【BRIDGE 2000年5月 vol2/2】 

July 05 [Sat], 2008, 4:39
過去記事ってありがたいと思う今日この頃。
この記事のおかげでドクター・フィールグッドを知れてめちゃめちゃラッキーです(涙)



前置きはさておき、続きをどうぞ♪


【BRIDGE 2000年5月 vol2/2】

インタビュー=渋谷陽一
撮影=泰淳司

それが洋楽へ興味が移行したっていうのは、何かきっかけがあったの?

「それはダムド。なんか、ポップだなあと思ったのかな。ジャケとか。あとはクラッシュとか」

セックス・ピストルズがないってのは面白いよね。

「ピストルズは、結構後のほうになってから聴いたんですよ」

当然知ってたんでしょ?

「うん。でもなんか…」

ピンと来なかったでしょ?

「ハードロックみてえだなあと思った」

そうだと思ったんだ(笑)。後から効いてどうだったの?

「いや、でもいいなあと思ったけど。ギターがでかくていいなあと思った」

そう?やっぱヴォーカルじゃない?

「うーん、でも俺が聞いて、いいと思ったのはやっぱギターだった。っつうか、ギターの音がいいと思った、デカくて。ダムドとかギターちっちゃかったりするし。ピストルズのほうがぱっと聴いたときにはハデに聞こえる」

ああ。パンクのスカスカ感がないよね。

「うん」

で、チバ君の今までのいろんなインタビュー読むと、「俺はパンクは好きなんだけども、反社会的なメッセージとか怒りとかはどうでもいい」ってわざわざ言及してるのを見て、面白いなあと思ったんだよ。メッセージ性とパンクっていう関連付けがうざったいと、そこをどうこう言わなくてもいいじゃん、というあなた自身の反発があるのかなって気がしてたんだけど。

「いやあ、そこまで考えてなかったなあ。そういう意識があったのかな」

そんなことは関係ない?

「うん、関係ないと思うんですけどね」

あふーん。で、それからドクター・フィールグッドを聴いてショックを受けたわけじゃない?改めて訊くけども、それはチバ君にとってどういうものだったわけ?

「どういうっつうか、あのバンドがなかったら今の俺はないって感じですね…うん」

それまで聴いていたパンクとは何が違ってたわけ?

「やっぱ7thコードとか、そいう感覚もあったし…何がどうっつうのはあんまりよくわかんないけど、とにかくショックだった。『こんあかっこいいもんがあんのか』って」

「やるぞ俺も!」みたいな?

「うん、やるっつうか…ちょっと並行して、なんかガレージとかストーンズの初期とか、ヤードバーズとかフーとか。フーのかっこよさとかもわかってきてた頃だったから…すげえと思ったな」

へえ。面白いのはさあ、時間軸的に言うと、フーとかストーンズを否定する形で出てきたものなわけじゃん、パンクって。

「うん」

その中でもドクター・フィールグッドは古くてパンクでも保守的な部分に属するわけですよ。だから「ドクター・フィールグッド聴いてたけど、これからはクラッシュだろう、ジャムだろう、ピストルズだろう」っていうのが僕ら世代の流れなんだよね。チバ君はパンクからフィールグッドに行くという、俺たちから見ると揺れ戻しみたいな動きがあって、それが面白いんだよね。

「でも俺らぐらいの、30代前半の奴ってみんなそうですよ。最初パンクがあって、そっから遡っていくっていう」

そうみたいだね。チバ君にとってはフーやストーンズよりもよかったわけ?

「俺は―まあ優劣はつけるつもりはないけど―どっちか取れって言われたらフィールグッドを取る」

ほおー。いまだにフィールグッドはいいって感覚は全く変わってない?

「変わんないですね」

へえー。

「昔いいなあと思ったもので、今聴いて『これはいまいちだな』と思うものはないっすね」

ほおー。いいと思うものがどんどん増えてくる感じなんだ?

「増えてくるっつうか、あんまり最近は増えない(笑)、ここ何年かは。ずーっと聴くもん変わんないっす」

どの辺で止まっちゃったの・

「どの辺っつうか…や、別に聴かないこたないんだけど…自分でやってるほうがいいなと思うし」

はははは。例えばジャムなんて、ポール・ウェラーは延々変わっていくわけじゃん。それこそスタイル・カウンシルもいい、ソロもいい、とか思ったりしないの?

「いや、俺は好きですよ。でもやっぱジャムがいい」

じゃあ、フィールグッドがすごくよかったと。じゃあもっと遡れ、ブルースだ、っていうのはなかった?

