月経痛の原因 

July 21 [Sat], 2007, 15:50
月経痛の原因



ちなみに生活習慣の改善としてよく挙げられるの「とにかく温める」こと。これは子宮内膜症の人だけではなく普通の月経痛の人にも当てはまります。
月経痛の原因の一つが骨盤内のうっ血だといわれているので、温めて血の流れを良くするのは必須!です。具体的には
.腰湯でお風呂につかる
.ひそかに使い捨てカイロをおなかにはる
.温かい食事.飲み物をとる
.定期的に運動する(←血流がよくなります)

などなど。また、骨盤内のうっ血を防ぐという意味では
.便秘を解消する
.トイレを我慢しない(←骨盤に物をためておくとそれだけでうっ血の原因になってしまうのですね)
.きついガードルなど下着で締め付けない
.立ちっぱなしにならないでほんのちょっとでも横になる

なんていうのも重要。なんと、からだを横にするだけで立っているだけの状態の数倍の血液が骨盤に流れるといわれているのですね。といっても、働いている方なんかはオフィスでいきなり横にはなれないですよね...そんなときは膝の屈伸運動で姿勢を変えるだけでも効果的です。あとは、タバコも血管を締め付けて血流を悪くするので禁物です。
また、子宮内膜症は卵胞ホルモンの影響で広がることがわかっているので、これを多く含む動物性脂肪をとり過ぎないようにしてくださいね。
それ以外では、月経中はホルモンが極端に変わる時期なので、自律神経失調になりやすいのに加え、痛み自体がストレスになってさらに自律神経が上手く働かず、悪循環...なんてことも。あまりに痛い場合は鎮痛剤を内服するのもきちんとした対処法だと思われます。


子宮内膜症、原因はアレルギー? 

July 21 [Sat], 2007, 15:50
子宮内膜症、原因はアレルギー?




月経のたびに痛みがひどくなる病気、子宮内膜症。月経のある女性の10人に1人が子宮内膜症といわれており、20代女性に非常に多い病気です。また、近年増加の傾向をたどっているといわれており、原因も今いちはっきりしません。

ちなみに子宮内膜症という病気は、一言でいうと「本来なら子宮の内腔にしかない子宮内膜(←受精卵のマットとなって、妊娠を成立させる重要なもの)が子宮以外の場所に生育している病気」です。
症状としては月経のたびにひどくなる下腹部痛が代表的なものですが、長くこれを放置しておくと、不妊の原因になることも多いので要注意!の病気なのですが...

いままで子宮内膜症の原因として挙げられていたのが
「月経血が卵管を逆流して腹腔内にこぼれる」といった説、また、
「ダイオキシンなどの環境ホルモンが体のなかで悪影響を及ぼしている」といった説、などなどでしたが、最近日本産婦人科学会で
「アレルギー反応で発生している可能性が高い」という発表がありました。(栃木臨床病理研究所長の菅又昌雄医師らの研究)。
気管支ぜんそくなどの治療に使われる抗アレルギー薬を飲んだ患者さんに症状の改善がみられたとのこと。

いままで子宮内膜症の治療としては軽症なら漢方薬などの薬物や、生活習慣の改善で対処し、場合によってはホルモン療法や手術を行うというのが一般的でした。ただ、もしアレルギー反応で子宮内膜症が起きているとすれば、薬物療法の一環に「抗アレルギー薬」という一項目ができるかもしれません。

子宮内膜症と癒着の関係 

July 21 [Sat], 2007, 15:48
子宮内膜症と癒着の関係



そして傷を治そうとする身体の自然の働きによって、病変部分をおおうような膜が発生し、そこから癒着が始まります。臓器や腹膜は、すべて滑るような膜で独立しているからこそ、その臓器特有の働きができるのですが、臓器どうしや臓器と腹膜がくっついたりすると、その臓器特有の働きに影響が出てきます。

いったんできた癒着は薬では治癒する事はできません。よって手術ではがすしか方法はありませんが、癒着の程度や広がり、医療者の技術によって、はがせない場合もあります。子宮内膜症の手術を困難にしているのは、この癒着です。

子宮内膜症と不妊 

July 21 [Sat], 2007, 15:47
子宮内膜症と不妊




不妊原因で最も多いのが原因不明の機能性の不妊ですが、その大きな原因の1つがこの子宮内膜症ではないかといわれています。日本子宮内膜症協会(JEMA)の調査では子宮内膜症患者の約半分が不妊を訴えているというデータもあり、不妊症と子宮内膜症との関係は深いことがわかります。

じゃあ子宮内膜症が妊娠に影響する因子はどんなものがあるのでしょうか?
箇条書きにあげてみました。

1)卵巣の病変(チョコレート嚢腫)

2)卵管や卵管采の癒着による卵子のキャッチアップ障害(卵巣から出た卵子を取り込めない)

3)マクロファージ等の免疫関連の亢進による障害(精子や卵子に悪影響がある)

4)プロスタグランジンやサイトカインの増加による受精卵やその子宮内環境への悪影響

子宮内膜症では、これらの要因が複雑に関わりあって、妊娠しにくい状態になっていると思われます。

次回は子宮内膜症の治療、そして不妊治療との関係について深く掘り下げて行きたいと思います。

子宮内膜症とは? 

July 21 [Sat], 2007, 15:44
子宮内膜症とは?

子宮のなかには、受精した卵が着床するためのベッドのような役割をする子宮内膜があります。子宮内膜細胞は身体の中でも最も細胞増殖の盛んな細胞で、エストロゲンの影響で増殖し高温期になってプロゲステロンの働きで増殖が止まります。
その本来、子宮のなかだけにあるはずの子宮内膜によく似た組織が、なんらかの原因で子宮の外側(卵巣、腹膜、直腸、膀胱など)に発生し、月経のたびに出血をくり返す病気が「子宮内膜症」です。
症状としては、強い下腹部痛、腰痛などの月経痛が約70〜80%の人にみられ、痛みは年数がたつにつれ強まっていくのが特徴です。進行すると、臓器が癒着をおこすために月経以外のときにでも下腹部痛や腰痛がおこることもあり、かなりつらい症状です。そのほか、性交痛や排便痛などがみられることもあります。

子宮内膜症が発生しやすい場所は骨盤に守られている下腹部の内部で、腹膜や臓器の表面(卵巣や子宮、ダグラス窩、腸や直腸など)、卵巣の内部、子宮の筋肉層、腹膜表面から少し内部などです。まれに肺やへそなどにも発生します。
子宮内膜はご存知の通り、月経周期にともなって一定の期間増えますが、妊娠しなければはがれて月経血となり、体外に排出されます。
しかし、子宮内膜症の病変部分もそれぞれの場所で似たような変化を起こしてしまいます。まるで、お腹の中にそれぞれ傷ができたようなもので、出血したり痛み熱を発したり、さまざまな化学伝達物質を分泌したりして、炎症状態を起こしています。