頭痛。 

2009年01月22日(木) 2時35分


目標が35キロなんてバカげてる。

わかってるよ。


太るよりガリガリのがよほど皆に後ろ指差されるよ。

そうかなぁ。



そんなんしてるといつか死ぬぞ。

でも今が楽しいからいい。




ひなの身体はどんどん痩せていく。

僕のアドバイスは聞けない、正しいとわかっていても実感がないから。

まず第一に、私は今のこの努力とその成果が楽しくて仕方ないから治りたくないのだ。

そう言われて、もうなにも言えなくなった。



じゃその楽しみがいつか苦しみに変わって、そこから助かりたくなったら即頼ってこい、とだけ。



母さんが昔僕に言ってくれた言葉をそのまま受け売り。





わかった、と笑うひなはどうにも痛々しくて。

ああ、昔の僕はこんな感じだったのか、とあの日の母さんに申し訳なくも思った。



知らなかったよ。

周りで心配する人がこんなに辛い思いしてただなんて。



ぐいぐい痩せてく身体に妙な生き甲斐感じて活き活きしてる僕の傍で。

僕以上に身をすり減らして見守ってくれてた人々がいたこと。




癇癪。 

2009年01月22日(木) 2時11分
のきとデートするために先月から取ってた連休だったが、インフルエンザの来襲により中止。


あれ…

案外僕はのきに依存しているのか、とギョッとする一瞬。


癇癪を起こして気付く。

キレるほど好きなのかよ、と、首を捻り。

少し考えて。

また、好きの度合いがよくわからなくなる。




のきも同じように癇癪起こしたかったんだろうが、僕の方が数倍キレていてなだめ役にまわってくれた。




先月からいっぱいいっぱいで、なにを糧に頑張っていたかといえばその連休。

僕のワガママは何でも聞いてくれて、僕の唯一の聞き役で、僕の思うようなセックスを寄こす人。

この連休だけはどうしても一緒に過ごしたかったんだよなぁ。



やべー。

ひなの呪いかもしんねー。

とか、思わず真剣に唸ってしまうほど・・・・・タイミングが悪くて呆然とする。



ひなは笑うだろうな。

うひひ!ざまぁみろ〜!とか言いそうだ。



・・・・・・・くそォ。

M。 

2009年01月17日(土) 6時24分


落としたいけど身体はそれほど攻めたくない。

落とされたくないけど身体は攻められたい。



僕が本気で真っ青になって大泣きしながら逃げたくなるような。

断崖絶壁に立たされるような、ギリギリのセックスがしたい。



叶えたのはのき、ただひとりだ。







きみ可愛いね。

よく言われるだろ。

手出したくなるよ。

嘘ならわざわざ言うもんか。

逃げても構わないけど多分すぐ追いつくよ。

案外足は速いんだ。







誰かに向けて安っぽい口説き勝負を持ちかけながら、僕は今日もあの人を想う。



手癖も口癖も悪いバカな僕を、抑えて支配し無理やり留めて欲しい。



もうどこにも行かなくていいよと笑って、この胃に石を詰め込んで、腹いっぱいだと思い込ませて欲しい。





自分でコントロールできない僕。

すべてにおいて他力本願の癖に。



欲望だけは一人前に存在してやがる。



正体。 

2009年01月17日(土) 5時31分

もともとは同性恐怖症だった僕。

女子しかいない中学高校。

いくら考えても理由のわからないイジメやらなにやらで、同性不信に陥ったことが原因だった。


僕の学校での毎日は、どう言ったら同性に好かれるか、嫌われないかを研究する日々だった。


ボーイッシュにしてると女の子らしいコたちからライバル心や嫉妬を抱かれにくいことを学んで。

褒めると隠し切れずに喜ぶことを知り。

詰め寄り触れると動揺するのだと分かり。

上手く口説くと落ちることを知った。



大体僕の動機はすべてが不純なのだ。



同性不信を打破しようと行動したすべて、そのスタート地点から僕はすでに間違った方向に走り出していたのかもしれない。




仕事場では早々にカミングアウトをした。

その中には僕の結婚式に出たメンバーもいたが、やっぱりね、その方がむしろ納得だよ、と皆寛容でいてくれた。

カミングアウトする前より距離の縮まった人々も多い。