「ああ。俺はねえ、それがないんですよ。もちろん黒人のやってるみたいなのも好きなんだけど、黒人の真似を一生懸命してる白人のバンドっつうのがすごい好きだったから。一生懸命叫んでるんだけど、なんか金切り声になっちゃうのが、なんか発狂してて好きがったんだよね。それがパンクな感じがして。ブルースとか言われても全然…マディ・ウォーターズぐらいしかわんかんないっすね」

ロバート・ジョンソンとかハマるかもしれないけどね。で、ミッシェルの一番特徴的なところは、ドライブ感のある、アグレッシヴな、ビートの効いたサウンドと、非常に暗い(笑)、内省的な歌詞なわけで―。

「そうかなあ…」

そうだよ。それが統一されないように見えて統一されている不思議な世界だと思うんだけども。歌詞を書く時っていうのはもう、一曲一曲に自分の思いを込めていく感じ?

「うん」

「俺はミッシェルではこういう世界をやるから、こういう感じで書こうかな」っていう、職業作詞家的な感じではない?

「や、たぶんどうじゃないとは思うけど」

例えば、そういう内省的な歌詞とロックビート云々みたいなこと言われると「勘弁してくれよ」って感じなのかな?

「別に…や、内省的な歌詞ってどういうのかよくわかんないし」

もっと簡単に言えば暗い歌詞。

「暗いかなあ…」

暗いじゃん。

「明るい…とは思わないけど」



ははははは。でも今回は明るいよね。だけど、これは今の到達点でさ。そこに至る過程では暗いと思うね(笑)。1枚目(『カルト・グラス・スターズ』)とか2枚目(『ハイ・タイム』)は真っ暗だよ。そう思わない?

「自分ではわからない…暗いのか」

暗い

「ふっはっは。そんな言わなくても」

タイトル並べただけでめちゃくちゃ暗いぜ(笑)。「どうでしょうかチバさんん。暗いと思いますか、明るいと思いますか」とか、一つ一つやろうか?帰るよな。

「はっはっは」

どうですか?

「…確かに暗い(笑)。“スーサイド・モーニング”とかあるもんね」

で、チバ君は今までに他のインタビューでおいしいフレーズをいっぱい言ってくれていえ(笑)。「毎日悲しいんだよ」とも言ってるんだけども。

「はははは。んなこと言ったかなあ」

言ってるよ。で、毎日悲しいんだろうと思うんだ。

「悲しいっすね」

ねえ?毎日悲しいんだと思うし、その悲しみと暗さっていうのはやっぱり、非常に正直に歌詞に出てるよね。

「でも、ハッピーな時もありますよ」

それはそうですよ、悲しいばっかりじゃ死んじゃいますもん。

「はははは」

だけどチバ君はすごく悲しいんですよ(笑)。だから悲しい歌詞をいっぱい書いてるんだろうと思うんだよね。

「…決めつけんの?(笑)」

そう、決めつけるんだ(笑)。そこがミッシェルの最大の魅力だと思うね。例えばチバ君的には、こういう文学的な歌詞じゃなくて「ロックンロール!前に行くぜOKベイビー!」みたいな、そういう歌詞でアルバムを埋め尽くしたいっていう願望はあります?

「いや、別に。そういうので埋め尽くしたいっていう気分はないっすね…そういうのはたぶん、できないんじゃないかな。だって歌詞を作ってると、こういうふうになっちゃうんだもん。ははははは」

非常に言いたいことのある歌詞ですよね。だから、言葉の響きを聴かせたいとか、ビートに乗ったときの感触を聴かせたいとか、それはそれで重要なんだけども、それでOKっていうもんじゃないですよね。

「うん。それだけだと嫌なんだよな…嫌っつうか、それだけのは作れないな…でもそういう部分も、ないことはないですよ」

だけど基本的にはいいたいことを伝いたい歌詞ですよね。

「うん」

それは曲を作るようになってから一貫して変わんないですか。

「変わんないっすね…変わんないと思う。より強くなってると思うし」

ミッシェルは攻撃的なロックンロールで、ライヴ最高で、それにみんな熱狂してるって言ってるけど、当然そうなんだけども、基本的にはみんな悲しさに共感してると思うね。

「(笑)やだなあそれ」

かっこいいじゃん。

「そうかなあ」

(笑)だけど、昔の歌詞はそういう悲しさとか苦しさが、割とまんま散文的に出ていたと思うんですよね。それが作品を重ねるごとに変わってきた感じがするんですけどね。それは自然に?それとも新しいスタイルを作ろうということで?

「いや、スタイル変えてこうっつう気はないですね。自然に変わったんであれば…変わったっていう感覚があんまないから。変わるっつうか、もうちょっと先に行くっつうか、そういう感覚だから。それを変わったって言うんだったら…変わったのかな」

例えば今までは、“ドロップ”っていう世界を作ったとしたら「溶け出す」とかさ、「なめる」とかいうタイトルとか表現になってたと思うんだよ。それが「ドロップ」っていう名詞になった。ここに限りない進歩があると思うんですけど。俺の言ってること、わけわかんない?

