びいどろブログをご覧頂いている皆様。こんにちは。
随分と前に日誌を書いたきり久方ぶりの登場。
演出の中村房絵でございます。
ブログは役者紹介やバンド紹介でにぎわっておりますが、稽古も着々と…ええ。
着々と進んでおります。
人様から見たら全くできとらんじゃん、みたいな感じはいつものごとくですが。
中村の稽古場ではいつものことでございます。計画的に進まんとです。
が、目に見えんとこではいろんなものが…日々積み重なっております。
役者の顔が変わってくるのを見るのが好きです。
その瞬間を見ると背中がゾクゾクっとします。
人には押されると変化成長するスイッチが確かにありまして。
そのスイッチを探すべく、目に見えないもの相手に手探りの毎日です。
役者がつきつけられるのはどこまでも自分自身。
自分のショボさ弱さをつきつけられ、それをどうやって乗り越えるか。
芝居はどこまでも芝居ですが、その人自身を感じられる、役者の純度が高い舞台が私は好きです。
自分に出会う為、皆闘っております。
さて。そんな稽古三昧のびいどろ屋ですがこの日のメニューはと申しますと。
基礎練習後、エチュード。
エチュードは中村演出の定番メニュー。その役と自分の橋渡しをする、
とても繊細で贅沢な作業です。
そして否が応でも自分自身がモロに出てしまうけっこうキツい作業。
目的は「記憶」をつくることと、自分の中に「動機」をつくること。
うまくハマると、顔が全然違ってきます。
そこに立っている立ち方が全然違ってくる。
昨日にひきつづき吉本武史のとんとエチュード。
エチュードは即興なので、本当に奇跡のような瞬間に出くわす事があります。
これをお客さんに見せたい!といつも思うほど、その場でドラマが生まれて行くのは面白い。
本日のエチュードも宝のような瞬間を沢山見ました。
吉本武史。本当に凄い顔をする役者です。
これほどのエネルギーと特質を持った役者は滅多とおりません。
二日に渡るエチュードで、吉本のとんと、見えました。
あとはそれをどう舞台に乗っけるか。
皆様の目に、今日見た純度の高い吉本武史の何割を乗せられるか。
楽しみで怖い作業です。
今日はここまで。
マメにレポートできるように頑張りますじゃ。
中村房絵