会社の女子社員全員と同時に付き合っている。

一課に一台あって欲しい中和剤、ムードメーカー。

今現在そんな風に言われて、そんなバカな、と笑って聞きながら僕は、高校時代の薄暗い教室を思い出していた。





あの時の屈辱は一生忘れない。



僕はもしかしたら復讐したいだけなのかもしれない。

あの日の自分を助けたいだけなのかもしれない。




僕がジャンキーであるのは、やはり己が為。


どうりで自分勝手なわけだ。

拒食。 

2009年01月15日(木) 23時57分


3年以上も一緒に働いているのに、今日初めてひなが摂食障害に陥っていることを知った。

体重を減らすことでしか自信を保持することが出来ず、ものを食べるのがひどく恐ろしいのだそうだ。

100g増えただけでハードルを越えられなかったことに落ち込んで、あばら骨が見えるとホッとする。


いつからそうなったと聞くと、昔からそうだ、という。


僕はなんて言ったらいいか迷った。


僕もまた、摂食障害を抱えているからだ。



吐いて45キロをキープし続ける、僕の十年はずっとそんな感じ。

「僕はこれでいい、いつ死んでも自分で納得付ける」と親にタンカをきり、栄養のあるものだけ体内に留め食してしまった余計なものは吐き出す。

僕はすべての面において計画的で、自己中心的で、バカだ。



自分のことはそう言うのに、ひなからその話を聞いて血の気が引いた。

誰にどう諭されようと治し難い病気であることを僕がなにより知っている。
強迫観念に追われ続ける地下行きのその迷路。ひながそこに迷い込み始めていることが、とんでもなく恐ろしかった。


食え、などとは軽はずみに言えない。




迷った挙句、38キロキープを約束させた。



僕より7キロ低いハードル。



人の臓器は25キロぐらいなのだそうだ。

彼女は、出来れば臓器だけの重さになりたいの、と呟いていた。




それが死を意味する事をひなは知っているのだろうか。


下れば下るほど見えなくなってゆく帰り道。達成感を求めて迷路の最果てに辿り着いた時、達成感の代償に山ほどの大事なものを失っていることに気付き、呆然とする。





そんな沼底、僕にはぴったりでもひなには似合わない。



ホテル。 

2009年01月15日(木) 0時12分


ひなと一泊した。


半年間断り続けたひなとの泊まり。

旅行とかそういうんじゃない。
その辺のビジネスホテルかラブホでいいというのだ。


恋人さんと同じ扱いをして欲しいというのがひなの希望だったが、それはできないという前提で一度きりと約束して一緒に眠った。




爪はわざと切らずに、努めて妙な空気にならないよう距離も取った。

意識のある限りは反対を向いて寝て、接触のきっかけはすべて遠ざけた僕だった。



でも真夜中目が醒めたら、ひなが僕の腕に頭を乗せて寝ていて、僕が半身動かしさえすれば両腕の中に小さい彼女がすっぽりとおさまる状況下だった。



天井を見ながら僕は一体何がしたいんだ、と少しの間ぼんやりとした。

のきからのメールが数度鳴ったけど、それにも出ずに、付き合ってもいない子を腕枕に乗せて迷っている。

腕を一本回すか否か、たったそれひとつの行動でひどく迷っている。



今までこんなに迷った事などない。

理性と欲が同じ力で押し合うのをリアルに感じて、焦燥感、汗が出た。



結局僕は、そんなに近寄ると危ないよ、と笑ってひなを起こし、離して寝かせることにした。





二度目に目が醒めたとき、彼女が僕の掌を弄っていて。

僕が気がつくと、すぐにその手を引っ込めた。



その手を追いかけて絡め直した不覚は、僕が寝ぼけてぼんやりしていたせいと。

これぐらいなら構わないだろうと、自分に甘くなる明け方の神秘に負けたせいかもしれない。




手を出しそうで怖い。

一番近くにいる後輩に手を出すなどと、そんなことは許されていい筈がないのに。



病気が果てなく疼く。

穴は隙間無くいろんな色で埋めたがる、僕の病気。



僕はどこまでいけば満たされるんだろう。
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