「や、なんとなく」

今回の作品は、歌詞の名詞化が進んでるよね。かつては散文的に悲しい気分を表現してたのが、今回は名詞をガンガン並べることで、同じ気分を喚起させてるんだよね。

「はあー、難しいこと考えてんなあ(笑)」

俺は歌うたわねえからさ、そういう余計なこと考えて金稼いでるわけですよ。

「でも言ってることはわかる。ああ、なるほどねえ…へえ」

あなたの貸しってすごく洗練されてきてるよね。それは意図的にやってんのかなと思ったんだけど。結果なってるだけ?

「結果なってますねえ(笑)意図的にやってたらすげえなあ」

それの究極が“ドロップ”だよね。暗いとか悲しいとか言わせない…隙がどんどんなくなってきてるよね。で、結果、曲は暗くて悲しんだよね(笑)。

「(笑)そうかなあ」

“ドロップ”暗いよなあ。

「えー!?暗いのかあ…」

重いって言ってもいいけどね。どうせ訊いても答えやしないだろうけど―何が言いたかったんですか?≪神の手は/にじむピンク≫って(笑)。

「はははは。いや、そのまんま」

はははは。言うと思った。

「(笑)ほんとにそのまんまなんだけどな」

そのまんまだと思うね。だけど、これしかないんだよね。

「ないすね」

ねえ?それで…また証拠ばっか並べて申し訳ないけども、「歌うことによって自分は世界と馴染むことができる」って―まあ俺的な言葉の言い換えはあるけれども―言ってるんだよね。自分にとって気持ちの悪い現実とか他人とかと、言葉に出して歌うことでなんとか折り合うことができると。

「そんなこと言ったような気がする」

(笑)だから逆に言えば、歌えないと結構きついってことなのかな?

「どうなんだろうなあ…今はバンドやってるからいいかもしれないけど…まあ今はなくなった時のことは考えてないから。歌てないとダメっつう感覚ではないかもしれないけど…でも何かしらないとキツいかなあとは、言われてみれば思うけど」

そういう切迫感が歌詞に出ていて、だからこそ人を打つと思うんだけども。フィールグッドに出会った時も、そこでようやく自分とジャストな、世界と折り合える装置を見つけたんだと思うんだけどね。

「どうかなあ(笑)。そこまで意識してないけどなあ…まあ俺にとっては大事なもんだけど」



だから、「あ、俺ってこういうロックンロールが好きだったんだ」っていう発見のしかたじゃなかったと思うんだよ、ドクター・フィールグッドって。「この形だよ!ここがこう曲がってて、っこが三角でさ、これ!このかっこよさが俺と世界を繋げてくれるんだよ」っていう、そういうもんだったんじゃないかなあって気がするんだけどね。だからそのルーツとかはどうでもいいんだよね。

「ああ、そういうのはあるかな」

そこまで大袈裟な話じゃない?

「と思うけどなあ。でも、言ってることはわかりますよ。ルーツがどうのこうのっていうのはあんまり関係ないっていうのは。ブルースとか聴かないってのも、言われてみれば『ああ、そうなのかな』とも思うし」

「その代わりドクター・フィールグッドのサイズと角度のチェックは全部やるぞ、徹底的に!」みたいなさあ(笑)。

「はっはっは。うん。まあよく聴いてましたけどね」

やっぱりミッシェルの表現っていうのは呼吸装置の作り方だと思うね。より自分の体に合った…悲しいチバ君がいかに世界と折り合えるかっていう(笑)。その悪戦苦闘のドキュメントだよね。

「…そうだったのかあ(笑)」

そう思わない?だってそれはもう自分でいつも思ってるでしょう。

「どうかなあ…うーん、わからん!」

だけど、やっぱりミッシェルの歌詞は「俺はイカしたロックンロールを作りてえからガンガン言ってるだけ」っていう発言では全く収まりきらないものだよね。

「うん。でもそれでもいいと思うんだけどね。そういうふうに思ったら、それでいいと思うし」

うん。で、『カサノバ・スネイク』は、悲しい歌詞がどんどん減って、より一層悲しくなったアルバムなわけだよ。

「ははははは。ガーン!」

はははは。かっこいいじゃん!

「そうだったのかあ…」

で、さらに言えば、ミッシェルってファッションも独特じゃない?あのスーツの佇まい、ファッションだけで想像する音楽の間には相当温度差があるとおもうんですよ。よりモッズ的なもの、ロックンロールなものを連想すると思うんですよ。だけどスーツじゃないと嫌でしょ?

