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山本有花が心配するFX投資家の「ロスカットでハマる罠」 / 2010年07月14日(水)
■ロスカットをする「2つの理由」

 ロスカット(損切り)は、損失を確定することです。たとえば、買った通貨が予想に反して値下がりしたときは、損を出した状態で売ってポジションを手仕舞いします。自分自身で損失を確定しなければいけない理由は2つあります。

(1)損失がこれ以上膨らまないようにするため
(2)強制ロスカット(FX会社によって自動的にロスカットされること)の執行を受けないようにするため

(1)と(2)を可能にするためには、基本的には2つの方法があります。

(A)早めにロスカットをすること
(B)証拠金維持率を高くしておくこと

■早めのロスカットでハマる罠

 早い段階でロスカットを行って、小さい損失におさえることができれば、大きな損失にまで膨らまずにすみますし、強制ロスカットを執行されずにすみます。

 最も手っとり早いロスカットは、予想に反したら即ロスカットをすることです。「上昇すると思ったのに5銭下落した」という場合、即ロスカットをすれば、5銭分の損失ですみます。実際には、その後、予想通りに上昇する場合もあります。しかし、予想通りに上昇しない場合もありますから、即ロスカットのほうが、結果的にリスクを軽減できているように思えます。しかし実はこれは間違いなのです。

 即ロスカットを実際に自分のトレードでやってみるとわかりますが、こればかりしていると、ロスカットによる小さな損失ばかりがかさんで、トータルすると大きな損失になってしまいます。ではどうすればいいのでしょうか? 

■自動売買でロスカット設定をするワナ

 早めのロスカットは、かさみ損になる可能性もありますが、実際のところ、多くの人は早めのロスカットができないものです。

 なぜなら、ロスカットは損失を確定するのですから。それを自分自身で、それも早い時期に判断、実行するには心の整理がつきにくいのです。「ロスカットしようか、いや、もう少し様子を見ようか」と考えているうちに損失が膨らむのはよくあることです。

 そこで、「FXの自動売買機能を利用して、機械的に売買をすればいい」と考える人もいるかもしれません。損失が膨らむ前に、ロスカットする値を設定しておくのです。

 ところが、早めのロスカットを意識して、10銭ほど値が反対方向に動いたらロスカットする設定にしてしまう人がいます。たしかに、そのほうが安心感はありますよね。しかし、相場の状況にもよりますが、10銭、20銭ほど瞬時に値動きするケースは少なくありません。結果的に自分の予想通りに値が動いたとしても、その前にロスカット設定した価格に引っかかってしまうこともよくあるのです。

■上昇中の下ヒゲ、下降中の上ヒゲに注意

 ロスカットをする際に、とくに注意したほうがよいのは、上昇中の下ヒゲと、下降中の上ヒゲです。ちなみに、ヒゲとはチャートのローソクの上下からのびる縦線のことです。下のポンド/円30分足チャートを見てください。

 たとえば、(1)の価格帯でポンドを買ったとしましょう。このとき、Aのように長いヒゲは、予想外に上昇してうれしいものです。このような上昇中の上ヒゲは、ありがたいことですが、(2)の価格帯でポンドを買って、Bのように上昇中に下ヒゲがあると、利益を出すのがむずかしくなります。

 なぜなら、自動売買でロスカットを設定した場合や、早めのロスカットをする人は、おそらく設定した価格に引っかかって、儲けを得る前にロスカットをするはめになってしまうからです。

 (3)のように下落途中で、ポンドの売りポジションを建てた場合、下ヒゲが長いCのような状況は、利益が増える可能性があるのでラッキーです。これは、Dのような上ヒゲにもいえます。

 つまり、「上昇傾向にあるのに一時的に下落するケース」や、その逆の「下落傾向にあるのに一時的に上昇するケース」では、ロスカットを設定した価格がポジションを建てた価格と近すぎると、ロスカットばかりしてしまう可能性があるということです。

 したがって、短時間で取引を終了させる人であっても、必ずトレンド(傾向)を見る癖をつけておいたほうがよいでしょう。

 次に「通貨ペアによってロスカット設定が異なる」ということを確認しておきましょう。

■通貨ペアによってロスカット設定が異なる

 トレンドとは逆に、一時的に値が動く場合、ロスカットに引っかかってはもったいないですよね。これを「無駄なロスカット」と呼んでいます。しかし、必要なロスカットもあります。いくらトレンドを一生懸命に分析し、判断しても、それが正しいとはかぎりません。あくまでも予想にすぎないからです。

 したがって、予測していなかった突然の材料が発生してトレンドとは逆に動く場合に備えて、ロスカットをする必要があります。これには経験的な分析が必要ですが、たとえば、ドル/円の場合、どの程度トレンドとは逆に動いているか、つまり、ヒゲが何銭、または何十銭なのかを見ておきます。そして、強制ロスカットに届かない価格帯にロスカットを設定します。

では、何十銭でロスカットを設定すればよいでしょうか。これは、どのくらいの損失なら許容できるかを自分自身で決めておく必要があります。

 ただし、通貨ペアによって、トレンドとは逆のヒゲの長さが異なるので注意しましょう。また、相場が神経質なときはヒゲが短めになることが多く、休場市場が多いときは取引が閑散としていて値動きが静かな時間帯と、値動きが激しくなってヒゲが長くなる時間帯があるなど、相場の状況によってヒゲの長さも異なるので相場観も大事にしましょう。

 ロスカットを設定するためのポイントをまとめると、次の通りになります。

(1)トレンドを分析する
(2)強制ロスカットに届かないように設定する
(3)通貨ペアによって値幅が異なる
(4)ヒゲの長さは、相場の状況によって異なる

 FX取引を行う時には、この点を踏まえてロスカットを設定してみてください。


(山本 有花)

【7月14日9時0分配信 MONEYzine
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100714-00000000-sh_mon-bus_all
 
   
Posted at 10:43/ この記事のURL
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