先週の土曜日に購買ネットワーク会というバイヤの交流会に参加。
熱気の模様はこちら
会はまず2年目バイヤの方のプレゼン「新人バイヤの忘れ物」
彼は配属前にバイヤの主な権限は発注先の選定と価格の決定と学ぶが、実際に職につくと、設計が仕様と発注先を決めてしまい、彼には価格交渉の余地がない。彼は前任者を踏襲し、設計に言われた通りにサプライヤを選択するという仕事を続ける。
しかし納得行かず、上司に相談。「バイヤに与えられた権限は、これを形式的なものにしてしまうか、実質的なものにするかはバイヤ次第。お前はどっちのバイヤになりたい?」と諭される。
そして周囲の優秀なバイヤを観察し、彼らがバイヤとしての存在意義を模索しつつ、設計と協議しながら最適サプライヤを選択するという仕事をしているのを知る。
彼は、配属前に思い描いていた「バイヤとしての誇りや、問題があれば変えていこうという熱意と志」を忘れていたことに気づく。
このプレゼンは非常に示唆に富んでいる
バイヤに限らず、日本企業は職務権限が明確でなく、お互いの守備範囲がこれまでの蓄積でなんとなく決まる。直材では、それまでのバイヤさんが気を抜いていると、設計が仕様、サプライヤ、価格を決定し、バイヤはソーシングの余地がなく、後は強引な価格交渉による若干の値引きと契約業務だけを行うという付加価値の低い役割に落とし込められる。
そういう状態に陥っている企業では、得てしてバイヤの評価が低く、調達・購買業務をマネジメントする事によって、コスト低減、品質向上、サプライヤとの協業による魅力ある製品・サービスづくりといった事により、企業価値が向上するという発想には至らない。
このプレゼンを聞いて、会の原点を再認識させられ、今後この会が目指す方向性がおぼろげながら見えてきた気はするも、まだ具体的にどうするかが見えないなーともんもんとしている内に、会はケースディスカッションに。
そして、そこでまたバイヤさんが直面している課題をまざまざと認識させられるのであった(続く…)