「うん…だから何ってわけじゃないんだけど。でもやっぱりスーツが好きだな」

それもブルースの話と一緒で、スーツもよりディテールに凝ってファッションを徹底的に研究して、っていうんじゃないんだよ。スーツなんだよ(笑)。ドクター・フィールグッドと同じなんだよ。

「(笑)そうか」

ファッショナブルにお洒落に、人前に立つ以上それなりにヴィジュアルコンセプトを決めて云々っていう発想とは全然違うよね。

「うん…なんか、バキッとしててかっこいいじゃんっつうだけなんですよ」

これも本人は認めないけれども、俺的な言葉に置き換えると、これはチバ君が世界と向き合うときの戦闘服なんだよ。

「はははは」

これじゃないと闘えないんだよ。というか、これだと闘えるんだよ。

「(笑)まあ、私服ではライヴやらないな」

やらないと思う。それは世界との正しい向き合い方じゃないんだよ、あなたにとっては。

「じゃあ、普段の俺はどう向き合ってるわけですか?(笑)」

やっぱり悲しいと思って暮らしてるんだと思うよ(笑)。でもそれだけじゃ嫌なわけじゃない?闘わないと、現実と。それがミッシェルなんだから。だけどそこにはチバ君の悲しみに合った戦闘服と、音楽と、歌詞がないと、チバくんの悲しみはどうにもならないんだよ(笑)。

「ははははは」

だから圧倒的にオリジナルなんだよね。そこに共感して、悲しい仲間がたくさん寄ってくるわけだよ(笑)。

「悲しい仲間ってやだなあ」

というか、現実と闘おうと思ってる仲間が寄ってくるんだよ。どこにも逃がさせない、「ここで闘えよ、お前ら!」っていう音楽だよね、ミッシェルは。あなたが不幸な代わりに音楽はすごくいいよね。

「(笑)不幸だったのかあ…」

あなたの言葉で言うなら「悲しい」んだけども。あなたは悲しみがあまりにも大きいから向き合わざるを得ないんだと思う。

「ふーん…」

だからアメリカだって行けちゃうんだよ。10人だっていいんだもん。この現実と闘うことが目的なんだから、戦場はどこだっていいんだよね。

「…」

(笑)まあ、今日はこれくらいで。初対面なので、私も遠慮気味だったんですけど―。

「うっそお!?(笑)」

はははは。

「なんでロッキング・オンてこうなんだろうなあ…」

というか、俺が原型だから(笑)。まあ明治学院(大学)の先輩・後輩のよしみでチバ君。

「はははは。卒業してない奴は先輩じゃない(笑)」

そうか(笑)。まあ遠慮気味だったわけだけど、ぜひ次回からはガッチリと行きたいですね―なに疲れてんの?

「疲れたあ…」

ほとんど俺喋ってたじゃん。

「いやいや(笑)」

面白かったですよ、私はとっても。

「いや、俺も面白かったですけど(笑)…余計に悲しくなってきた」
end…..



【おまけ】取材日記

奇しくも『カサノバ・スネイク』発売日の撮影。ロッキング・オンには取材で何度も来ているチバさんも弊社ビル屋上は初めてらしく「あれ新宿?横浜まで見えるんだ?すげえ」と子供のように地上数十メートルのパノラマに見入っていました。が、その元気も取材が終わるとどこへやら。渋谷の2時間に亘るインタビューに、口数は少ないながらもマジで全力で答えてくれたらしく、帰りは別人のようにぐったりした足取りで去っていきましたとさ。

【BRIDGE 2000年5月 vol1/2】 

July 03 [Thu], 2008, 2:18
雑誌の整理がてら、もうsold outになっている雑誌をデジタル化したい衝動にかられ(笑)第一号はThee Michelle Gun Elephant
チバさんてすごいですね。過去記事を読めば読むほど興味が増してきます
というわけで、2部構成で掲載します。今回は第一部です。



【BRIDGE 2000年5月 vol1/2】

インタビュー=渋谷陽一
撮影=泰淳司





いよいよBRIDGEにミッシェル登場である。雑誌やHP上に予告が掲載されたとたんに、ファンの方や読者から「楽しみにしている」という反応がたくさん届いた。しかしこの「楽しみにしている」のニュアンスがどうもミッシェルの場合、他のアーティストとは違うようだ。つまり楽しい話や興味深い言葉を期待するということだけでなく、果たして会話が成立するのだろうか、途中でチバが怒って帰るのではないか、渋谷陽一は最後まで殴られずに自分のインタビューができるのだろうか、といった通常の取材とは違う関心を持たれているのだ。楽しみというより心配といったファンの声も少なくなかった。

