことは 絶対に。

・・・まだ、教えてあげない。




あたしだけの 秘密なのです。










遠くの方で声が聴こえる。 

March 20 [Tue], 2007, 0:47
ぽとり。と 肩の上に落ちてきた。



ふとした言葉。
ふとした表情。
ふとした仕草。

なんでもないことだけれど。

ふたりでいると楽しかった。
何気ないやり取りが やたらと心地よかった。

彼は友達。
一番大切で一番大好きな、友達。


失うのが怖かった。
崩れてしまうのが、怖かった。


何もしなかった。
何もしないでいた。

彼が踏み越えようとしてくれていても。
気付かないフリをした。

そんなだから、壊れた。
ひとりで泣いた。

誰にも言わずに。
好きだったことも、自分にさえ。



ぽとり。と 肩の上に落ちてきた。
白い椿の花。

誰かに肩をたたかれたのかと思って
振り返った。

そこに彼が、いた――。



何で今さら。
また出会ってしまうんだろう。

あたしの手を握っているのは別の人。


『恋愛する気がないんだね。』


そんなことを言われたあたしを
ここまで引き上げてくれた人。

あたしを好きになってくれた人。
これからきっと 
もっと 好きになっていける人。
大事にしなきゃいけない人。

優しくって穏やかなあの人と、あたしは笑っていられれば
それでいい。

そう、思い込もうとしている自分が嫌いだ。


ぽとり。と 肩の上に落ちてきた。
あの椿の花が、真っ黒だったらよかったのに。










暗闇の中の白椿。 

February 28 [Wed], 2007, 3:03













白い光がぼぅっと滲む月明かりの下。
手をつないで 散歩に出かけた。

昼間はあんなに暖かいのに。
夜になると まだ 風は冷たくて。

コートのポッケの中 つないだ手を入れる。
凍えた指先が じんわりとあったかくて。

顔を見合わせて 笑う。
音のない夜。


滲んだ月明かりに照らされて
手をつないで。 

ただふたり 歩いている。



椿の木が白い花を咲かせている。
色彩のない夜。


ここにいるのは ただ ふたりだけ。


ふたりは黙って 白い椿の花を見上げている。
つないだ手は とても暖かい。



月と椿だけが、
闇の中で白く浮かび上がっている。



静かな静かな 
ふたりだけの世界。

他には誰も、いない。
ふたりだけの、世界。





瞳を閉じて映るもの。 

January 24 [Wed], 2007, 2:06









鼻の下まで
たっぷりお湯に浸かって。

ぶくぶくと 音を立ててみる。


離れた所に置いたスピーカーから
夢見心地な不思議な響きを纏って
懐かしい曲たちが流れている。


蒸気でぼやけた視界の中に
暖かい色のロウソクの灯が揺れている。


バスタブに浸かって。
頭の中を真っ白にする。

不思議な響きの音楽と、
温かくて、心地よい湯気の香りと、
ロウソクの仄かな灯りに身を任せていよう。

ゆらゆらと、ふわふわと。
何も考えない時間。


全てが どうでもいいやって思えてしまう。
そんな夜は。


ただ、目を閉じて
ゆらゆらと、ふわふわと。


不思議な響きの音楽と、
温かくて、心地よい湯気の香りと、
ロウソクの仄かな灯りに身を任せていよう。


ゆらゆらと、ふわふわと。


目を瞑ると
浮かんでくるもの。

優しい色に輝く夢物語の世界。



ぶくぶくと鼻の下まで
お湯に浸って。

全てがどうでもいいやって思える
そんな夜は。


浮かんでくる夢物語の言葉達に
耳を傾けていよう。


もう少しだけこのまま。
ゆらゆらと、ふわふわと。





自分を探す旅。 

January 10 [Wed], 2007, 14:38







自分が誰だか
わからなくなる時。

それは、自分に
自信がもてなくなった時。


だから、誰かに
きみはこんなヤツなんだよ。
これが好きで、あれが嫌いで。
それなりたくて、どこどこを目指しているのだよ。と。

手っ取り早く言ってもらいたくなるのかもしれないね。

君の手紙を読んで そんなことをふと 
思った。



もがいたり、塞ぎ込んだり。
笑ったり、怒ったり、泣いたり。
歌ったり、踊ったり、また立ち止まったり。


人と関わっていくこと。
自分を探すこと。


それは。

いつの間にか自分の上に積み重ねられた経験という形になって。
自信に満ちた瞳の奥の輝きに深みが増していく。

そうして進んだ先に 答えを求めて。
みんな 同じようにして歩いているんだね。

誰もが みんな。 
きみからみたら輝いているあのひとだって。


きみだって同じなんだよ。


自信を取り戻した人は 自分を信じられた人。

そうして、自分に信じる力をくれた
周りにいてくれる人の大切さに気付けた人。


いつの間にか自分の上に積み重ねられた形に気付いて。
自信に満ちた瞳の奥の輝きに深みが増す。

輝きの中に 穏やかな感謝の色と愛情の光が満ちている。
そんな表情をしている人。


そうやってキラキラした光を 
これからもみんなで 増やしていこうよ。


周りの景色がすっかり変わってしまっていても。
なにも変わらないものもある。

時間が経てば 人は変わる。
周りの景色なんか ころころ変わっていく。

それでも。きっと。

なにも変わらないで、
そこに居てくれるものだっているんだよ。



自分探しの旅は
一人になることじゃない。

人と関わっていくこと。


きみだって気付いているんだろ?




