軽く泣いた
/ 2010年02月25日(木)
仕事の移動中に都心部の駅を通った。そしたらサラリーマンが下に転がっていた空き缶を蹴飛ばしてしまって、
カコーン
実にいい音が出た。
思わず缶が転がった先を見つめたんだ。
すると見なれないものが目にはいった。
駅の柱の影、
待ち合わせ中のOLの足下、
あまりにも自然に、
それはあった。
ゴミにもなれずに、
さみしそうに、
ただ呆然と散らかされていた。
それはバレンタインも過ぎはしたけれど、
ほとんど手をつけられていないチョコレートで、
ずさんに破かれたビニールの中、
ひとつかふたつくらいは減っていただろうか。
本来宝物になるはずのチョコレートが、
こんな雑踏の中ポツンとボロボロに捨てられている様はまるで『ほたるの墓』のラスト……
私は熱くなった目頭をおさえああかまめしたべたい
Posted at 02:08/ この記事のURL