実際のインタビューは大方の予想通り、渋谷陽一が一方的に喋り、それをチバが首をかしげながら、肯定したり否定したりする、というものになった。ファンから「インタビュアーの発言を読みたいんじゃねえ」とお叱りのハガキをいただくのは十分承知でこうなってしまった。正直言って、そんなに高い点をもらえるインタビューではないかもしれない。

ただ、一種神格化され、誰も突っ込む人間がいなくなることによって、本来のミッシェルの魅力が見えなくなるのにはストップをかけたい、そんな気持ちがそうさせたのだ、という言い訳はさせてもらいたい。

果たして活字インタビューから伝わるかどうかは分からないが、インタビューはとてもいいムードであった。本人も楽しんでくれたと思う。取材後「チクショー、酒が飲みてぇ」と笑いながらチバが言っていたが、実際他のメンバーと朝まで飲んだらしい。インタビュアーとしては最後の2行の発言、それをチバの口から言わせたという一点で合格点をもらえると思っているのだが、読者の皆さんの採点はどうだろう。





以下本文。

いろんなところで喋ってるけど、アメリカツアーはどうでした?面白かった?

「うん。やってる時は…でも毎日移動で、移動とライブしかなかったから。まあ楽しくはないけど面白かったっつう感じかな」

車で移動してたってすごいよね。

「普通は車じゃないのかな」

というか、細かくライブハウス廻んないから。普通、飛行機で行っちゃうから。

「ああ、そうだね。まあでも車で廻ってよかったですね」

やっぱりどういうムードが、アルバムに出てる気がするよね。“GT400”なんてモロにそういう感じがするけど…本人的にはそうでもないの?

「うーん、本人的には全然。よくそういうふうに言われるんだけど。『そうなのかなあ』と思うぐらいで(笑)」

客のリアクションはおうだった?ライブの本数を重ねていくにつれてノリがだんだん分かってきた。みたいな?

「いや、最初っから一緒ですけどね。だんだん、徐々に盛り上がってくるんですが」

最初の何曲かは様子を見る感じなんだ。

「うん。で、3曲目ぐらいからこう、暴れる奴とかいて。『いいなあ』と思って」

最後は結構わーっと盛り上がるんだ?

「うん。必ず『more、more』っつって。ウオーッって終わりますけどね」

へえー、すごいねえ。

「すごいのかなあ(笑)」

すごいんじゃない?相当シビアだよ、アメリカの客って。

「うん、なんかそういうこと言ってる人もいたから、『ああそうなのかなあ』と思ったけど。まあでも、飲み屋みたいなとこだから、みんな酔っ払ってるし、もっと聴きたいんじゃねえかなと思って」

はははは。キャパは何人ぐらいのところでやってたの?

「もうバラバラですよ、大きさは」

じゃあ小さいところではほんとに少ない客の前でやったりもしたの?

「うん、10人ぐらいとか」

10人(笑)。「なんで俺たちアメリカくんだりまで来てやってんだよ」って気分にならない?

「んー、一瞬なったんだけど、でも『いいや』と思って」

はははは。だって1回ライブやるためのエネルギーって、10人だろうが1000人だろうが一緒でしょ?

「うん」

日本にはミッシェルを待ってる客が山のようにいて「観れない」ってブーイングしてるのに、「なんで俺たちアメリカで10人相手に」って…エネルギーの無駄だって思わなかった?

「エネルギーっつうか『意味あんのかな』とは思ったけど…意味がなくてもとりあえず、行っちゃったからねえ。いいやあと思って。それで『もう二度と行かねえ』とかいう話になってもいいと思うし」





はははは。途中で帰ろうとか思わなかった?「やめようぜ」みたいな。

「やめようとは思わなかったな」

ふーん。それはやっぱり「決まったことだから」って感じ?

「うん…やるってきめてたってのもあったし。途中で帰るっつっても、なんかやだしなあ。やめようとは思わなかったな……まあでも日本でもずーっとツアーやって、またすぎ出たから、もうちょっと間があってもよかったかなと思ったし。もうちょい余裕があればいいなと思ったけど」

なるほどね。で、なんでそういうことを訊いたかっていうと 普通やんないと思うんだ。ミッシェルぐらいの、ある程度のステイタスがあってレコードも売れて、日本で客が溢れ返っているバンドが「じゃあアメリカ行って、パブで10人の客相手でやる?」って提案されたら、とりあえず断ると思うんだ。だけどね、ミッシェルはやるんだと思うんだ。

「はははは」

(笑)「冗談じゃねえ」と思っても きっと思うんだろうけれども やると思うんだよね。そこが面白いよね。

「え。普通じゃないの?」

普通じゃねえよ、そんなの。それなら「日本でやる」とか「休みよこせ」とか、普通は言うよ。そう思わなかった?

