90年代の日本SFとは

February 13 [Wed], 2013, 9:33
雑誌の休廃刊や新人賞の募集停止により行き場を失った若手・新人SF作家の受け入れ口となったのは、
ライトノベルや角川ホラー文庫(1993-)などの新興レーベルや、
日本ファンタジーノベル大賞や日本ホラー小説大賞などの文学賞であった。

ライトノベル系レーベルには野尻抱介、山本弘、嵩峰龍二、笹本祐一らが登場し、
SFやスペースオペラの要素が濃い作品を発表した。

日本ファンタジーノベル大賞や日本ホラー小説大賞からは
酒見賢一、鈴木光司、瀬名秀明、北野勇作など、
SF作家やSF的要素を含む作品を書く作家たちがデビューした。

1990年代後半以降は、ライトノベル系のレーベルや新人賞から
古橋秀之(1996年デビュー)や上遠野浩平(1998年デビュー)が登場して人気を博し、
大西科学や三雲岳斗らライトノベル系レーベルと一般レーベルの両方で活躍する作家たちの先鞭をつけた。

笹本祐一や野尻抱介などライトノベル系レーベルで作品を発表していた作家が、
一般レーベルで本格的SFを書きはじめるようにもなった。
1996年には早川書房のハヤカワ文庫から、森岡浩之が『星界の紋章』を発表した。

また、笙野頼子や久間十義のように、純文学とSFの融合を志向する流れ
(批評家ラリィ・マキャフリィは、ウィリアム・ギブスンの言葉を借り、
そうした兆候をアヴァン・ポップと呼んだ)も日本において新たに生まれてきた。


コスプレ
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:りんくん
読者になる
2013年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
最新コメント
ヤプミー!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/bhjut/index1_0.rdf