寝顔 

2006年04月14日(金) 1時05分
 彼がいるはずなのに、日が暮れた暗い室内に、明かりは灯っていなかった。
「お?」
めずらしいこともあるものだ、と。
普段なら獣並みの感覚で、寝顔、見せてくれないのに。
明かりを点けても、一瞬みじろいでそれだけ。
寝ているときは、年より幼く見えるもんだな。なんて思いつつ、暖まって桜色の頬を軽く撫でた。
紅を引かなくても、十分好みの色をした唇に、自分の唇をそっと、押しつけて。
 唇を放したら彼の瞳がこちらをみてて。
「お目覚めですか?お姫様?」
「ああ、どこぞの皇子が臭いことやってんのかと思ったぜ」
嗚呼、あの可愛らしい彼は幻?
そんなことを考えていると、今度は彼から口付けが。
そのまま深く深く貪って、キスの主導権を奪いさる。
やっと唇が離れたときには、情けないことに互いに息があがっていた。
「デュエル…寝ようぜ…」
やんわりと、彼の腕が首に回って、まだ睡魔の残る瞳が不敵に細くなる。
「おいおい、寝るだけじゃすまなくなる」
「なんだよ?別にいいんだぜ?ここは、寝るだけにあるんじゃないんだし。」
まるで淫魔。
誘われるまま、深く深く、ベッドに沈み込んだのだ
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