「全然。『ああ行く行く』とか言ってたよ」

はははは。だから、「普通やんないですか」って今言ったじゃん?普通やんないよ。俺100%保証するよ(笑)。

「みんなやればいいのに」

やればいいよね。あとやっぱり、一回一回盛り上がったのが良かったんだよね、絶対。客引いてたら「帰る」って言ったと思うな。

「ああ…………客が引くとかって、あんま考えてなかったしな」

そこがまたすごいよな(笑)。普通考えるよね。「俺たちアメリカでウケんのかな」とか「大丈夫かな、英語わかんねえし」とかさ。そういう不安はなかったの?

「だって最後のほうとか、日本語で喋ってたしね。『イエーッ!』って盛り上がってたし。でも…まあ最初からそうだとは思ってたけどな。どこでやっても一緒だなあと思って…でも、どこでやっても一緒なら別に行かなくてもいいんだよな」

(笑)そんなことはないと思う。「どこ行っても一緒」って行ったけど、海外ツアーやったミュージシャンが言う感想としては一番かっこいい発言だよね。本人は全く認識してないだろうけどさ。ポアダムズにしろ少年ナイフにしろ、過去アメリカでそれなりの成果を収めたバンドはあるんだけれども、あなたたちは日本である程度ポジショニングを持ちつつ向こうで10人のゲロまみれの客相手にやって「more、more」と言わせたわけじゃん。それで「どこでも一緒よ、日本語でMCしてるし」みたいな(笑)。事実を言ってるだけなんだけど、一番かっこいいよね。健全だしさ。その常識がないところが。

「いや、でもそんなもんなんだろうと思うでしょ?」

思わないよ。普通やんねえよ、だって。そんな奴見たことないでしょ?日本では。いたとしてもまあ本当の新人ね。とりあえずオリコン5位以内にいるバンドでそういうことやった奴は絶対いないと思うよ。

「え?オリコンの5位以内なの俺ら」

マネージャー「『チキン(・ゾンビーズ)』が5位」

「マジ?…でも、また機会があれば行ってみたいなっつう気はするけどなあ」

すごいよねその辺が。なんかインタビュー読むときさ、チバ君ていつも「やろうと思ったらやるし、思わなきゃやらない」みたいな感じだから、「愛想ねえ奴だなあ」と思ってさあ。めんどくせえからこう言ってんのかなと思ってたんだよ(笑)。だけどほんとにこういう奴なんだねえ。

「(笑)…うん」

(笑)まあ初対面だからいっぱいいろんなことを訊きたいんだけども。音楽体験は最初パンクだったわけ?

「パンクですね…ダムド、バズコックス、アディクツとか。あとジャム。でも何でも好きでしたけど…その前はめんたいビートですね。中学ぐらいで」

モッズが好きだとか言ってたね。

「うん。モッズ、ルースターズ、ロッカーズはやっぱ。友達みんな聴いてましたね。」

日本のロックからなんだね。やっぱりビートがよかったの?それとも全体の世界観がかっこよかったの?

「うーん、やっぱ音じゃないかなあ。あとはジョニー・サンダースとか。ストレイ・キャッツが少し流行ってて。そういう感じっすかね」



to be continue【BRIDGE 2000年5月 vol2/2】

【TEARDROP】 

June 28 [Sat], 2008, 21:20
【TEARDROP】



やばいですね(笑)このアルバム。
すごい今更なんですが♪

特にお気に入りは

バブスチカ
ジェリーの夢
KAMINARI TODAY

で、すごくいいです。胸がキュンっとしちゃいますね・・・。

すごく真っ直ぐな感じがするんですよね。
あーギター欲しい・・・・。

吉井さんの曲たちは、
「聴き入るもの」
って感じがしていてそう思ったことはないんですが、チバさんの曲は、弾きながら歌えるようになりたいと思っちゃったんですよね・・・・。



あ、ギター弾きたいと思ってから感じたんですが。
吉井さんの(正確にはロビンソンの・笑)フェニックスって弾いたら気持ちよさそうだなぁって。



ソロになってからってバンドスコア出てるのかなぁ。
あ、シュレッダーも弾きたい!!!