SLごっこ。 

December 08 [Fri], 2006, 4:16












冷たくなった両の手の 指先を
そっと擦り合わせる。

コツンコツンコツン。と 
足取りの重いの靴音が
誰もいない夜の公園に響いている。



手に持っていたコンビニの袋を 肘のところまで
引き上げて、両手をポケットに突っ込む。

思わずついて出た溜め息が
目の前で 煙のように白く霞んで消えていく。




ふと、小さな頃の記憶が甦ってきた。


吐く息が白くなるのが可笑しくて
ともだちと一緒になって「SLごっこ」をして遊んでいた。

吐き出す息が、蒸気の代わり。
蒸気機関車の真似事遊び。


身近なもの なんでも
遊びに変えてしまう子供時代が 
酷く懐かしく「馬鹿だな」なんてつい頬が緩む。



ひとりにやついた顔で あの頃のように、
大袈裟に口を窄めて ふぅぅぅっと。

長い溜め息を吐くように空に向かって 
息を吐き出してみた。




懐かしさと一緒に
自分の中に溜まってしまった汚いものが 
全て出ていくような気さえした。

息が途切れるまで
馬鹿みたいに口から白い息を吐き出してみた。



なんだか煙草を吸うのに似ているな。
なんてふっと思った。


「絶対に、一生煙草は吸わない」と周りのともだちに
言っていた子供の頃の自分に向かって 
ごめんな、と肩を竦めて見せる。


わざと 汚いと思っているものを
自分の中に取り込んで。

それをすっかり吐き出すという行為が
何故だか無性にとげとげした気持ちを落ち着かせた。

そんな頃もあったっけ。

今にして思えば、やんちゃな時代は
ただ格好つけたかっただけだったような気もするが。

感情のない眼をして
次から次へと煙草に火をつけていたあの頃の俺。


救い出してくれたのは、きっとあいつの存在だ。

・・これでも随分マシになったよな。
小さかった頃の無垢な自分に問い掛ける。





コンビニの袋が歩く度に足にぶつかって
ガサガサと音を立てている。


気がつけば、
ケータイ電話のバイブが鳴っていた。


「どこまでアイス買いに行っちゃったの?」



そう言って、子供のように
唇を尖らせているあいつの顔が浮かんだ。


ポケットに突っ込んでいた両手を出しながら
少しだけ 歩く靴音が早くなった。


冷たい外の空気が 
ちくちくと両手を刺してくる。

顔の前であわせた両手に
今度はハァァーーッと 声に出して息を吹きかけた。

相変わらず 蒸気機関車の煙のような
真っ白い息が 両手を温かく包み込んだ。




ロウソクに灯りを燈して。 

December 02 [Sat], 2006, 4:51
・。ロウソクに灯りをともして。・
-En memoria de Chiffon,que en paz descanse. .-




















何もない部屋。


ここは真っ暗で。
音のない世界。




ロウソクに燈したあの灯りが
消えてしまうと。

もう。

何も見えない。
何も聴こえない。


好きな音楽をかけても。
テレビをつけていても。


この場所に 
音は聴こえてこない。



たった ひとつ。
あのロウソクの灯りが消えた。


ただ、
それだけで。


ぼろぼろに崩れてく ぼくの世界。




ロウソクの消えた あの時の香りが
ぼくの体に纏わりついて いつまでも離れない。

いつまでたっても
やさしい あのロウソクの灯りが忘れられない。



前に進まなければ。


いつまでも
ここにはいられない。



自分で 起き出して。

雨戸を開けて。



暗いこの部屋に
外の光を 入れなければ
この場所に 光は差してこないのに。



それでも。

ぼくの世界は まだ止まったまま。


だって。

ロウソクの消えた あの時の香りが
ぼくの体に纏わりついて いつまでも離れないんだ。

いつまでたっても
やさしい あのロウソクの灯りが――。


忘れられないよ。






誰も知らない湖A 

November 09 [Thu], 2006, 23:59













僕はもう ずっと。
長いことずっと。

僕は 待ち続けている。

あの人にもう一度、逢えることを。

もう ずっと。
待ち続けている――。








煩わしかった長い長い雨が上がって。
久しぶりに気持ちのいい晩だった。

まだ昨日までの名残で
空気が湿っていたけれど。

それもまた ひんやりとして
気持ちがよかった。


いつものように
ふわふわと 散歩に出かけた時だった。


どこからともなく
淡く甘い歌声が聴こえてきた。

声に引き寄せられ 僕は出逢ったんだ。




邪魔をしないように そっと。
声のほうに近づいていくと

その透き通った水面から
仄かな光とともに霞がたなびいていた。

霞の中で月光を反射した水面が
キラキラ キラキラ揺れる。

それはそれは 
美しく幻想的に見えた。


そのぼんやりと輝く 霞の中で
甘い歌声が 空に溶けてゆく。

優しく甘く 澄んだその声は
僕の心を温かく満たしてくれた。

自然と 幸せな気持ちになれた。




あの光景を 僕は忘れられない。 



それから ずっと。
もう 長いことずっと。

僕は待ち続けている。






・。*profile*。・
もうひとつのブログ。
・。blanc-nuit。・

・。ここでは、何気なく思いついた詩や、物語などを綴っていこうと思います。・

blanc-nuit とは。
フランス語で、blanc=白、nuit=夜と言う意味です。
ホワイトデーの夜に生まれたから=blanc-nuitてことで。w


もうひとつ。ブログ書いてます^^*
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メロちゃんのぉ友達大歓迎です^^*
よかったら、白雪とazulのぉ友達になってあげてくださいね☆
メロメロパークメロメロパークメロメロパーク
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