シリトー 

February 13 [Sun], 2005, 12:39
○ シリトー ○ (アラン・シリトー、ALAN SILLITOE)イギリス

 『労働者作家』

・「土曜の夜と日曜の朝」(1958)

「シリトーはなめし皮職人の息子として生まれ、十四歳で学校教育を終え、
自転車工場やベニヤ板工場で職工として働いた。
工場労働者やその周辺に生きる人々の生活をバックストリートの言葉で描いた。
《労働者作家》のレッテルが貼られることになったが彼自身はこの分類にきわめて不満で、
『中産階級を描く作家が《中産階級作家》と称される事がないのに、
自分だけが《労働者作家》と呼ばれるのは遺憾である、
自分はどんな階級にも属さない《脱階級ルンペンだ》と言っている。」←これには笑った。

「ロレンスが息苦しいまでに大真面目な姿勢を崩さず、性と生を観念化するのに対し、
シリトーには裏町の煤けた棟割長屋に住む庶民のしたたかな生活力と、
おおらかな笑いがある」 解説より

私の最高にお気に入りの作品のひとつだ。

育ちが悪いのがばれるが。

いや、初めからばれてるような気がするが。


・「長距離走者の孤独」

私はてっきり題名からこれが「マラソンランナーの苦労話」だと思っていて、
つまらなそうだとこの作家に手を出さなかったのだが、まったく違った。
分かりやすく言うと「少年院のガキンチョが走る、走る」だった。(わかりずらいか)

内容も私好みで、こういう「嬉しい誤算」「期待を裏切られて面白い」というのは
最高のオルガズムだ。


・他に短編集「屑屋の娘」



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