なんでロックってこんなに幸せになれるんでしょうね・・・。
早くギター買わなきゃ・・・♪

【Last Heaven's Bootleg】 

June 27 [Fri], 2008, 19:15
チバさんカテゴリー作ろうかな(笑)っていうくらい、
Thee Michelle Gun Elephantも含めて大量に今聴きまわしてます♪



それにしても、ライブってなんでこんなにアドレナリン出るんでしょうね・・・。
You tubeやニコニコ動画があってくれたお陰で、よりアーティストのことを調べられる世の中になってくれたことに感謝です。


ここ最近チバさんに嵌っていることを周りに語ると、なぜか
「何で?」
と聞かれます・・・・。
こっちこそ何で?なんですが(笑)



母親は
【ロック=吉井さん】
と思っている節があるようで・・・・。

「風邪引いた吉井さんみたい・・・・」



と真顔で言われたときは・・・ツボに入りました(笑)
確かにチバさんだみ声だけど!!!そこがいいんじゃんっ!つーか風邪声って(笑)

まぁ、周りに何を言われようがチバさんかっこいいし。
いいんですけど。

確かに吉井さんの秋っぽいロック感と似ているものが、あるような気はします♪
ロンリーなロック感というか、排他的というか。
ちょっと遊びのある曲もあるし



あぁ、吉井さん次どんなアルバムにするんだろう

早く吉井さん聴きたいなぁ・・・・

【カレンダーガール】 

June 25 [Wed], 2008, 13:34
MOTEL RADIO SiXTY SiX2008.7.09 out !

に入っている曲なんですが、PVがめっちゃはっちゃけてて大好きなんです!!





01. カレンダーガール
02. 6つ数えて火をつけろ
03. ガーベラの足音
04. ラリー
05. LUCCA
06. ピスタチオ
07. SHINE




チバさん目が酔っ払ってるところとかもあって、なんかいいですよね。

そういえば、吉井さんは髪型を「モヒカン」にされたらしいし

ちなみに、めちゃくちゃカッコよかったんですよ
あのスタイルでのライブが見てみたいです


ロックだなぁ(笑)二人とも♪

【吉井さんとギターと・・・・♪】 

June 20 [Fri], 2008, 3:38
そういえば、あんまり吉井さんのギターって気にかけたことがなかったなぁ(笑)と急に思いたち。

ひさしぶりに、イエローモンキー時代のGIGSだったり、会報だったり色々みてしまい・・・・。

こんな時間にアップしちゃいました(笑)


実は今。すごぉ〜くギターが欲しい衝動にかられていまして・・・・
そんな興味の移り変わりで、吉井さんのギターについて調べようと思ったんですが。

ギターのメーカーっていっぱい種類があるもんなんですね

シャーベル



ギブソン



フェンダー





などなど

調べていたら頭が痛くなってきました(笑)


その下調べで(笑)
久々に吉井さんの携帯サイトのBBSを2007年のリニューアル以降から全部読んだんですが。

「吉井さんて本当に優しすぎるんだなぁ」っと切なくなっちゃいました

そりゃ辛くなりますよね・・・・。


なんでミュージシャンは画家や芸術家など《アーティスト》に属するはずなのに「絵」や「アート」の様に「音楽」だけで評価されないんでしょうねしかも、音楽以外のことで心労になっていることが多い気がします


「容姿」については、確かに表現の中に含まれますから、批評される可能性もあると思いますが、「人間性」とか「私生活」とかは別のものですよ

特に、ネットはPC・携帯などの媒体を問わず、言葉の「凶器」にもなるし、デジタル化されてしまうことで「自分の言葉でない何か」に文字が変換されて、第三者が読んでどう思うか、言われた人がどう感じるか、を実感できない現象が起きている気がします

自分の文字ではないから、責任を持たなくていいわけでも、表現の自由は限度を逸脱していいわけでもないはずなのに・・・



って

ギター話から話がとんじゃいました(汗)


吉井さんのギターはやっぱり

「エレキギター!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


って感じがしますね(当たり前ですが♪)

グレッチに可愛さを感じてしまう私は、どのメーカーのものでも

「ホロウタイプ」
(画像はグレッチ)



に魅力を感じてしまって(笑)

なんだか、ヴァイオリンみたいでよくないですか?

って、結局吉井さんのギターじゃないのにしそうな自分がいます(笑)

音とかで選べないんですよね、まだ・・・・


吉井さんとか音のよさとかでギター購入されてるんですね

プロってすごいなぁ

今日もご一読頂きありがとうございました。
べちこ♪

【The Birthday】 

June 16 [Mon], 2008, 7:47
6月13日(金)



行って来ましたょ・・・

【Black Royal 12 Nights】



初 生チバユウスケさんです(笑)
吉井さんのライブまで長いし・・・
なんだかウズウズして 友達を誘って初参戦してきました。

それにしても、アーティストによって客層ってこうも違うものなんですね・・・
吉井さんのライブ以外は、あんまりロックテイストあふれる(笑)アーティストのライブは敬遠していて・・・。
 理由はないんですけどね
 今回の会場のようにZEPPなどのスタンディングだと、モッシュやダイブがもしあったら怖いなぁと思って、2階席でチケットとって正解でした

 「・・・・・は、激しい(汗)」

っていっても、2階席でガンガンヘドバンしまくっちゃいました しかも、Olieveが聴けたし・・・・(涙)
えぇ、泣きましたともっ!!(笑)
チバさんの声って本当に独特ですよね。頭の芯がくらくらする感じがしました。やっぱライブって最高です。



【Black Royal 12 Nights Zepp東京 セットリスト (RO69即日ライブレポート参照)】

1.6つ数えて火をつけろ
2.モンキーによろしく
3.焦燥のバラッド
4.NIGHT LINE
5.カレンダー・ガール
6.FUGITIVE
7.LUCCA
8.ガーベラの足音
9.ラリー
10.DISTORTION
11.BABY TONIGHT
12.WONDERFUL AMAZING WORLD
13.OLIVE
14.KIKI The Pixy
15.SHINE
16.プレスファクトリー
17.PARTY PEOPLE
18.Nude Rider
19.アリシア

アンコール1
20.stupid
21.新曲
22.MEXICO EAGLE MUSTARD

アンコール2
23.ALRIGHT






好きとか、感動したとかいいながらまだバースデイになってからの楽曲は聴き込んでいないんですっ(汗)恥ずかしいぃ・・・・

ちなみに現在のマイブーム曲は

・BIRDの「カリプソ・ベイビー」



・・・って、ROSSOだし(笑)

聴いて感動した、
・「オリーブ」



って言いたいんですけど、会場限定発売のものだとは露知らず・・・・・・。
 次のライブでは絶対購入しますっ!!!!!!!!!

あぁ・・・次のライブは9月なんですよね・・・・。
また2階席取れるかなぁ。

 お祈りしつつ♪


今日もご一読いただきありがとうございました♪
べちこ♪

【The Raconteurs】 

June 12 [Thu], 2008, 11:19
コンソーラーズ・オブ・ザ・ロンリー衝動買いしちゃいました





これ超イイです





【The Raconteurs】は


ザ・ホワイト・ストライプスのメンバーの
ジャック・ホワイト
ジャック・ホワイトと仲の良い、
ブレンダン・ベンソン(g&vo&key)
オハイオ出身のガレージロックバンド  ザ・グリーンホーンズのメンバーの
ジャック・ローレンス(b)
パトリック・キーラー(dr&per)




シンガー・ソングライターが、ジャックとブレンダン2人のによるソング・ライティングっという


4人組みからなるバンドなんですが



ホワイト・ストライプス聴いていなかったんですけど

今リピートで毎日流してます

ホワイト・ストライプスも聴いてみよ


それにしても・・・・・・。
吉井さん・・・・・3月までアルバム待てないですよぉ・・・・・・・・


あ〜・・・・・・タワレコ行ってこよぅ




今日もご一読頂きありがとうございました♪

べちこ♪

【Winger/Van Halen/Sting】 

May 28 [Wed], 2008, 12:33
どうも


ここ最近ゲームと、吉井さんのDVDにはまっていて、
英語の勉強も怠りがちな今日この頃(笑)



友達からおススメCDを借り受け、ダウンロードしてみました。


・Winger


・Van Halen


・Sting


渋いですよね(笑)


好みだったりして

色々自分の好みを模索してみます

今日もご一読いただきありがとうございました


べちこ

【LIVE LIVE LIVE】 

May 22 [Thu], 2008, 16:30
やっと買ってきました


【LIVE LIVE LIVE】





4枚組DVDボックス(ブックレット付)なんですが、


もう、1万3000円安すぎですってくらいボリューム満点!!!!!



貫徹明けの次の日(昨日)の夜・・・・・・・




また貫徹しちゃいました


やっぱ次のツアーやライブもDHMのメンバーじゃなきゃいやです・・・・



ライブの興奮を思い出して変なテンションになってますよ(笑)



ライブ行きたい・・・・・・




私の周りには、吉井和哉狂い(笑){私も近いですが・・・・
がいまして・・・・・。


そのメンバーでライブまで間隔間隔が空くため、






「静岡 吉井和哉の縁ある名所をめぐる 静岡ツアー」




の計画を教えられ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




DVD見るまではあんまり乗り気じゃなかったんですよ。




でも行く気分になっちゃってます(笑)


ファンておかしいですよね・・・↓


どうしようか検討中です


よしっ次は「吉井武道館」見よう



今日もご一読いただきありがとうございました、

べちこ♪


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ヤフーにもブログを開設しています♪ http://blogs.yahoo.co.jp/betty7ayatty こっちの内容とかぶるので、どっちをどんな風にしようか暗中模索中なんです。 気分屋なので、ちょっとずつ変えていくと思います。 暇なときに読みにいらしてください♪
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